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「私たちの悪口を言わないで」と利用者から言われた話。受け止めと諦めは違うのか?

おはようございます☀️
社会福祉士のぽこです。

救護施設の相談員をしています。
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◇「悪口を言わないでください」と利用者から言われた話


今日は、利用者からあったとある訴えを軸に、職員として立つべき視点について考え直したいと思います。

先日、利用者からこんな訴えがありました。

「職員が利用者の悪口を言っている。やめてください。」

元々の障害特性として、他者からの発言や態度を被害的に捉える傾向にあるAさんからの訴えでした。
そのため、つい「また被害的に捉えているのかな?考えすぎなのでは?」なんて思いがよぎりました。
しかしよくよく話を聞くと、かなり具体的な場面を指して「あの時すごく嫌だった」と話します。

昼食の時、食事を見守っている職員が○○さんのこんな悪口を言っていた。
会議の後、こんなことを言っていたのが聞こえたなど。

場面があまりに具体的、かつ対象の職員が明らかだったため、私自身も少しその職員の言動に着目するようになりました。

すると、実際に利用者がいるフロアで、他利用者のことを話しているのが聞こえます。
そしてその内容のほとんどは、単純な陰口ではないにせよ、ネガティブな評価でした。

今日の記事では、単純に「利用者の悪口のような発言はやめるべき」と言いたいわけではありません。
利用者に対してネガティブな評価をどこまですべきか?
どこまでポジティブに受け止めるべきか?
について考えます。

「悪口」に聞こえたネガティブな評価とは

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