毎年恒例のジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』を読む。 言っていることはハチャメチャだけど、氷点下の冬の日に、身を賭して命を救おうとするロビンとエバーに胸を締めつけられる。いや、人って捨てたもんじゃない。 1年で最も日の入りが早い。沈みゆく夕日に負けず、光を放つ人もいる。