救護施設で働いていると、頻繁に利用者から理不尽に怒鳴られます。最初は言葉一つ一つに真摯に向き合っていましたが、徐々に受け止める時と突き放す時を区別できるように。受け止めるだけが支援ではなく、「衝動的に怒ってしまうことはあなたの課題。どうする?」と客観的に接することもまた支援です。
私が働く救護施設では、利用者からの心無い発言に傷ついている職員がたくさんいます。「こんなの気にしちゃう私、弱いですね」と言う後輩に言いたいこと。その言葉が人を傷つけると気付けないのも、彼らの社会的弱さなんです。逆に「他者からこれ言われたら辛い」感覚は、社会で生きる大切なスキル。
普通に合わせる必要もなくて 障害者の生き方を強いるのも違う気がする。 当人の生きる力を育み、強みも弱みも活かせる環境を提供する。 現状維持ではなく、生きる力の向上を目指し 当人なりに自立出来るよう、必要なパイプを繋げ、人生開拓をする。 そういう支援が必要だと思う。