FFさんと「推し活ブーム」の違和感について語らった

前提として: 私もFFさんもCD何十枚も買ったりはしないタイプ。特典会もその日一度推しに会えたらいいくらいの温度感。ループやまとめ出しとは無縁。 FFさんは私がお休み中の界隈のFCイベントの売れ行きが悪いのか良い番号が取れたのでよかったら一緒に行かないかと誘ってくれた。 そして2人で盛り上がっているうちに「推し活」のあり方に話が移って、結構有意義な会話ができたと感じたので備忘録として。 いつからかアーティストは、どんなに素晴らしいミュージシャンでも、音源だけでは食ってい

推し活は7割自分のためだけど、3割は推しのため。 「推し活は自分のため」と言い切ってしまうと「こうじゃなきゃイヤイヤ」のわがままオタクになるし、「全ては推しの為」になるとどこかで破綻するから自分が持たない。塩梅が大事。

日本食品屋の賞味期限を書き換えられた食品たち

このようなポストが話題になっていて、とても懐かしい気持ちになったので思い出話でも。 私の地元に最も近い日本人街には日本食材の店が複数件ある。そのうち1軒の話。 そこでは日本から輸入された食品などを売っている。昔はレンタルビデオ業も営んでいたが、それについてはまた今度語るとして。 調味料、乾物、菓子類はもちろん、冷凍/冷蔵食品もあった。納豆は冷凍で売られていた。店長のおじいちゃん（韓国人）はいつも機嫌が良くてニコニコしていた。世代的には当たり前だったりするのかもしれないが

TOKYO NODE LAB FREE GREEN 体験後記

虎ノ門ヒルズにあるTOKYO NODEで開催中のTOKYO NODE LAB OPEN LAB 2024 ANNUAL EXHIBITIONに行ってきた。そこではFREE GREENというスタジオを体験できるとXで見かけて、おもしろそうだったので体験してきた。 聞いたところ、もう今日で終了ということなので新鮮な今のうちに感じたこと、考えたことをnoteに残してみる。 概要こちらのワークショップは全方位グリーンバックに囲まれたスタジオで、360度で3D撮影を行い、それに背景を

容疑者=メンバー？ジャニーズ帝国の後は吉本帝国か？

あまりネットの話題をやるつもりはないのだけど、こればかりは納得いってない。この風潮が続くのが本当に御免なので、一応ネットの片隅で意思表明をしておこうと思った次第だ。 当時SMAPの稲垣吾郎がひき逃げで「稲垣容疑者」ではなく「稲垣メンバー」と呼ばれたことは疑問視され、ネットミームにまでなった。その時容疑が確定していたか記憶は定かではないが、確定していなければ普通にさん付けだったことだろうから、やはり「容疑者」に代わる代名詞だったのだろう。 その後の草彅メンバーも山口メンバー

美のために必死になり始めると美しくない

この夏、推しのハイタッチイベントに行ってきた。外は彼らのCD(というよりそれに付いてくるハイタッチ券)を求めるファンで溢れ返っていた。 にしてもすごい香水の匂いがする。しかも1人じゃない。まだ湿度が高い日が続いているというのに、近づく人近づく人、皆ヘビーな甘い香りがする。 それもそのはず。1番人気の彼は外資系化粧品ブランドの広告をしていた時期があって、「プライベートで使ってるのはこれ(黒いボトル)。仕事ではこっちを使ってます(赤いボトル)。」とプロモーションしていた。ブラ

日本で「筆記体は読めない」と書面を突き返される問題：ヨーロッパに出る予定のある人は絶対に学ぼう！私の丁寧な字を読めないようじゃ無理だぞ！

日本に来て未だに不満なことがある。それは 私の手書きメモの英語を見た人に「筆記体読めないんで！」と強めに突き返されること。 いや、そもそも筆記体でもないし、全然癖字でもないぞ…。しかも日本人に渡す時は特に気をつけていて、日本語で言うところの行書レベルにとどめてている。草書にさえなってないからな！と言いたい。ちゃんと読めるように考慮して書いてますよと。 自画自賛とかじゃなく、これはガチ。現地人やインターナショナルスクールの先生たちからも「とても丁寧だね！」とビックリされるレ

深圳日本男児刺殺事件　—元帰国子女の雑記—

満洲事変の発端となった柳条湖事件から93年、中国深圳で日中ハーフの男児が刺された後死亡した。 中国ではないにしろ、ヨーロッパで外国人として育った元帰国子女として、現地校にも日本時学校にも通い、地元で反日デモがあった時期を過ごした人間として、今回考えたことをぽろぽろ書いておこうと思う。 こういう事件って、どこの国でも往々にして起こるものではある。ただ9/18（国恥日）の中国となれば意味合いは変わってくると思う。とても意図的で、今風の言葉で言えば「ヘイトクライム」以外の何者で

消えたくて死にたくて　人を巻き添えにしたくて　でもできなくて

「死にたいなら1人で死ね」とはよく言ったもので、「死ぬつもりで死んだ人」と「死ぬ予定なく突然死んでしまった人」では命の重みは、側から見ると、多分後者の方が重いんだと思う。 周りの迷惑を考える心の余裕がなくなったとき、人は周囲を巻き添えにして死ぬのであって、「関係ない人が死んだら困るから飛び降り/飛び込みはやめよう」と思えないのでは。 テロとか「でっかいことやってから死のう」という人もいるだろうし。 とはいえそういう人を止める言葉は、少なくとも今のところは「1人で死ね！」と

仮面ライダーガヴがもうおもしろい

仮面ライダーって、(前回のガッチャードもそうだった気がするけど)前半は世界観の説明に尺を取ったりして「あれ？ところでこれって何する話？」みたいに始まることがままある。 しかし、今年のガヴ、そんなことは言わせない。 ライダーの力仮面ライダーに変身していくうちに、ライダーをライダーたらしめている力に侵され人間でなくなってしまうとか、実は過去に人体改造された結果変身できるようになっていたとか、その手の話は比較的多い印象だが、今回のようなケースは珍しいかもしれない。 ライダーの力

ネットはオワコン② 「女性だけ割引！」は差別か否か

ネットがなんだか笑えない場所になってきた、という個人的な感想を書いてみた。 牛角の炎上（？？？）でさらにその理由が見えてきた気がしたのでシェアしたい。 「女性優遇は差別！」私の知る限り「女性を優遇するのは差別だ」というフレーズは、本来は、「男性優遇は女性蔑視だ、差別だ」と主張するネット上で繰り広げられる（自称）フェミニストの主張に対するパロディのようなものだった。界隈では「カウンター」というのだろうか。詳しく知らない。 それが「ガチ」になってしまった。 ネットで「男子校

会話とリアクションと障害者支援

先月は2回障害者支援機関に相談に行った。 1回目は本当にしんどくて、頭の中を推しを巡って政治的な思考がぐるぐるしていて、家庭でも母と会話が成立しなくて助けを求めている時期だった。 推しをとりまく環境で嫌な気持ちになっていると話そうとすると「ごめん、私にはわからないと思う」「私も考えることいろいろあるからさ」「ここは仕事の相談をする場所だと思って」と止められた。止められたこと自体には違和感はなかった。政治的イシューに踏み込むのは仲が良くても嫌なのに、たかが支援機関利用者の発