今年は「生」という字が、よく身に沁みた。換気扇のしたで生後間もない我が子を抱き、故人の本をよく読んだ秋でもあった。故人が作家の場合もあれば、昨年亡くられた知人の蔵書のときもあった。しかし、なぜ赤ん坊は換気扇の音で泣きやむのであろうか。携帯換気扇を両肩に搭載したい今日この頃である。
娘のお人形寝かしつけが愛しい