小沢健二さんの音楽には隙間がある。そこにある隙間で僕は踊ることができるし、考えることも……感じることもできるのだと思う。自由に。それは良質な文学のように僕のもとへと届く。ああ、心地好いというのはこういうことだなあと、からだの深いところで感じ取る。響く。文学的、素敵に、炸裂する。
日比谷野音でのスチャダラパーのライブが始まる。オザケンのライブでの出演も含めると今年4回目。たまに会う親戚よりよく会っている。ライブでは毎回、名曲「今夜はブギーバック」をゲストに無茶ぶりでボーカルを歌わせるのだが、ブギーバック30周年でオザケン本人が登場する予感がしてならない。
大瀧詠一さんと小沢健二さんくらいだろうな。突き抜けてる。