柳屋文芸堂

埼玉県民。記事に時々出てくるDちゃんは、一緒に住んでいる好きな人です。

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最近の記事

感染予防薬

「風邪やコロナやインフルエンザにかかった人の、家族が飲む薬」  があると良いのになー と思う。  感染した人の症状を緩和するのではなく、健康な人の抵抗力を強めて感染を防ぐための薬。  Dちゃんが風邪をひいた時には一応おまじないみたいにビオフェルミンを飲むのだけど(実際伝染らずに済むことが多い)目的間違ってるし、プラシーボ的に効いているだけかもしれない。あとしょうが湯も飲む。美味しい。  伝染ってしまったら体がしんどいし、治すのも大変だし、なるべくかからないようにするとこ

    • 矢野顕子「Girlfriends Forever」

       学生時代には周囲にあふれ返っていた女友だち。家族が出来て、いくつも責任を負うようになり、ただ会って話すことがこんなに難しくなってしまうとは。  矢野顕子の「Girlfriends Forever」最初に聴いた時には、 「そこまで女友だちを大事には思わないなぁ」  と思ったのだけど(ごめん。ちなみに20代前半でした)今ならこの、恋人と友人の貴重さが逆転してしまう感覚、よく分かる。

      • 小説の書き方の学び方

         他の人たちはどうやって小説の書き方を学んでいるのだろう。  私は小説の書き方についての本を読んだり、好きな作家のエッセイに出てくる創作についての話を参考にしたり、映画や美術や短歌の本から小説と似た部分を見つけ出したり、読んだことのある小説を思い出したり、色々しながら書いているけれど、総合してみれば結局のところ、 「見よう見まね」  である。  たとえば楽器の演奏の学び方が「見よう見まね」だけであったら、世の中の音楽のレベルはずいぶん低かったのではないか。まあ楽器を習う時

        • 原子力発電所の温排水の問題、二酸化炭素と同じくらい取り上げられるようになると良いのにな。

          谷川俊太郎さんが亡くなって、真っ先に「男の子のマーチ」を思い出してしまう私。

          谷川俊太郎さんが亡くなって、真っ先に「男の子のマーチ」を思い出してしまう私。

          スゥさんが母に「パキスタンでは、あなたくらいの人、働きません」と言った話も面白かったな。母は当時60代。母がまだ生きていると知ったら、スゥさん驚くだろうなぁ。

          スゥさんが母に「パキスタンでは、あなたくらいの人、働きません」と言った話も面白かったな。母は当時60代。母がまだ生きていると知ったら、スゥさん驚くだろうなぁ。

          スゥさんの思い出

          ※パキスタン人がみなこういう考えとは思わないでください。あくまで個人的な体験談です。  母と一緒に働いていたパキスタン人のスゥさん(←あだ名)は、アメリカが大嫌いだった。たまたま手にしたボールペンにデザインとして星条旗が印刷されているのに気づき、それを投げ捨てるほど。  スゥさんはある時、 「柳田さんは広島に行ったことがあるか」  と母に尋ねた。バイト暮らしで経済的に楽ではなかったはずなのに、スゥさんはわざわざ埼玉から広島まで行き、原爆のことを勉強してきたのだ。 「行っ

          スゥさんの思い出

          ニュースおたく

           ラジオでニュースを聞くのが好きです。子どもの頃から割と好んでいたけれど、結婚して家事をやるようになり、飢えたようにニュースを求めるようになった。 「一日中ニュースだけを流す放送局が欲しい」  と切望している。  何でこんなにニュースが聞きたいのかな、と考えて、 「長さがちょうど良いんだ!」  と気付いた。  家事というのはせわしないもので、掃除のために家中を移動したり、料理や食器洗いのために水をザーッと流したり、 「ラジオを聞けない瞬間」  が多々ある。  一時間で一

          ニュースおたく

          「奈良原一高 王国」展 感想

           2014年〜2015年に東京・竹橋の国立近代美術館で開催されていた「奈良原一高 王国」展の記録。「王国」は1958年に発表された写真作品です。  二部構成になっており、第一部「沈黙の園」はトラピスト修道院で生活する男性たちを追ったもの。トラピストと言えばバターとクッキーしか知りませんでしたが、手作業と沈黙を重んじる宗派、とのこと。会話が許される条件が規則で決まっていて、誰とでもペラペラしゃべっちゃいけないみたい。  同じ志を持った人たちと生活するのは楽しそう、とちょっと

          「奈良原一高 王国」展 感想

          東京国立近代美術館

           東京国立近代美術館は、明治~昭和に制作された日本の美術作品を数多く所蔵している。横山大観「生々流転」、高村光太郎「手」を見ると、近代美術館に来たな~ という気持ちになる(常設展も展示替えがあるので必ず見られる訳ではないです)  この二作品などは自分の作風を確立しているから落ち着いて鑑賞出来るのだけど、西洋絵画のまねっこ過ぎて目を合わせるのがつらい、というような作品もけっこうある。昔は、 「もっと自分の描きたいことを描きなさいよーっ」  とイライラした。  でも、たとえば

          東京国立近代美術館

          悪質M&A

          悪質M&A、怖いですね。 金砂郷食品も被害にあっていたと知り驚いた。この会社の「粢」という納豆が美味しくて、毎日のように食べてるよ! この納豆がスーパーの売り場に並ばなくなったらかなり悲しい。つぶれなくて良かった〜 介護業界でも被害があったそうで胸が痛んだ。人を助ける仕事をしている人たちからお金や場所を奪うなんて。 加害者を罰したり、損害を賠償させたり出来ないのかなぁ。 企業経営をされてる方はどうかご注意ください。

          権威との付き合い方

           「権威に頼る人」というのが世の中には沢山いるんだなー と感じる。  作家の○○は△△賞を取ったからすごい、××賞を取ってないからダメ、というように、物事の価値を自分の感性ではなく、他人の評価で決める人。  こう書くと批判しているようだが、私だって権威に頼ってない訳じゃない。  芥川賞を取ったのをきっかけに円城塔を読むようになったし(あの時ほど文藝春秋に感謝したことはない) 「美術館で美術を見る」  というのも「知識豊富なキュレーターの感性に頼っている」わけで、権威主義

          権威との付き合い方

          今日は埼玉県民の日! あまり知られていませんが、埼玉は「かぶ」が美味しいです。農家の皆さんありがとうございます。

          今日は埼玉県民の日! あまり知られていませんが、埼玉は「かぶ」が美味しいです。農家の皆さんありがとうございます。

          今日は埼玉県民の日。埼玉の良いところは「隣に東京がある」東京に住んだら家賃が高くて東京で遊ぶ金が無くなっちゃうじゃーん!

          今日は埼玉県民の日。埼玉の良いところは「隣に東京がある」東京に住んだら家賃が高くて東京で遊ぶ金が無くなっちゃうじゃーん!

          今日は埼玉県民の日! せっかくなので埼玉について調べてみたら、洋服屋さんの「しまむら」は埼玉発祥の会社なんですね! 子供の頃から近所にあって、「しまむら」の話をあちこちで聞くようになったな? と思っていたら全国展開していた。生まれて初めて「はんてん」を買ったのがしまむらだった。

          今日は埼玉県民の日! せっかくなので埼玉について調べてみたら、洋服屋さんの「しまむら」は埼玉発祥の会社なんですね! 子供の頃から近所にあって、「しまむら」の話をあちこちで聞くようになったな? と思っていたら全国展開していた。生まれて初めて「はんてん」を買ったのがしまむらだった。

          偏ってるんですか?

           実家にいた頃、バイト先で、 「うちで取っているのは朝日新聞です」  と言ったら、 「偏ってるんですか?」  と返され、二の句が継げなかったことがある。  特に思想的に共鳴して読んでいた訳ではなく、たまたま朝日だっただけなのに。どの新聞の名前を言えば「偏ってない」と判断されたのだろう。  デジタル大辞泉によると「偏る」の意味は、 「ある基準、または中心から外れて、一方へ寄る。傾く」  基準とは何か?  「その人の新聞の基準」はおそらく「自分が取っている新聞」だ。単純に「

          偏ってるんですか?