〜大和路・信濃路〜堀辰雄 冒頭の《狐の手袋》には、堀辰雄の交流の広さを知ることができる。芥川龍之介や斎藤茂吉。与謝野晶子や森茉莉と言った女流文学者の名前が出てくる。特に芥川龍之介とは実際に会って話をしている。闊達な人物から心身を病んで、話下手になっていたとある。貴重な話だ。
〜風立ちぬ〜堀辰雄 美しい物語だ。 数ページ読むだけで、映画《風立ちぬ》の数ある場面が蘇(よみがえ)る。 宮崎駿が本書の世界観を、崩す事なく映画に盛り込んだ事が窺える。 ライトノベルしか読んでない人には、特に薦めたい。 純文学の底力を知ってほしい。
軽井沢で堀辰雄の足跡を追ってきました。結核患者なのに、すごく健脚。堀の散策コースは私なら登山と呼びたい道のりでした。 ついでに、雲場池も見学。軽井沢全体では紅葉はまだまだですが、池のまわりは綺麗に色づいていました。