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約200組の親子の声から生まれた、幸せな気持ちで眠れる寝かしつけ絵本

「優しい、幸せな気持ちで眠りにつける絵本をつくりたい」という思いで約200組の親子にアンケートをとりながら作成した寝かしつけ絵本『うとうとすぅすぅ』。絵本の読み聞かせ方を指導する、一般財団法人「絵本未来創造機構」理事長・仲宗根敦子さんのメッセージをお届けします。

子どもを寝かしつける時間は、多くの親にとって試練の時間です。私自身もその一人でした。子どもがなかなか寝ついてくれず、ついイライラして叱ってしまい、夜中に寝顔を見ながら「ごめんね」と涙ながらに謝る時間を何度も経験しました。育児に追われる日常の中で、夜寝る前のそんな時間が疲れた体と心にとってどれだけ重い負担となるか、多くの親御さんが身をもって感じているのではないでしょうか。

 夜寝る前の心の状態は、寝ている間に深く記憶に刻まれると言われています。1日の終わりに子どもが安心して眠りにつけて、寝かしつけている大人自身もおだやかな気持ちで締めくくれることは、とても重要なこと。だからこそ、「優しい気持ちで眠りにつける絵本」を作りたいと思ったのです。

 この絵本は、200組以上の親子との対話を通じて生まれました。ゆったりとした気持ちになるオノマトペを多用し、絵の中の動物たちは、まぶたを閉じる動きにあわせて、上から下に移動するように描かれています。ぜひ動物たちの動きを目で追いながらゆったりした気持ちで読んでみて下さい。視線を下に向けることでまぶたの中のミュラー筋がゆるみ、リラックス効果が得られるそうです。

 構想段階の見本から読んでくださった皆さんから、「子どもが、すーっと眠りについた」 「眠る前の大切な儀式になった」「 1日の最後に愛情を伝えられることが最高にうれしい」などの感想や「寝る前の時間をおだやかにすごせたことで、翌朝を気持ちよく迎えられる」というお声もいただいており
ます。

 1日の最後に、お子さんと優しい時間を共有してみませんか? この絵本は、子どもだけでなく、頑張る大人の心にも温かさを届けます。1日の疲れを癒し、明日を前向きに迎えるための絵本として、ぜひ親子で、またご自身の入眠儀式としても、お楽しみいただけると幸いです。
 
仲宗根敦子(なかそね あつこ)

アンケートに参加した方からは「子どもがすーっと眠りについた」「1日の最後に愛情を伝えられることが最高にうれしい」という声も。子どもだけでなく、読んでいる大人の心にも温かさを届けます。おやすみ前のひとときにぜひ親子で読み聞かせをお楽しみください。

自律神経を整えて眠りに誘う、528HzのBGMを使った読み聞かせ動画を公開中!
動画BGM:ACOON HIBINO(エイコン ヒビノ)



『うとうとすぅすぅ』

著者:仲宗根敦子 
絵本の読み聞かせ方を指導する、一般財団法人「絵本未来創造機構」理事長。 著書に『子どもの脳と心がぐんぐん育つ 絵本の読み方選び方』(小社刊)などがある。 

イラスト:小川ゆき
イラストレーター。文化服装学院卒業後、現代アートギャラリー勤務を経て、イラストレーターとしての活動をスタート。書籍のカバーイラストや教材、広告などを手がける。


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