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ドイツ生活の中で思う事、訪れた街や国の思い出、美術館や博物館の備忘録などを書き残してい…

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ドイツ生活の中で思う事、訪れた街や国の思い出、美術館や博物館の備忘録などを書き残しています。

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    ドイツ国内で訪れた街の思い出

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    訪れた街や国のうち、世界遺産登録された場所

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北ドイツ旅行②ドイツ最大の港町ハンブルク

ハンブルクと聞いて、まず思い浮かべるのは港。 そして、街の中心にある美しいアルスター湖。 他には、世界遺産に指定された倉庫街、音楽や演劇がお好きであればエルプフィルハーモニーを思い浮かべるかたもいらっしゃるだろう。 もしくは、港町らしいオトナの区域レッパーバーンを思い出すかたもいらっしゃるだろうか。 とにかくハンブルクは、見どころの多い街だ。 人口は、ベルリンに次ぐ2位。 そして港の大きさは、欧州で3位。(ロッテルダム、アントワープに次ぐ) なお、正式名称は、自由ハンザ都市

    • 北ドイツ旅行①ハンザの女王リューベック

      以前ドイツの北海沿いを旅行した記事を書いたが、今回はバルト海方面を訪れた時の思い出を。 リューベックへは、遠い昔に一度だけ訪れたことがあるが、記憶が曖昧だったのでぜひもう一度訪れたかった。 リューベックの正式名称は、ハンザ都市リューベック。 ハンブルクと共にハンザ同盟の中心的役割を担った事、またその旧市街は世界遺産にも選ばれている(1987年)事などから、ハンザの女王、もしくはバルト海の女王などと呼ばれているそうだ。 リューベック駅 ホルステン門 駅から旧市街へ向かう

      • サッカー国際試合ドイツvsハンガリー

        記事にするほどのボリュームではないけれど、つぶやきには収まらない記事となりました。 思い出の一つとして、ここに残します。 ***** 欧州選手権が終わり、オリンピック、パラリンピックも終わった。 しかし、まだスポーツ観戦の楽しみは残っている。 この週末、ドイツ対ハンガリーの国際試合がデュッセルドルフで行われたので、観戦してきた。 暑すぎず寒すぎず、ちょうど良い気候。 今回の席は、コーナーの位置。 試合が始まる前から、コーナーキックが待ち遠しくなる。 49235席、全

        • 7センチのハイヒール

          大学を卒業後、私が初めて就職した会社には、制服があった。 新入社員研修では、新品の制服が与えられ、そして会社から指定された高さ5センチ程のヒールの黒い靴を、別途持参した。 今ならば、ヒールの強要は#KuTooで批判されてしまうだろうか。 研修では、慣れない場所での大勢の人との共同生活が続き大変だったが、何よりも慣れない靴を一日中履いているため、足が痛くてたまらなかった。 靴が合わないのではなく、ヒールのある靴を履くことに、私はまだ慣れていなかった。 その後、正式な配属部署

        北ドイツ旅行②ドイツ最大の港町ハンブルク

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          グリム童話XI グリムの世界 カッセル

          カッセル訪問の目的の一つは、グリムの世界 Grimmweltという博物館。 グリム童話の誕生は、1812年。 2005年には、ユネスコの世界記憶遺産として登録された。 かつてヘッセン方伯の宮殿内にあったグリム博物館は、展示品が増えて手狭になり、代わってこの博物館が2015年に建てられた。 博物館近くのグリム広場には、グリム兄弟の像がある。 グリム兄弟はハーナウで生まれ、大学時代はマールブルク、そして人生の多く30年余りをこのカッセルで過ごした。 そして、グリム童話が生まれ

          グリム童話XI グリムの世界 カッセル

          カッセル② ヴィルヘルムスヘーエ宮殿

          カッセルの街、公園全体についてはこちら。 Schloss Wilhelmshöhe ヴィルヘルムスヘーエ宮殿は、方伯ヴィルヘルム9世によって建てられた。 ここは、ナポレオンの弟ジェローム・ボナポルトが住んだ事でも有名だそうだ。 現在は、美術館として利用されている。 館内はギリシャやローマのアンティークコレクションと、絵画の展示室がある。 4階から見学を勧められたので、その通りに見学してみることに。 4階に到着すると、いきなりのルーベンス作品。 訪れた時には、おもちゃの

          カッセル② ヴィルヘルムスヘーエ宮殿

          カッセル①水の芸術〜世界遺産の噴水

          暑い日が続くと、涼を求めてお出かけしたくなる。 Kassel カッセルは、ヘッセン州北部に位置し、フランクフルトからは約200km。 以前この街を訪れた事はあったが、街の代名詞でもある噴水を見ていなかったので、いつかまた必ず訪れたいと願っていた。 市の中心地の様子 公園に行く前に、街を歩いてみる。 ドンとした構えで威厳のある市庁舎。 フリードリッヒプラッツ フリードリッヒ2世の像が見守る大きな公園は、博物館や劇場などに囲まれている。 5年毎に開催されるドクメンタのホー

          カッセル①水の芸術〜世界遺産の噴水

          ドイツ語が話せなくとも

          私が留学生としてドイツに渡った時、ワーキングホリデー制度はまだなかった。 学生ビザも日本にいる間に申請をし、許可を得てからドイツに渡った。 以下の日付は備忘録。 ワーキングホリデー制度でドイツに住むかたに加え、特に2015年からは多くの難民を受け入れたドイツ。 以前よりずっと外国人比率が高まったように感じていたが、その推移を辿ると、それが気のせいではない事がはっきり分かる。 1990年代から約800万人程度を保っていた移民は、2022年には1200万人を超えた。 人口比では

          ドイツ語が話せなくとも

          南ドイツ一人旅⑨まだ知らぬ街シュトゥットガルト

          南ドイツ一人旅。 旅の最後の目的地は、シュトゥットガルト。 ドイッチュランドチケット(ドイツ国内の高速列車以外が乗り放題)を持っているものの、さすがにデュッセルドルフから南ドイツまで地方路線だけを乗り継ぐと、9時間もかかる。 しかも乗り換えが多く、大きな荷物と一緒では何かと不便だ。 遅延も多いだろうから、乗り継ぎが上手くいくとも限らない。 ここは値段よりも、快適さを選ぶべきだろう。 アルプシュタットは高速列車は走っていないので、デュッセルドルフとシュトゥットガルトの往復は、

          南ドイツ一人旅⑨まだ知らぬ街シュトゥットガルト

          南ドイツ一人旅⑧地球2億年の歴史ヴィムセン洞窟

          ヴィムセン洞窟 Wimsener Höhle 南ドイツ、シュヴェービッシュ地方。 2017年、シュヴァーベン・ジュラの洞窟群と氷河期芸術が、ユネスコ世界遺産に登録された。 同時にシュヴェービッシュ・アルプは、ユネスコ世界ジオパークの認定を受けた。 ヴィムセンは、エーレンフェルス城の敷地の一部、ヘイゲンの町にある区域。 ヴィムセン洞窟は森に囲まれているので、この辺りにもたくさんのハイキングコースがある。 せっかくなので、辺りをハイキングしてみた。 エーレンフェルス城から、北に

          南ドイツ一人旅⑧地球2億年の歴史ヴィムセン洞窟

          南ドイツ一人旅⑦学生の街テュービンゲン

          テュービンゲンTübingen。 旅行の宿泊地に選んだアルプシュタットと、州都シュトュットガルトの、ちょうど真ん中に位置する。 テュービンゲンとは テュービンゲンは、ハイデルベルクと同じくネッカー川のほとりの街。 そして、同じく大学街だ。 街の歴史は古く、ローマ人が植民地として85年頃にこの辺りに進出したという。 12世紀頃からは交易の中心として、街は発展する。この頃、ローマ教皇フリードリッヒ1世は、街に修道院を贈ったそうだ。 1342年、ヴュルテンブルク伯爵がこの街に

          南ドイツ一人旅⑦学生の街テュービンゲン

          サッカー観戦へ⚽️UEFA Euro 2024

          パリオリンピック開幕まで、残り2週間。 オリンピックとは別に、ドイツでは今サッカーが盛り上がっている。 遡ること6月14日、第17回UEFA Euro 2024欧州サッカー選手権が、ドイツで開幕した。 初戦、ドイツvsスコットランド戦はミュンヘンで行われ、5対1でドイツが勝利。 ドイツにとって、順調な滑り出しとなった。 あれから1ヶ月間に渡り、ドイツ各地でゲームが繰り広げられ、いよいよ7月14日が決勝戦となる。 NRW州では、私の住んでいるデュッセルドルフ 、ドルトムント、

          サッカー観戦へ⚽️UEFA Euro 2024

          南ドイツ一人旅⑥天空の城ホーエンツォレルン城

          気持ち良いハイキングの終点は、天空の城ホーエンツォレルン城。 前回の記事はこちら。 ハイキングで疲れた身体を、ラズベリーケーキで癒す。 甘い食べ物は、疲れた身体に心地良い。 (疲れていなくとも、甘いものはいつでも大好きだ) 休憩後に、早速お城を見学してみる。 見学チケットはオンラインで入手可能で、同時に時間指定もできる。 ホテルのかたのお話によると、以前はアルプカードでこのお城も入場できたそうだが、今は別途チケットが必要。 今回の旅の中で、私が唯一購入したチケットは、この

          南ドイツ一人旅⑥天空の城ホーエンツォレルン城

          南ドイツ一人旅⑤お城に臨むハイキング

          今回の旅の最大の目的は、ホーエンツォレルン城。 お城見学だけではなく、このお城周辺をハイキングする事も目的の一つだ。 この辺りにはたくさんのハイキングルートがあり、選ぶだけでワクワクする。 調べていくうちに、私が見たいと思っていた景色は、Zeller Hornという山からの眺めだと分かった。 お城の周りをぐるりと一周するハイキングルートはとても魅力的だが、それではお城見学の時間が足りない。 是非お城見学もしたいので、ルート作りはなかなか難しかった。 そして、お城見学の前にハ

          南ドイツ一人旅⑤お城に臨むハイキング

          映画館へ 関心領域を見る

          この記事を書こうか書くまいか迷ったが、やはり書いておこう。 先日、映画『関心領域』を見に行った。 映画館に最後に足を運んだのは、エマ・ワトソン主演のLittle Womenで、2020年2月の事。 コロナの影響もあり、なんと4年間も映画館に行かなかった。 私の周りでは、戦争映画としてはオッペンハイマーのほうが話題に上がる機会が多く、また見に行った人も多かった。 奇しくも、今朝のNHKのニュースでは、彼が被爆者に謝罪していたという記事が掲載されていた。 さて、私がこの映画

          映画館へ 関心領域を見る

          南ドイツ一人旅④予定外の訪問ロイトリンゲン

          リヒテンシュタイン城を訪れた際、帰路で小さな問題が起きた。 それは、お城と街を結ぶ道の大渋滞。 その原因は、お城の駐車場の大混乱だった。 お城まで公共交通機関で行こうとすると、日曜日と祝日しか運行していない。 しかも、一日に二本程度の選択肢のみ。 午前中は混んでいなかったが、お城見学が終わると、チケット売り場は長蛇の列。 そして、管理のあまり行き届いていない駐車場は、大混乱だった。 それだけ人気なのだが、困った事に狭い山道なので、麓からやってくるバスまでもが渋滞に巻き込ま

          南ドイツ一人旅④予定外の訪問ロイトリンゲン