がんちち『さもあらばあれ』65歳からの作文
無計画に続けている note。これまでに富士山の記事をいくつか書いた。これからも何か書きそうな気がするのでマガジンを作ってみた。
愛知県に住む俄(にわか)歴史マニアの筆者が、近場の戦国史跡を訪ねて分かりやすく紹介します。
車での国内旅行を敢行した。細君とふたりの旅だ。 「敢行」などと大仰な言葉遣いをしたのは、日数も距離も長めだったから。 まず日数は5泊6日。行程は名古屋の自宅を出てから、三重⇒滋賀⇒京都⇒大阪⇒兵庫⇒鳥取⇒島根⇒広島⇒愛媛⇒香川⇒徳島⇒兵庫⇒大阪⇒奈良⇒三重➡帰宅というもの。12府県(延べ15)を経由し、1,345kmを走破した(大袈裟)。 「70歳までに北海道と沖縄以外の45都府県に行く!」 これは、以前の記事(⇩)に書いた私の小さな目標。 ※北海道と沖縄に行かない理由
大爆笑したい! 最近声を出して笑うことがめっきり少なくなった。 「フフフッ」「クスクス」「ハハハッ」ぐらいはあるが、 「ギャッハッハ!」はない。私が最後に爆笑したのはいつだろう。 少なくとも、今年私の腹がよじれたことは一度も無い。 一説によると、小学生は一日平均300回笑うそうだ。 それが20歳になると20回、70代の平均は一日たったの2回だとか。 そう、笑わなくなることは、明らかに老化なのだ。 老人は何故笑わなくなるのか。私を例にして考えてみる。 ① 老人のまわり
『超町人!チョコレートサムネット』という「チョコレートプラネット」がMCをする名古屋のローカル番組がある。"サムネハンター" と称するロケ芸人が毎回ひとつの街を探訪し、その街のサムネイルになりそうな特異な経歴や特技を持っている人を見つけ出して紹介する番組。 *** 2週間ほど前の昼下がり、我々夫婦と孫(♂4才)の3人が「ステーキのあさくま」での昼食を終えて車に乗り込もうとしていると、街ブラロケと見られる一行が近付いてきた。先頭を歩くのは「たんぽぽ」の川村さんだ。 「チョコ
以前の記事でこんなことを書いた。 「戻りたいと思うほど今より幸せだった過去は無い」 「やり直したいと思うほどの大きな後悔は無い」 決して強がりではない。戻ってやり直したとて、今より良くなるとは限らないし、「すごく後悔していること」「やり残してしまったこと」「特別に不運だったこと」は過去を振り返っても見当たらない。 しかし「残念だな~」「口惜しいな~」と沁み沁み思っていることが一つだけある。 それは「毛量」。そう「毛量が少ない」こと。もちろん端っから少なかった訳じゃあない
私はイヤなこと、困ったこと、不快なことがあればすぐ口に出すタイプ。 そう、ブツブツ弱音を吐きながらも最後まで頑張る、映画「ダイハード」のジョン・マクレーン型の私は、この頃のべつ「暑いょ暑いょ~」とひとりごち、「暑い ‼ 熱ーい!」と叫びながら暮らしている。 そんな猛暑に生きる初老の者(私)をとりとめもなく書いてゆく。 ***** タイ語の勉強を続けている。寝る前や早朝起き抜けに少しやったり、仕事中の空いた時間にも努めて触れるよう心掛けている。YouTubeで私が師事する
前回の投稿で私は、老いの顕著な症状「記憶力の衰え」に抗うと勇ましく(?)宣言した。具体的には、脳の活性化を図る為に「タイ語を勉強する!」というもの。以来毎日タイ語に触れるよう心掛けていて、最近僅かだが手応えを感じたりもしている。ちょっと嬉しい。うん、続けられるかもしれない。 頭も体も使わなければその機能は衰える 「体力の衰え」は、私が抱いているもうひとつの重大危機アイテム。 そして「使わなきゃ使えなくなる」は、人の体における絶対的な真理。 孫と公園に行って鉄棒を前にし
ちょっと前の記事に私は私のことを‥‥ 「危機感と向上心は持っているのに意思が弱い人」と書いた。 noteの記事で自らの過去を振り返り、掘り下げていくと残念ながらそんな人物像に行き着く。 最も強く抱く危機感は、言うまでも無く 老いによる衰え だ。 そいつは 緩やかだが着実に進行している。やむを得ないことと承知してはいるが、指を咥えて見ている訳にはいかない。持ち前の 向上心を発動して、少しだけでも抗いたい。 「頭も体も使わなければその機能は衰える」ことは自明の理。 そして
ある画像を捜すために、USBメモリーを保管している箱をひっくり返していたら、懐かしいものを見つけた。白地の本体へ赤字で直に「2016.8.6.おつかれさま会」とある。 それは8年前私が定年を迎えた時、後輩たちが催してくれた慰労会 (みたいな集まり) の記録だった。中身を確認してみると‥‥ 画像が14枚。会場は日本料理店の個室(座敷)で、前方にビデオモニターが設置されている。メンバーは私を含め13人だったようだ。 動画が5本。参加者ひとりひとりからの私へのコメントと、私から参
他人に言われたらイヤな言葉がいくつかある。 「ダサい」「ウザい」「面白くない」「頼りない」「気が利かない」「優しくない」「男らしくない」等々。 そしてもうひとつ。「持ってない」とは言われたくはないし、思われるのも嫌だ。ここで言う「持っている」は「所有している」ではなく「目に見えない特別な力や運」のこと。 最近私は、高校時代からの友人でゴルフ仲間の C君から「雨男」の謗(そし)りを受けている。今年彼とのゴルフは3回とも全て雨。1回目は間断なく降る小雨、2回目は予報よりも降り
前回投稿から1ヶ月が経過した。最近はかなり note から遠ざかっている。いくつか下書きはあるが、「軽くユーモアをまぶした老人の自虐ネタ」ばかり。自虐は掘り下げて下処理するのに少し覚悟が必要で、どうも気が向かない。こういう言い訳ばかり言っている。 このまま note から離れてしまいそうで怖い。今日細君は出掛けていて、私は何の予定も無い日曜日。皐月賞までの数時間に取り敢えず何か書いてみようと思い、久しぶりに机に向かっている。 *** 薄々気付いていたが、最近確信に変わっ
私にとってこの4年はとんでもなく早かった。 中国武漢で働いていた私は、コロナから逃げるように職を辞し、日本に舞い戻った。やり残した何かに結着をつけたいと思い、一大決心をして渡った中国だったが、滞在期間はたった一年。志半ばのリタイヤだった。それから4年が過ぎた。 「齢を取るにつれて時間の流れが早く感じる」とはよく言われること。 19世紀のフランスの哲学者ジャネーさんは、「人生のある時期に感じる時間の長さは年齢に反比例する」なる法則を説いているそうだ。 もっと昔のイギリスの哲学
ひと月ほど前「シリーズ⑮~久能山」の文末に、私のある疑問を書いた。 その疑問とは‥ 「久能山東照宮と日光東照宮を結んだ線上に富士山があるのは何故?」 家康は一度も日光を訪れたことがないにも関わらず、自らを日光に祀るよう(久能山からの移霊) 遺言を残している。 ネットや YouTubeを見てみると‥ ほとんどの記事がこんな趣旨だった。私も「そういうことなんだろう」とは思うが、何かモヤモヤする。 そのモヤモヤは‥ 日光東照宮は家康の死後建立されたが、その場
甚だ唐突ですが、今私は幸せです。 だが「オレって恵まれてるよなー、ホントにオレは幸せだなー!」と無邪気にしみじみしている訳ではない。いろいろな面で「なーんか足りないんだよなぁ」「もうちょっと欲しいなー」「残念だなー」とも思っている。 お金については、出費の際にいつも「もう少しお金が有ればもうちょっといいのが買えるのに‥」と思うことが常。健康面は、年齢相応に課題は多く、決して万全ではない。残念ながら、勉強、運動、音楽に秀でるところは無く、その不足を補う努力をする性分でもなかっ
テレビ朝日 日曜夜の「関ジャム 完全燃SHOW」で、毎年恒例「プロが選ぶ2023年マイベスト10曲」が発表された。いしわたり淳治、蔦谷好位置、川谷絵音が、2023年リリースの楽曲からベスト10を選んでいた。 私は昨年と3年前もこの企画を見て、「オレ新しい曲全然知らないよー!」「オレって遅れてるのか ⁈」と少なからず "焦りモード" で記事を書いた。 記事をお読みいただいた皆様から「私も知りませんよ」のコメントを多数いただき、私は少し胸をなでおろした訳で。 ***
一泊二日で静岡を旅した。天候に恵まれ、富士山を充分堪能できた。その感動の程を伝えるには、私の筆力が少し足りない。富士山は日本一の高さを誇る山にして、その景観に海を添えることができる類まれなる山なのだ。 ほら、神奈川沖浪裏も然り‥ そういうことです! 今回私たち (私と細君) は、焼津港、三保の松原、日本平、そしてホテルの大浴場から富士山を愛でた。 静岡の観光資源は、富士山がぶっちぎりの第一位。 あとは食べ物。殊にマグロ、金目鯛、桜エビ、釜揚げしらすなどの海の幸は新
現在12月30日の早朝、外はまだ暗い。先週自らの "人間の小ささ" を悔いる出来事を記事にしたのだが、「あんな自虐で今年を締め括っていいものか」という考えがずっと頭の片隅にあり、今机に向かっている。 しかし、いくら考えても「ほのぼのとした」「微笑ましい」話題が浮かんでこない。あ!そう、子供たちがご馳走してくれた焼肉や鰻は美味しかった。でもそのくらい。 先日仕事納めぎりぎりに、私は職場でミスをしてしまった。それは私の判断の悪さに起因したことだ。私はそれを引き摺っている。