夫は定年まで勤め上げても、主婦の彼女は終わらない。そんな彼女が1年の半分、山小屋をやろうというのだ。貴方ならやれる楽しんでと応援したくなるし、羨ましい。因みに私、幼きより山に囲まれ暮らしている。山の色で季節がわかる。海が見える暮らしに憧れたこともあるけど、やっぱり山っていいなぁ。
食堂を営む謙介と小学生の娘鈴花へ、食堂の客で物理学研究者聡子が話したこと。138億年前、宇宙誕生直後に生れた水素は海や雨や雲、生き物となり地球を巡っている。私が使った水素を他の生き物が使う、その逆も。鈴花の周りに水蒸気として存在している。母を亡くした鈴花に安心をもたらす言葉だな。