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『月まで三キロ』
今年2冊目。
年が明けて最初に読み始める本は
この本だと決めていました。
テレビ東京の「あの本読みました?」で
理系作家として取り上げられていた伊予原先生。
読みやすい文章だ!と感じて
手始めに『月まで三キロ』を買いました。
科学を題材にした短編集。
理系の私としては、むふふふという楽しさもあり
全体のお話としても面白く
理科が好きだけど読書は嫌いというお若い方が、読書って楽しいなと気づくきっかけになるのでは、という1冊です。
伊予原先生自身は「科学の世界はちょっと、と思っている方にも読んでいただきたい」とおっしゃってます。
天王寺ハイエイタスでは関西人の会話の自然さに笑ってしまったし、おばさんの心には山を刻むが刺さりまして、伊予原先生、なぜ主婦の気持ちをわかるの??と。
他のお話も心をきゅうっとつかまれるシーンがあり、でも読後には、ちゃんと顔があげられる作品ばかりでした。
その伊予原先生
『藍を継ぐ海』で今年の直木賞を受賞されて
おめでとうございます!!
他の作品も読んでみたいです。