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#舞台感想

心を動かされた演劇や舞台についてのレポを募集します! 作品名のハッシュタグと一緒に投稿してください。

人気の記事一覧

ミュージカル俳優・小瀧望さん -DEATH TAKES A HOLIDAYに寄せて-

 近い将来、日本のミュージカルの主演ボードの大確変が起きるかもしれない。  これほどの逸材が、いったい今までどうして隠れていられたのだろうか。  STARTO社所属の小瀧望さんである。  彼のことは「検察側の証人」「エレファント・マン」といったストレートプレイで観劇しているが、感想ノートにはストーリーや演出に対する感想はあれど、主演の彼に特別に何かを言及することをしてはおらず、記憶を紐解いてもさしたる印象が残っているわけでもなかった。  誤解を恐れずに言えば演技は悪くないが

流れゆく大河より - ケイン&アベル

 オールドデイズのアメリカの物語は小説や映画問わず好きであるにも関わらず、フォーマットが舞台となるとどうも相性が悪い。  「風と共に去りぬ」や「West Side Story」、「華麗なるギャツビー」のように映画というフォーマットにおいて圧倒的に緻密な映像の力を見せつけられており、舞台版において、その映像を凌駕する演出には出会えずにいることに起因する。  そして、アメリカを舞台とする作品の中で切っても切り離せない要素が移民とアメリカンドリームだ。  彼らの栄光も破滅もー映像

ロンドンでセーラームーンのミュージカルを観たら感動した話

さて、タイトルの通り、 ロンドンで2月4日に上演開始した、セーラームーンのミュージカルこと、 『The Pretty Guardian Sailor Moon The Super Live』の初日に行って参りました。 これが個人的にめちゃくちゃ良くて、 「とにかく早く布教しなくては!」と思い、 レビューを残させて頂きます。 日本育ちなら誰でも知ってるであろう、 国民的漫画・アニメである『美少女戦士セーラームーン』。 なんとなんと、セーラームーンのショーがロンドンにやってき

観劇「ハリー・ポッターと呪いの子」

昨年末、ACTシアターで舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」を観てきました。 ハリー・ポッターシリーズの大ファンなのと、本格的な舞台を見るのはこれが初めてで、私はかなり楽しみにしていました。   ハリー・ポッターの独特な世界観を丁寧に再現した素敵な舞台だったのですが、展開が早くて、私は純粋に楽しめましたが、初心者にはどうなのだろう…?という感想です。 予備知識なし(ハリー・ポッターシリーズの方も相当前に1,2巻を読んだぐらい)の夫に感想を聞くと、 「ちゃんとわかったよ」 とのあ

アイーダ METライブビューイング

ニューヨーク メトロポリタン歌劇場。 外から眺め、いつかここで観劇してみたいと願った歌劇場の一つ、通称MET。 その公演、オペラ アイーダのライブビューイングに足を運んだ。 場所は、デュッセルドルフ中央駅前の映画館。 チケットを購入したのは10月で、数枚しか予約されていなかったが、当日は全ての席が埋まっていた。 上映直前になると、映画館の担当者から現在の通信状況に問題がないことが説明され、みんなで安堵して開演を待つ。 アイーダは、ヴェルディによる24番目のオペラで、最も有

ニッポン人は亡命する

両国で芝居観るのは初めてかも。 1人の日本人が在日ドイツ大使館に亡命申請するという意外な冒頭から始まる、現代日本を風刺した傑作でした。 演出は旧東ドイツ出身で1992年から日本に住むペーター・ゲスナー。 驚いたのは漫画家の内田春菊さんが役者として参加していた事。しかも結構演技が上手い。

帝劇クロージング公演 「レ・ミゼラブル」 観劇

 先日、帝国劇場にてミュージカル「レ・ミゼラブル」を観劇してきたので、その感想を述べたいと思います。  まずは写真撮影がOKなものは、ちょこちょこ撮っちゃいますよねw  当日の出演者は以下でした。  レミゼは、昔からほぼ毎公演観てきているのですが、生田絵梨花さんについては、コゼット、エポニーヌ、そして今回のファンテーヌ役と順に観てきた形となります。歌声がとてもキレイなので、そこがいいですね。 レミゼの感想  レミゼには見どころが沢山あるのに対し、どんどんと次の話へと展

握るもの背負うもの

★ 朝一にいそいそと、地域の方々に混じって、きりっと投票を済ませてから1日を始める感じが好きなので、期日前投票はしたことがない。 せめてもの社会との接点だと、毎回思いを込めて丁寧に文字を書く。良い感じのえんぴつだなと、投票用紙を前にするたびに思う。明日も良い感じのえんぴつだと良いなと思う。 もう少し有名になったらばもう少し強めに選挙行こう!とか言うかもしれない。影響力の乏しさがもどかしいけれどもせめて、投票に行ったことない人はとりあえず投票所の良い感じのえんぴつを握ってみて

人は何かを演じずにはいられない。

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 昨日のお昼ごろ、読書会で知り合った方から連絡が来る。 「関わっている舞台が千秋楽。かなり面白い仕上がりなので、お時間があればぜひ」とのこと。 前日の午前中は東京読書倶楽部の読書会、午後に友人とボードゲーム、そのまま飲み会(二次会付き)と詰めに詰め込んだ1日。 正直、「一日中寝る」気持ちだったけれども、折角のお誘い。もとより一度は小劇場とやらに行きたかったのもある。 そんなわけで、阿佐ヶ谷はシアターシャインにて、『水面のカラス、

レニングラード

昨日、NHK交響楽団の定期公演を聴きにNHKホールへ出かけた。 曲目はショスタコーヴィッチの交響曲第7番ハ長調作品60「レニングラード」 一曲のみ。 80分近くある大曲だ。 指揮者 トゥガン・ソヒエフ 交響曲第7番【ショスタコーヴィッチ】 レニングラードはショスタコーヴィッチの故郷だ。 異常な状況下でこの交響曲は作曲されている。 第一楽章の途中から「侵略の主題」と言われるスネアドラムのリズムが延々と続く🥁 ラベルのボレロを連想させるものだ。 迫り来るスネアドラムの音

『桜の園』

アントン・チェーホフ、最晩年の作品『桜の園』を観ました。美しい桜並木のある領地を手放すことになる地主貴族の話です。悲しい雰囲気がありつつも、賑やかで滑稽なやりとりに笑わせてもらいました。 舞台とは、奥行だと感じました。限られた空間やセットの中で、のびのびとした立ち振る舞いをする登場人物。小さな世界が大きく広がっていきます。ことば巧みさと気迫が脳内に響いて、大きな世界に連れて行ってくれるのです。 『桜の園』の本で感じられる独特な間もしっかりと残っていました。舞台ならではのセ

人が減ったり増えたり巡り巡る百年の『長い正月』【20歳の国】

年末に向かう空気とそれがはじけたような年始の空気が好きだ。 ずっとその繰り返しを積み重ねているのに飽きないのはなぜなのだろう。 ソーントン・ワイルダーの「長いクリスマス・ディナー」という作品を下敷きに、木村家百年の正月を描いた演劇、『長い正月』が2025/1/26まで(視聴は購入から二週間まで)再配信している。 2023年の年末から年明けに上演され、一度目は2024年の年初に配信されたものを観た。 演劇を観るぞ、と力を入れずとも冒頭を再生するとまるでひとの家のお正月の

【観劇感想】「ライドカメンズ The STAGE」2025.1.11 サンシャイン劇場

2.5舞台?イケメンコンテンツ?いや、それだけじゃない、これは熱い心を忘れない大人のためのヒーローショーだ!!楽しみにしていた舞台!初日に観に行ってきました!!! いやーーーーーー……最高でした。まだ初日なのに、会場との一体感と熱気がすごかったです。この作品はどんどん盛り上がる予感がするよ。 まだ始まったばかりだし、気になった方にも観劇チャンスはある!かも!ということでおすすめ感想レポを書いてみようと思います。 「ライドカメンズ The STAGE」は、2024.5にリリー

2mを包み込む愛 (「バーレスク黒蜥蜴」感想)

情報解禁時から本当に、心底、楽しみにしていた舞台「黒蜥蜴〜Burlesque KUROTOKAGE〜」。黒蜥蜴はダブルキャスト、明智はトリプルキャスト。存じ上げている役者さんが何人も出られるし、乱歩の小説ももちろん好きだし。しかもバーレスクときた。結局どの組み合わせも気になってしまって、もう思い切って黒蜥蜴と明智のキャストの全パターンを1公演ずつ見ることにした。 でもって、この判断をして正解だったと早くも確信している。 2/11に雷太さん・神尾晋一郎さんペアの回を見て、そこで

【演劇】美しい日々(新国立劇場)

 演劇を本格的に見始めて2年ほどですが、1月〜2月、3月は、劇団研修所の終了公演などがあるようです。今年に入って、私もいくつか観に行きました。  今回、新国立劇場演劇研修所の第18期生終了公演で観た『美しい日々』の記録を残します。 ■ものがたり、舞台 上記した〈ものがたり〉にあるように、二部構成で舞台は以下のようになっていました。 〈第一部〉は東京、都心から少し外れた中央線の駅にほど近い、木造の安アパート。 〈第二部〉は九州、海のある小さな町にある、安木家の離れの居間。

【演劇】ウーマンリブvol.16 主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本

【演劇鑑賞】 大人計画 ウーマンリブvol.16『主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本』 大阪公演 久しぶりに大人計画テイスト(正確には宮藤官九郎テイスト)のお芝居 『主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本』を観劇してきた。 ウーマンリブシリーズは宮藤官九郎が何物にもとらわれず、今やりたいことを自由に、ストレートに表現する大人計画の公演で、1996年にスタートしてから、これまでに同シリーズでは大人計画メンバーに加え、作品ごとに個性豊かなゲストを迎えて上演され

17歳の自分に会えたなら、私は何を伝えるだろう。

今日、友達が出演する舞台を観に行った。 市が運営している演劇のワークショップからはじまった、劇団の公演。 タイトルは「待ち逢いレストラン」。 その中で印象的なシーンがあった。 それは、67歳の女性が17歳の女性と会話をするシーン。 17歳の子に向かって「やっと会えたわ、50年前の私」と67歳の女性が言う。 どうやら、未来の彼女(67)が、現代の彼女(17)に会いにきたらしい。 「あのね。今、いろいろ大変で苦しいでしょ。でもね。大丈夫だからって伝えたかったの」と未来の彼

コングラボード頂きました

ミュージカル『SIX』初見の感想(2025/2/1マチネ) 「離婚と打首ライブツアー」の“あと5分だけ”を忘れないで

いやーーーー素晴らしかったですね! 来日版は都合がつかず観劇できないまま終わってしまったことが悔やまれるけど、私にとって今回が初『SIX』でした! 140字にまとまらないので逃げてきちゃった!仰々しくnoteの形を取ってしまったけど、内容はXの延長だし、考察とかではないです。プログラムもまだ全ては読めていない。勢いのまま書いた、とにかくほとばしる気持ちの言語化なので、お気軽に読んでいただけたら嬉しいです!ただ、後述する最後の項目は、読み手を選ぶ内容かもしれません。 ※結末の

【演劇】 峠の我が家

【観劇鑑賞】M&Oplaysプロデュース 『峠の我が家』 千秋楽  この作品の公開のお知らせがあった時に、資料を拝見して「出演者がとてつもなく素晴らしいな」と思ってすぐにチケットを手配してもらった。 それぞれとても小気味良いお芝居をされる方々だから、きっと緩みのないお芝居になるのではないかと思った。 決して明るい設定と言えない、どちらかと言えば今すぐ何か事件が起こっても不思議ではないような重苦しい始まりだった。 台詞は軽やかで明るい内容を話していても、それぞれの登場人物が

【映画感想文】宝塚星組公演『記憶にございません! - トップ・シークレット - 』を観てきたよ! 三谷幸喜監督の映画版との違いが面白かった。『Tiara Azul - Destino - 』は見るエナジードリンクみたいで元気にあふれていた!

 宝塚星組公演『記憶にございません! - トップ・シークレット - 』を観てきた。やっぱり宝塚はいい。客席に座ってぽわんとしているだけで、込み上げてくる高揚感が半端ない。  三谷幸喜監督の映画版は公開時に観ているし、今回、宝塚版を鑑賞するにあたって再視聴もした。なので、内容については頭にしっかり入っていた。それでもってどんな風に違いがあるのか、興味津々、劇場に行く日を待ち侘びた。  ストーリーはめちゃくちゃシンプル。ある日、憲政史上最低支持率のダメ総理大臣が石を投げられ、

舞台 「僕をみつけて」 観劇レビュー 2025/02/08

公演タイトル:「僕をみつけて」 劇場:下北沢OFF・OFFシアター 劇団・企画:かわいいコンビニ店員飯田さん 作・演出:池内風 出演:家入健都、古川さら、山中啓伍、木村玲衣、杉浦一輝、真織、妹尾竜弥、森田亘、谷川大吾、輝蕗、成瀬志帆 公演期間:2/6〜2/16(東京) 上演時間:約1時間40分(途中休憩なし) 作品キーワード:青春、群像劇、人狼、ラブストーリー 個人満足度:★★★★☆☆☆☆☆☆ 昨年(2024年)12月には「劇団青年座」で新作書き下ろしを上演するなど頭角を現

ミュージカル「SIX」来日版観劇感想

 こんにちは、雪乃です。今日は今年の観劇始め!ということでEX Theater Roppongiで「SIX」の来日版を観劇してきました。六本木、行く機会がなさすぎて今日行ってみたら全然分からなかった……。  「SIX」はヘンリー8世の6人の「元」妃たちが現代によみがえってバンドを結成し、「誰が一番ヘンリーに悲惨な目に遭わされたか」を競ってバンドのリードボーカルを決めようとする、ライブ形式のミュージカルです。  1人目の妃であるキャサリン・オブ・アラゴンは、ヘンリー8世が愛

カメステが仮面ライダーに真剣な件

ライドカメンズThe STAGEを観た。 事前に一部はストーリー、二部はライブですということを聞いて 「はぁ~最近よくあるライブファンサでチケット売るってヤツですね~~」と舐めくさっていたのだが、フタを開けてみると 仮面ライダーについて超真剣で泣いちゃった のでこのnoteを書いている。 以下、ぼくがかんがえたカメステさいこうポイント(ネタバレなし) ①カメステはライドカメンズで仮面ライダーという真剣さ(あたりまえ体操) ウィキによると、仮面ライダーを成立させるた

舞台感想 礼真琴 日本武道館コンサート ANTHEMーアンセムー

こっちゃんが、卒業を発表なさった時は、やっぱり……とうとう……そうか……って思いました。 トップに就任した時から卒業を考えると言われる宝塚のトップスター。 音校時代から首席で、周りから期待され、期待に押しつぶされそうになりながらもストイックに技術を極め、努力を重ねてきたこっちゃんが、どれほどの覚悟でトップになったのだろうと推測すると、それは想像を絶する厳しいものだったのではないかと思います。 その上、コロナ禍。 加えて、あってはならない悲しい出来事。 そんな激動の中で、こ

帝劇コン、夢か現かお祭りか(帝国劇場CONCERT『THE BEST New HISTORY COMING』Aプログラム感想)

通称「帝劇コン」、ついに開幕しましたね!初日を観劇し、Aプログラム千秋楽の配信を視聴し、どっぷりのめり込んでいます。 2月末の帝国劇場の一時的な閉館に伴うコンサート開催が発表されてからは、詳細を待っている間も2月下旬を空けておいてはいたのですが、様々なゲストを迎える各プログラムを何度も配信してくれることもあって(アーカイブなし😭)、正解でした!2月はこのエンターテイメントに浸り、明るい気持ちで現・帝劇とさよならしたいと思います。 初日の本編の中で平野綾さんが仰っていました

松下洸平氏の芝居力が炸裂したミュージカル「ケイン&アベル」

ケイン役の松下洸平氏は既に2025年主演男優賞レベルの芝居力 参りました。前から芝居力が高い方だと思っていたけれど、圧巻。圧倒されました。恐るべし松下洸平氏。 特に植原卓也氏演じるマシューとの若い頃からのバディ感が秀逸で、マシューの死の場面はもう涙が止まりませんでした。 時代を動かしていくのは女性たち 1906年4月16日、遠く離れたポーランドとアメリカ合衆国に2人の男の子が誕生。それがウィリアム・ケインとアベル・ロスノフスキ。 ケインの妻になる愛加あゆ(ケイト)、

ミュージカル「ラブ・ネバー・ダイ」鑑賞記録

日生劇場「ラブ・ネバー・ダイ」の感想noteです。 徒然と書き始めたらずいぶん長文になってしまった。 それというのも公演がめちゃくちゃ良かったから……! なんせ初見なので記憶がおぼろげなところもあるけれど、以下ネタバレありです。 私が観た2025年1月25日(土)マチネのキャストはこちら。 劇場 初めての日生劇場、まずエスカレーターがあることにビビる。 私がよく行く東京文化会館はエスカレーターどころかエレベーターすらないというのに。 席は2階2列目センターでとても良い席

谷桃子バレエ団『ラ・バヤデール』 感想

 谷桃子バレエ団の新春公演『ラ・バヤデール』を観劇。同団の全幕公演を生で観るのはこれが初となったが、想像を上回るクウォリティに冒頭から涙が止まらず……。深い感動を忘れないように、記録しておこう。 概要 『ラ・バヤデール』は、古代インドを舞台にしたロシアバレエ作品。寺院の舞姫ニキヤと戦士ソロルの死に至るほどの愛が描かれた本作は、谷桃子バレエ団オリジナルの脚色で、より複雑な五角関係となっている。  私は全3公演のうちの初回である、2025年1月18日のマチネを観劇した。 ガ

舞台感想 東京宝塚劇場 月組公演 ゴールデン・リバティ PHOENIX RISING

日生劇場で「ラブ・ネバー・ダイ」を観劇することになったので、翌日東京宝塚劇場で月組が観られたら最高じゃない?って思った私は、いつもは冷たい宝塚友の会でピンポイントに一日だけ申し込みをしてみました。 さすがにS席を申し込むのはずうずうしいかと思ってA席を申し込んだら、なんと!当たった~ ムラで最大12席を申し込んでも、1席も当たらないってことが結構あるのに、東京の1席だけの申し込みが当たるなんて、友会の抽選って一体どんなシステムになっているのでしょう? 不思議だわ。 でも、東京

【強欲とは】 歌舞伎NEXT 『朧の森に棲む鬼』 幸四郎ライ編

東京公演で松也ライを見てから、幸四郎さんライがずっと気になっておりました。 そんな中、仕事の開始日が数日後ろ倒しになったため、行ってきました博多座へ!五島列島旅友と別れた後のラストミッションです。 前回は前方だったのですが、今回は後方。後方からのラストシーンがどう見えるかに胸躍らせながらの開幕です。 結論。 幸四郎ライは、強欲な松也ライとは違い、業が深い印象です。 業が深い分、悪い男の色気が増していて、これはツナ様が落ちても仕方ない… という説得力がありました。松也

ミュージカル「SIX」日本キャスト版観劇感想

 こんにちは、雪乃です。ほぼ1ヶ月ぶりの更新です。お久しぶりです。  年が明けてから仕事がとにかく忙しく、平日はもちろんのこと休日も更新できず……ということで、前回の記事から1ヶ月もログインしてませんでした。  そんな今日はミュージカル「SIX」の日本キャスト版を観てきました。劇場は来日版と同じくEX THEATER ROPPONGI。一緒に観に行った母に「大丈夫!1回行ったしもう場所覚えたから!」と前日まで豪語していたのですが、いざ当日になってみたら来日版とは違う出口か

舞踊から お笑いまでと 幅広く 迦楼羅のように 自在に動き

インド舞踊家のステージを見た。激しい動きまるで鳥の様だ。インドの鳥といえば迦楼羅(かるら)である。といってもインドではガルダで、それが仏教の世界に入り込んで迦楼羅となったらしい。まあ、ガルダと言えばガルーダだ。インドネシアの航空会社を思い出してしまう。それにしてもあんな自在にしなやかに動くのかと思っていると、さらに驚いた。いったんその人が下がってからである。同じ人が再び現れたが、今度はなぜか相方を引き連れたかと思うと、突然漫才を始めたのだ。舞踊からお笑いとはなんと自在に動くの

シゲクサークルメンバーがスキ17000回達成!(250110)

シゲクです。 私が運営している「シゲクサークル」のメンバーである、丘澄絵梨奈さんが「贈られたスキ17000回」を達成されました!おめでとうございます! note記事・リンク一覧(サイトマップ) 丘澄絵梨奈さん、おめでとうございます! 「シゲクサークル」は、「創作大賞2024」「今日の注目記事」「note公式マガジン」「カテゴリートップ」「note公式Twitter」「2023年トレンド12選」「SmartNews」に選出、「有料記事500回販売」「note毎日更新13

舞台 「消失」 観劇レビュー 2025/01/25

公演タイトル:「消失」 劇場:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA 劇団・企画:キューブ 作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ 演出:河原雅彦 出演:藤井隆、入野自由、岡本圭人、坪倉由幸、佐藤仁美、猫背椿 公演期間:1/18〜2/2(東京)、2/6〜2/7(大阪) 上演時間:約3時間5分(途中休憩15分を含む) 作品キーワード:シリアス、コメディ、ディストピアSF、ラブストーリー、笑える、考えさせられる 個人満足度:★★★★★★★☆☆☆ ケラリーノ・サンドロヴィッチさん

現・帝劇最終公演。34年ぶりのミュージカル『レ・ミゼラブル』

2025年1月16日の記者発表の席で、2030年度のリニューアルオープンを目指す新しい帝国劇場(通称・帝劇)の概要が説明された。 その翌日、私は、現在の2代目帝劇(1966年開館)の約59年のフィナーレを飾るにふさわしい、今や帝劇の代名詞とも云える名作ミュージカル『レ・ミゼラブル』(以下、本作)を観劇した。 私が最後に観劇したのは1991年8月9日だから、実に約34年ぶりの『レミゼ』である(日本初演は1987年)。 ちなみに、私が観た当時(左)と現在(右)のプリンシパルキャ

シゲクサークルメンバーが有料記事10回販売達成!(250208)

シゲクです。 私が運営している「シゲクサークル」のメンバーである、丘澄絵梨奈さんが「有料記事10回販売」「全体21万ビュー」「贈られたスキ19000回」を達成されました!おめでとうございます! note全体アクセス・21万ビュー、有料記事10回購入ありがとうございます note記事・リンク一覧(サイトマップ) 丘澄絵梨奈さん、おめでとうございます! 「シゲクサークル」は、「創作大賞2024」「2024今日の注目記事ベスト30」「今日の注目記事」「note公式マガジン

【演劇】リタの教育(ポウジュ公演)を観て

 2025年1月13日(月・祝)、シアター風姿花伝にて鑑賞したポウジュ第1回公演『リタの教育』の記録を残します。(『オレアナ』も同時上演されました。)  『リタの教育』は、イギリスの劇作家、ウィリー・ラッセル(1947〜)の作品です。 ■あらすじ■感想 湯川ひなさんと大石継太さんの二人芝居でした。上演時間は、2時間35分(休憩15分含む)でした。以下、感想です。 (1)他の作品との比較(!?)  リタは「労働者階級」です。イギリスは階級社会と言われますが、舞台上の世界に

万博を 目指し活動 音絵巻 夢実現に カウントダウン

今年の大阪はとにかく騒がしい。春から関西万博が行われるから当然なのだろう。そんな中、ある有名ミュージシャンもこの時を待ちわびて活動を続けていると聞いた。そしてミュージシャンが住んでいる地元のホールで「音絵巻」という名の音楽祭を10年続けたという。それは単なる音楽祭ではなく、それは驚きの数々で、地元の人たちも巻き込んで毎年大にぎわいの舞台だ。そしていよいよ夢実現に向けてカウントダウン。さて、万博の会場でどんな舞台が見られるのか?今から楽しみである。 万博を 目指し活動 音絵巻

ミュージカル『ケイン&アベル』my楽。既に2025の最優秀俳優賞は松下洸平氏では?

3回目の『ケイン&アベル』MY楽 ほぼ毎週、週1の勢いで観劇しましたが、明日の千穐楽の前日の今日のマチネは1幕のケインのダンスシーン、2幕のリチャードとフロレンティナのダンスシーンに手拍子が入って客席からも舞台を盛り上げました。 観るたびに舞台の熱量が増していく感があって毎週本当に劇場に足を運ぶのが楽しみでした。 フロレンティナ: 咲妃みゆさん。ゆうみちゃんの今までで一番好きな役になった トップ娘役の現役時代は相手役さんを立てて立ててこれでもかというくらい立てるような役

『桜の園』初見の感想 天海祐希さんのラネーフスカヤ夫人と井上芳雄さんのトロフィーモフを中心に

ついに!観劇できました! 上演決定の情報解禁から早3ヶ月、この夢の共演は本当だよね?嘘じゃないよね?と信じられないような気持ちで開幕を迎え、ついに全貌を知ることができたので、my初日の感想を書きます。作品そのものの感想と、愛してやまない天海祐希さんのラネーフスカヤ夫人と井上芳雄さんのトロフィーモフ(ペーチャ)を中心に。 ⚠️ネタバレあります! 喜劇か、悲劇か?(作品の感想)ロシア文学、沢山の登場人物、しかもお名前の他に愛称まで作中で呼ばれ、そして喜劇か悲劇か?そんなテー

シゲクサークルメンバーがみんなのフォトギャラリー75回達成!(241226)

シゲクです。 私が運営している「シゲクサークル」のメンバーである、丘澄絵梨奈さんが「みんなのフォトギャラリー75回使用」「note毎日更新130日」を達成されました!おめでとうございます! 「みんなのフォトギャラリー」、70回ご利用ありがとうございます毎日投稿、130日達成しました note記事・リンク一覧(サイトマップ) 丘澄絵梨奈さん、おめでとうございます! 「シゲクサークル」は、「創作大賞2024」「今日の注目記事」「note公式マガジン」「カテゴリートップ」

浅草歌舞伎の思い出

体調不良から復帰の仕事は疲れました。でも仲間が大好きなので心は元気になりました。皆のおしゃべりを聞くのが好きです。賑やかな職場で救われています。たくさん笑いました。 週末の観劇に備えて体調を整えることに専念しています。いろいろ観たいけど我慢。今日はやっと姪にお年玉を渡すことができました。 受験生の彼女の顔付きが変わっていてびっくり。とても緊張感ある凛々しい表情でした。別れ際にハグをしました。私から頑張れとは言えず。。そうしたら「頑張ってくるね」と。 彼女の生まれた時を思

¥100

双生児の内臓 (「バーレスク黒蜥蜴」感想)

「黒蜥蜴〜Burlesque KUROTOKAGE〜」、雷太さん、島田さんそれぞれの黒蜥蜴をすでに1公演ずつ見たのちの千秋楽だった。昼夜とも明智を演じるのは平野良さん。個人的に、この舞台を見たいと思ったきっかけの1人。なんとなく、ものすごい変人に振り切ってくるんじゃないかなという予感はあったものの、それがあのふたりの黒蜥蜴と出会ったときにどうなるかまでは想像がつかなかった。 このnoteでは、島田さん・平野さんペアについて書きたい。 登場シーン、とにかくきっかり直角に曲がら

舞台「Come Blow Your Horn~ボクの独立宣言~」感想

10月3日から東京・新国立劇場で公演されている「Come Blow Your Horn~ボクの独立宣言~」を観劇してきました。 ありがたいことに先行の他に当日券でも観劇の機会が得られたので公演ごとに少しずつ色味の変わる物語の抑揚を感じることができたのも嬉しくて楽しかったです。 スマホのメモにぽちぽちしていた感想を自分用の備忘録にまとめましたが雑多で読みにくくすみません… (※以下、ネタバレを含みます) 舞台概要 アメリカの劇作家ニール・サイモンのブロードウェイデビュー作「C

閲覧注意💦🎻動く高月香里〜お耳汚しですがリクエストいただきましたので🙏

こんばんは。高月香里です〜。 突然ですが、約束は果たさねばなりませんゆえ、投稿することをお許しください🙏 昨日フォロワーさんから私の演奏を聞かせてほしいとのお申し出がありまして。私は素人ですので、そんなお聞かせできるような演奏はできないのですが、それを承知で、この際「バイオリンは難しいんだぞ」ということも踏まえてお伝えできたらと思います〜🥹 では、このnoteのアイコンに使用しております画像の動画から。習い始めて4年になる頃で、2019年の発表会のものです。曲は、Maz

【感想文】人生初の「ブラボー!」ベジャール「ボレロ」@東京文化会館9.28

9月28日土曜、13時半から、上野の東京文化会館にて、モーリス・ベジャール・バレエ団の2024年日本公演のBプロ(ミックスプログラム)を観に行った。「芸術に触れよう2024」という私の目標では当初は入っていなかった予定だったが、大学生の頃観に行ったベジャールのボレロがどうしても忘れられず、また観たいと思ってダメでもともと検索してみたら、たまたま今年来日公演がある。また数枚の万札が飛んだが、迷わずチケットを購入した。 今回は特に「ボレロ」以外の曲について聴きこんだりせずに行っ

舞台は生モノ「さらば、象」 #114

映像じゃ感じとれない空気感。 先日、久しぶりに友人と舞台を観に行きました。 兵庫県、JR伊丹駅ちかくにある劇場です。 写真を元にした朗読劇から始まり劇場(アイホール)に関わりある方達が集まり製作。伊丹の歴史をこれでもかって詰めた、お芝居でした。 今回は演出が小原延之さんなのですが、違和感なく楽しめました。チーム伊丹って感じ。 神戸港に着いた象がトラックに乗らないため万博会場の吹田市まで歩く象の団体。太陽の塔がある万博会場まで、よく歩きましたよね。象も象遣いも。 ロビー

【舞台感想文】Endless SHOCK 大千穐楽

Show must go on. 2024/11/29(金)、堂本光一さんが主演を務める舞台「Endless SHOCK」を映画館のライブビューイングで鑑賞してきました。 これは堂本光一さんが20年以上に渡り単独主演を務めてきた作品です。東日本大震災やコロナ禍の影響でやむを得ず中止されることがありましたが、ほぼ毎年のように公演されてきました。 しかし、ついに今回の公演で大千穐楽、つまり終幕を迎えました。Final Endless SHOCKです。 まずは堂本光一さん、

「大富豪同心」歌舞伎座

お正月の雰囲気が残る歌舞伎座へ。 仕事帰りに同僚と観劇してきました。忙しい日が続いたので美味しいもの!と「はせ川」でかつ丼を食べて向かいました。 歌舞伎座から少し築地方面に向かう途中にあります。贅沢なお値段ですが、納得の美味しさです。脂身が苦手なのに完食できるお店で時々行きたくなります。 今日は夜の部「大富豪同心」のお話です。 想像以上に面白かった。良い意味で何も考えず、長丁場の歌舞伎座の公演時間には最高な一幕でした。何より幸せな余韻で劇場を出ることができました。

¥100