月で練習して3キロ先でドローン撮影
はじめに
7月にドローンの民間資格を取得して、クラブの屋外練習に毎回参加しています。先生からの勧めもあったので、体育館での練習も自主的に週一ペースで続けています。
今回は体育館から出て、屋外での撮影に自分で挑戦したことについて、報告したいと思います。
1.「月」まで三キロ
静岡県西部に「月」という地名があります。
読み方もそのまま、「つき」です。
その西隣には「熊(くま)」という地名もありますが、こちらは地元では「くんま」と呼んでいるようです。
「熊」は結構な山の中ですが、「月」は天竜川に沿って北上すればたどり着けます。ドローンの先生から紹介された体育館は、この 月 にあります。
公共の体育館でドローンの練習をさせてもらえるのか、おっかなびっくりでしたが、8月の盆休みに電話で問い合わせたら優しく受付してくれました。
それからはずっと通ってます。
国道152号線の船明(ふなぎら)隧道の手前を左に行く道 (静岡県道360号線) に入ると、すぐに標識が見えます。
伊予原 新の短編で有名になり、写真を撮っている人を結構な頻度で見かけます。私も何回か撮ってますが…汗)。
2.「月」までの山道
この標識から3Km山道を進むと、目的の体育館に着きます。
赤い橋を渡って右手に折れて、目の前の山を迂回するように川沿いの道を進みます。
いわゆる"険道" というほどではありませんが、県道360号線は天竜川(正確には、船明ダム湖) に沿っての山道が続いています。センターラインの無い狭い道が続くので、カーブミラーを見ながら、対向車に注意して進みます。
3.「月」の石と体育館
5分くらい走ると、視界が開けて 月 に到着します。
この標識の近くに石碑がありました。
「月」という地名の由来を記しているようです。
南北朝時代の落人が、中空に浮かぶ月のように清らかな楠木正成の心を思って名付けたとのことです。あるいは、やがて満月のように一族郎党が発展するようにとの願いからとも記されています。
脇にある坂を上ってダム湖の方を写してみました。
この辺りは、ボート競技の施設が点在しており、宿泊施設に併設して体育館があります。体育館そのものは、林業従事者のためのもののようです。
もちろん、私のような一般人も利用させてもらうことができます。
この石は、宿泊施設の受付カウンターにあったものです。
たしかに、「月」の石に違いありません….。
宿泊施設の受付で鍵をお借りして体育館へ移動します。
林業の体育館らしく、内部は木の香りが気持ちよいです。
4.「月」より三キロ
体育館での練習については、改めて報告できればと思います。
今回は、「月」から更に3Km先で屋外撮影に挑戦したことを報告します。
月の集落を北上するように、更に進みます。
体育館から3Kmほど山道を進んで、やっと開けた町にたどり着きます。
先ほどの船明ダム湖の上流にあたり、この蛇行している河原が今回の撮影場所です。河川事務所への届出は済ませてあります。
地図で示すと、赤丸が上の写真の地点です。
下流側ほど有名ではありませんが、ここにも「月まで三キロ」の標識が掲げてあります。
月から来た私からすると、「月より三キロ」になりますが。
5.屋外での撮影飛行
場所は、浜松市天竜区横山町になります。
河原の少し上流に横山橋が見えますので、それを目印にドローンの飛行コースを決めていきました。
天気が良く、風もなく飛行するのに良いコンディションでした。
屋外でドローンを飛ばす時にはいつも悩むのですが、風景の山々や川に比べてドローンはあまりに小さいので、目視ではすぐに見失ってしまいます。
特に山の緑色に、グレーの機体が溶け込んでしまうのです。
民間資格では目視外飛行もとってありますし、国交省の飛行承認も受けてはいますが、いざ本番となるとびびってしまいます。
できるだけ、ドローンを見失わないように注意していますし、見失ったらモニターで自機位置を把握できますが、やはり不安になって機体を戻してしまいます。
無理なことをすれば墜落などの事故になりますので、慎重すぎるくらいが良いと考えていますが、撮影素材を編集して一本の動画に仕上げるためには、きちんと撮影飛行をやり遂げなければなりません。
そんな悩みを抱えながら、飛行計画で設定した1時間を使ってドローンを飛ばしました。家に戻って、使えそうにない素材ばかりの動画ファイルに頭を抱えながら、なんとか編集しましたのでご覧下さい。
編集は、Wondershare Filmora 14を使っています。
AIでの音楽生成機能に助けられています。
ドローンでの撮影中に、マイクで集めた環境音を映像に合わせてみました。
音楽とは違った楽しさがあるのではと思います。
おわりに
スノーパークYetiも開業しましたので、滑る方でも報告をしたいですが、ドローンも頑張っています。また報告をアップできればと思います。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。