望月 亜紗子(Mochizuki Asako)

文章を読むこと・書くこと、コトバが好き。素敵だなと思う表現をコトバアツメしています。静…

望月 亜紗子(Mochizuki Asako)

文章を読むこと・書くこと、コトバが好き。素敵だなと思う表現をコトバアツメしています。静岡県内ローカルフリーマガジンの編集者・ライターやって13年目。2021年9月から編集長になり、感じたこと考えたことをゆるく日記として綴っています。

マガジン

  • ワーク&ライフ参考書記事

    取材・編集を中心とした仕事をはじめ、生き方の参考にしたい!共感した!記事を備忘録を兼ねてまとめます。リスペクトを込めて。

  • 私という地平線に浮かんでくるもの、沈んでゆくもの。

    日々いろいろなことがある。いろいろな人に合う。いろいろな思いが浮かんでくる。受け取って私の中に沈みゆくものがある。大きなものも小さなものも、確かなことも不確かなことも、ここに記していくことにする。

  • すろーな編集長日記

    静岡県内(主に中部地区)で発行するフリーマガジンの編集長やってます。現在2年目。今までのほほんとやってきすぎたので、考えるトレーニングも兼ねて綴ります。タイトル通り、すろーな更新かもしれませんが、よろしくお願いします。

  • 絵日記学を学んで私ができるようになったこと。

  • コトバアツメ~覚えておきたい言葉たち~

    ぐっときたり、きゅんきゅんしたり、激しくうなづいたり、背中を押されたり。。。そんな心に響いた言葉の備忘録。

最近の記事

  • 固定された記事

名前のはなし。

はじめましての方も、そうでない方も、改めましてよろしくお願いします、「望月亜紗子」と申します。 亜紗子=あさこ と読みます。 近年では、この「紗」の字を使った名前を見かける機会が増えたように感じましたが、私が幼いころはあまり見慣れない漢字ようで、よく「沙」と間違われていました。(今でも、変換で出づらいので違っていることが少なくないですが) 名付けられた由縁は、 〝私が生まれた5月の朝がとってもきれいだったから〟らしいです。 それならなぜストレートに「朝」という字を使わな

    • 右手は添えるだけー陶芸教室で得た尊い学び。

      今年から陶芸教室に通っている。 先日の教室では、基本に立ち戻って、ひたすらろくろに向かうことにしてみた。 3回やっていまいちで、〝4度目の正直〟で何とか見られるくらいのものができた。 そして学んだこと。 「コントロールするってのは、力で何とかしようとすることじゃないんだ」ってことと、その鍵になる「左手ならぬ、右手は添えるだけ」。 利き手と逆の手でコントロールする時点で、必要なのは力じゃないってことだよ。 〝いなす〟ってことに近いのかもな、武道とかやったことないけど。 そ

      • ここまで来られました。感謝を込めて。

        • 「わからない」の魅力

          岸本佐知子 『わからない』 著者が読んでた作品と、訳した作品が多々紹介されていて、読みたい本がまた増えてしまってます。 同時に、下記のような文章からは読むことの原点を突きつけられているようで、上等な読み手でありたいとまた読書に向かわせられます。 ✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽ 数十年たってなお鮮明に覚えているこうした一節、私にとって、とりわけわからない、でもとりわけ美しいと感じる何かだった。わからないことの面白さと不安は、そのまま世界に対するわからなさと不安

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        記事

          コンサートの(らしからぬ)感想

          先日、グランシップ静岡 での上野耕平×三浦一馬+高橋優介 コンサート  へ。 感想は一言、めっっっっっちゃよかったーーーーー サクソフォン×バンドネオン+ピアノというちょっと珍しい取り合わせに、 バッハからガーシュイン、ピアソラ、ラヴェルのボレロまでと幅広い楽曲ラインナップは、 本当にまたとない機会でした。 楽器に加えキャラクターも三者三様で、演奏はもちろん間のトークも絶妙なハーモニーで、ニヤニヤしっぱなしだったな。 何より感動したのは、 3人が3人とも、 共演者に合わ

          コンサートの(らしからぬ)感想

          不安は、〝感じ〟ても、〝取り組まない〟。~絵日記学を学んで私ができるようになったこと⑱~

          まだ、できるようになったとは言い難いのだけれど、そもそもこう思えたということが、ひとつ成長だと思う。 これまで漠然とした不安がつきまとっていて、 物事(特に仕事)に全力を尽くすのを阻んできたように思う。 やるべきことはわかっているのだけれど、 「もしうまくいかなかったらどうしよう」という不安が頭をもたげ、 「こういう状況になったらこう対処しなきゃいけないから、そのためにはこれを準備しておかなきゃかな、いやあれをこうしておくべきか・・・」とまだ起こってもいない事態の対応策を頭

          不安は、〝感じ〟ても、〝取り組まない〟。~絵日記学を学んで私ができるようになったこと⑱~

          運命を変えたあの夏の一本。

          〝好きな炭酸〟と目にして真っ先に思い浮かんだのはビール。 とにかくビール党の私。 週末、黄金色の液体をもこもこの泡を立たせながらグラスに注ぐ瞬間、頑張るスイッチがオフになる。 この夏は異常なほど暑いけれど、冷えたビールがいっそうおいしく感じられるのだけは嬉しいことかもしれない。 留学していたドイツでも、この大好きな炭酸飲料を満喫した。 まず、スーパーに並ぶ種類の多さにワクワク。 今では日本でもマイクロブルワリーが増えたけれど、ドイツではそもそもレストランで醸造しているとこ

          運命を変えたあの夏の一本。

          参考にさせていただきます―次に行きたい旅先

          参考にさせていただきます―次に行きたい旅先

          古本とわたし

          5/25(土)に開催された『静岡一箱古本市』に合わせてヒガクレ荘が発行するzineに寄稿した文章です。 📖📖📖📖📖📖📖📖📖 今やヒガクレ荘で古本を購入したり自分も棚借り店主Mochiyaとして古本を販売したりしている身だけれど、一時の私は〝古本〟にあまり良いイメージを持っていなかった。 遡ること中学生の頃、B〇OK 〇FF(ほぼ伏字にならない!)でコミックを売った時の経験に起因していたのだと思う。 お小遣いを貯めては買い、貯めては買って全巻集めた30冊ほどの蔵書。高校進学

          静かなさえずり―夜のひばり

          ひばりブックスで開催されている「夜のひばり」という企画がとても良い。 5/2のゲストは、喫茶ebonyのマスター。 その時々の状況に流されているようでいて、そこには確かな自身の意思がある、そのアンビバレントな感じ、でも“葛藤”してるようには見えない淡々、飄々とした感じ(もちろん本人の中にあったのかもしれないが)が自分の感覚にはないものでとても不思議で興味深かった。 何よりオモシロかったのは、本人は主催者に対して「ゲストになるのを断ったつもりだった」ということ。(断られた

          静かなさえずり―夜のひばり

          満ちるからあふれ出る。

          少し前にたまたま見た『tiny desk concerts JAPAN』。藤井風とメンバーによるパフォーマンスが言うまでもなく素晴らしかったことと並んで私の心に残ったのは、MCを全編英語で通す中、『満ちてゆく』の英語紹介が〝Overflowing”という語だったこと。 個人的にこの語のイメージは「あふれ出す」とか「氾濫する」で、外側からの目線による表現として捉えていて(無意識に)、 一方、日本語の『満ちてゆく』は逆に内側を見ている感覚。 動きを表す矢印の向きも逆と言って、間違

          満ちるからあふれ出る。

          待ち望む、豊かな時間。

          島田潤一郎『古くてあたらしい仕事』より これを読んで、何かを「待ち望む」ということが確かに減っているかもしれないなと思った。十分すぎる程の情報に追われ(ているように感じて)、誰に求められているわけでもないのに、急き立てられている。そうして取った計画や行動も、あっという間に過ぎ去り流れていってしまう気がする。 「待ち望む」あるいは「待ち侘びる」という豊かさを、大切にしたいと気づかされた文章。

          コーヒー牛乳、それはお守りのような。

          基本、コーヒーはブラック派。 朝、出社してまずすることは、会社に常備されているドリップバッグのコーヒーを淹れること。それで気合いを入れる。数少ないルーティーンのひとつ。午後もデスクワークが続くようなら、3~4時頃にもう一杯欲しくなる。やはりブラックで。 でも少し体も心も緩めたいと感じる時は〝牛乳入り〟にすることが多い。外回りが続く日、アポイントの隙間があればコンビニでカフェラテを買って小休憩。そして帰宅して夕食を食べた後にそういった衝動に襲われたら、【コーヒー牛乳】の出番だ

          コーヒー牛乳、それはお守りのような。

          夜を乗り越えさせてくれる言葉

          その後に、 「つまりは共感です。」と言い換えているのだけれど、それよりも前者の表現の方が、本を読んでいて味わう私自身の感覚としてしっくりくる。 あ、これ、共感してるってことか笑

          夜を乗り越えさせてくれる言葉

          今後ちからを入れていきたいこと。

          仕事として、もっとクライアントのブランディングに携われるような存在になりたい。 根本的なサポートができるというか、大なり小なりいろいろなことをまずは相談してもらえる存在に。 時々、企業の、あるいは個人店でも、はたまた行政のプロジェクトでも、ブランディングとかコンサルの立場で県外の人や企業が入っているのを見かけるけど、どこか寂しいし、正直悔しい。 外からの視点が大事だということは理解できるけれど、 地元の人間が地元を発掘し、発信することの重要性や強みもあると思う。 すろーか

          今後ちからを入れていきたいこと。

          つくづく自分は「編集」ということが好きなよう。棚借りしている本屋の品揃えもその1つだし、毎月の部屋の模様替えも、もしかしたら洋服のコーディネートですら私にとっては編集と言えるのかも。今、依頼がきている高校の授業を考える時もそう。伝えたいことをどう表現するか、普段の編集と同じ感覚。

          つくづく自分は「編集」ということが好きなよう。棚借りしている本屋の品揃えもその1つだし、毎月の部屋の模様替えも、もしかしたら洋服のコーディネートですら私にとっては編集と言えるのかも。今、依頼がきている高校の授業を考える時もそう。伝えたいことをどう表現するか、普段の編集と同じ感覚。