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【祝・直木賞受賞】伊与原新を初めて読むならこの5冊!

大切なものを守り続ける人々の姿を描いた科学短編集『藍を継ぐ海』(新潮社)で「第172回 直木三十五賞」を受賞した作家・伊与原新さん。

本記事では、伊与原さんの作品の中から「初めて読む人におすすめしたい小説5選」をご紹介します!


伊与原新を初めて読むならこの5冊!

『お台場アイランドベイビー』(角川文庫)

「第30回 横溝正史ミステリ大賞」受賞! 近未来の東京を描く、著者のデビュー作

日本を壊滅寸前にした震災から4年後、刑事崩れのヤクザ巽は不思議な少年・丈太と出会う。彼の出生の謎、消える子供達、財宝伝説――全ての答えが禁断の地お台場にあると知った二人は潜入を試みるが――!?

KADOKAWAオフィシャルサイトより引用

『月まで三キロ』(新潮文庫)

「第38回 新田次郎文学賞」他受賞! 科学のきらめきが人の想いを結びつける短篇集

「この先にね、月に一番近い場所があるんですよ」。死に場所を探す男とタクシー運転手の、一夜のドラマを描く表題作。食事会の別れ際、「クリスマスまで持っていて」と渡された黒い傘。不意の出来事に、閉じた心が揺れる「星六花」。真面目な主婦が、一眼レフを手に家出した理由とは(「山を刻む」)等、ままならない人生を、月や雪が温かく照らしだす感涙の傑作六編。

新潮社オフィシャルサイトより引用

『オオルリ流星群』(角川文庫)

ままならない人生を照らし出す――科学と人生のロマンが交差する感動長編

人生の折り返し地点を過ぎ、将来に漠然とした不安を抱える久志は、天文学者になった同級生・慧子の帰郷の知らせを聞く。手作りで天文台を建てるという彼女の計画に、高校3年の夏、ともに巨大タペストリーを作ったメンバーが集まった。ここにいるはずだったあと1人をのぞいて――。仲間が抱えていた切ない秘密を知ったとき、止まっていた青春が再び動き出す。
喪失の痛みとともに明日への一歩を踏み出す、あたたかな再生の物語。

KADOKAWAオフィシャルサイトより引用

『宙わたる教室』(文藝春秋)

2024年 NHKドラマ化で話題沸騰! 共感の声がやまない青春科学小説

負のスパイラルから抜け出せない21歳の岳人。
子ども時代に学校に通えなかったアンジェラ。
起立性調節障害で不登校になり、定時制に進学した佳純。
中学を出てすぐ東京で集団就職した70代の長嶺。

「もう一度学校に通いたい」という思いのもとに集った生徒たちは、
理科教師の藤竹を顧問として科学部を結成し、
学会で発表することを目標に、
「火星のクレーター」を再現する実験を始める――。

文藝春秋オフィシャルサイトより引用

『藍を継ぐ海』(新潮社)

「第172回 直木三十五賞」受賞作! 大切なものを守り続ける人々の姿を描いた科学短編集

なんとかウミガメの卵を孵化させ、自力で育てようとする徳島の中学生の女の子。老いた父親のために隕石を拾った場所を偽る北海道の身重の女性。山口の島で、萩焼に絶妙な色味を出すという伝説の土を探す元カメラマンの男――。人間の生をはるかに超える時の流れを見据えた、科学だけが気づかせてくれる大切な未来。きらめく全五篇。

新潮社オフィシャルサイトより引用


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