イトカズ

大阪のド真ん中で執筆活動、演劇活動やってます。思い出さないけど忘れない日々の記録。何者かになってやろうな〜んてことには興味なし、ましてやお金儲けなんて...ただ死ぬまで生きるだけですひっそりと、でも執拗に。

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マガジン

  • うすのろ日記

    うすのろな毎日を綴った日記。ほぼ毎日更新しています。立ち食い蕎麦を食べるようにいつも通り、普通に平凡に日々生きていきたい気持ちの日記。

  • 不水溶性な日常

    少しのこと、たくさんのこと、いっぱい考えたこと…についてのエッセイ。 あんなことやこんなことを誰かと共有できたらいいなと思っています。

  • オリジナル モノローグ・朗読・音声配信用素材集

    演劇の練習や音声配信、朗読などに利用できるオリジナル素材集です。 マガジン購入、または単品購入していただいた方は自由にお使いください。 少し利用規約はあります。各作品の下段をお読みいただけると嬉しいです。

  • 映画で知り、本で生き、舞台で弾ける。

    映画、本、観劇の記録です。 この3本の柱でわたしは成り立っています。

  • noteは小説より奇なり

    時々、思いついたら書いている小説集です。 連続短編小説「短い時間の長い瞬間」「Stairway to Heaven」「不幸中にしか幸せはないのか...」など

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毒気とロマンティシズム (自己紹介に代えて)

それはコロナ真っ只中の春の日の昼下がり、ソファに寝転がって眠るわけでもなくぼんやり外を見ていた時だった。ニュースから流れる醜悪なセリフとは裏腹に空は爽やかに晴れていた。 「何かしよう...」 「そうだ何か書こう」 昔から書くことでモヤモヤした何かを払拭してきた経験がある。 書くことにした。 自己紹介するほど特別なキャリアも地位も何もない。 お知らせできるのは大阪のど真ん中で夫と一匹の猫との暮らしを営む昭和生まれの主婦という肩書きだけだ。 若い頃は海外生活が多かった。そのせ

    • 寂しさ通り越して、うすのろだけ残る...の巻

      うすのろ日記 2024.11.21(木) strange days このところめっきり冷えてきた。 私は下半身が冷えるタチで、執筆活動中に膝掛けをしているのだが、 今朝メールチェックをしていたら、いつも買っている雑貨屋からのお知らせが来ていて、11月20日からBLACK FRIDAYで全品10%OFFとなっているらしい。おすすめ商品を覗いてみると、電気膝掛けがあるではないか。 普通の膝掛けでもいいにはいいが、電気なら尚いいだろうなと思いさっそく買いに出かけた。 お目当ての電

      • 寂しさと、うすのろと、

        うすのろ日記 2024.11.19 (火) a bit careless 電気毛布に助けられた一夜だった。 本当に冷え込んだ夜。 今朝の白湯タイムでも両手でマグカップを抱えて、ふぅふぅさせながらまるで昭和の女性アイドルの宣材写真のようなスタイルで飲んだ。 客観的に見るとさぞ滑稽な姿であろうと思う。 白湯タイムの最中に谷川俊太郎さんの死去を知る。 急な病気などではなく、老衰ということだ。 谷川さんはなんとなくずっと存在する人だと勝手に思っていた。 でも違った。そん時が来れば

        • 冬の顔色をうかがう歓び

          うすのろ日記 2024.11.18(月) I can't wait for winter 少し、冷っとする朝。 起きてすぐに分厚い靴下を履いた。 白湯タイムも始める。 今年は暑い日が続いたからずいぶん遅くなってしまった。 30分早く起きてゆっくり白湯を飲む。 * 性格分析をする本があって、それを立ち読みしていたら『あなたは人の好き嫌いが激しいタイプ。好きな人にはとことん尽くすが、嫌いな人に対しては目もくれない。だから冷たい人と思われる傾向がある』と書いてあって、 「はて

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          ゆっくりと通過点を過ごしている

          うすのろ日記 2024.11.19(金) a stepping stone やる気に満ち溢れている時間帯と、やる気がまったくない時間帯が混在している日。だいたい30分交代くらいにそれが入れ替わる。 朝一番はやる気に満ち溢れていて、以前読んだ本の重要な部分を抜き出す作業を張り切ってやっていたのだけど、途中で洗濯物を干したりしてたら、もう続きをやるのが面倒になって、また今度でいいかとなってしまった。 その後、ソファに寝転がって雑誌を読むでもなくパラパラと見ていたら、映画の話で面

          ゆっくりと通過点を過ごしている

          【今日の刺言】 わかることのほうがむしろ不安で、 わからないことのほうが救いであり、 それは世界の厚みです。 (永井玲衣 &Booksでの投稿より)

          【今日の刺言】 わかることのほうがむしろ不安で、 わからないことのほうが救いであり、 それは世界の厚みです。 (永井玲衣 &Booksでの投稿より)

          悪いことはいいことより簡単に起きてしまう

          うすのろ日記 2024.11.12(火) traffic accident 朝起きてリビングの窓を開けて外の冷たい空気を吸い込んだ瞬間に「キッキッキュキュィ〜ン」という大きな急ブレーキの音がして、次の瞬間「ドン!」と何かとぶつかる音がして、そして「ガシャン」とガラスが割れる音がした。 その一連の音が数秒の間に聞こえた感じ。 「事故だ」と、咄嗟に思った。 まだ朝の6時半、こんなに早くから…と思ったりもしたが、事故が起きるのは1日中あるにはある。 野次馬根性を出してベランダから

          悪いことはいいことより簡単に起きてしまう

          世間は自分に馴染むようにはできていない

          うすのろ日記 2024.11.11(月) inconvenient 暖かい朝である。 毛布は蹴飛ばされていた。 これから1週間ほど、関西は夏日に近い気温が続く。 厄介である。 来年から始める新しいこと(今はまだ秘密)のために必要なものがたくさんあって、朝からヨドバシカメラに行った。 外国人のツアー客が大勢来ていてツーリストの方が旗を持って引率したりしてびっくりした。 この界隈は日本じゃないみたいだ。 私自身は日本にいるのに周りが外国人ばかりで、外国語が飛び交っていて、 「

          世間は自分に馴染むようにはできていない

          ぽつねんと、冬を待つ

          うすのろ日記 2024.11.8(金) Winter is gradually approaching 今朝は冷え込んだ。 大阪なりの冷え込み具合なので北海道の方々とのそれとはまったく違うのだけど、今期一番「あぁ冷えたなぁ」と、心から思った。 乾燥も激しい。 すぐに喉が渇く。 それに厄介なのは手がカサカサになること。 スマートフォンの指紋認証が指のカサカサで反応しない。 『認識されませんでした』と、何度も出てくるから顔認証を設定したら、 メガネかけてたりかけてなかったりマス

          ぽつねんと、冬を待つ

          【essay】私は機会があれば飲む。時には機会がなくても飲む

          やっとお酒が飲めるのである。 1ヶ月前に喘息の症状が出て、医者から渡されたその薬を飲むためにお酒が禁じられていた。その1ヶ月も過ぎ、喘息の症状も治ったので薬生活にも今日終わりを告げた。 私はアルコール中毒者ではないので、飲むなと言われれば1ヶ月でも2ヶ月でも半年でも飲まないでいることはやぶさかではないが、でも食卓にお酒がないとちと寂しいのだ。 餃子を焼いたらビールが飲みたいし、肉を焼いたら赤ワインの栓を抜きたくなって、パスタを茹でたらスパークリング、美味しい刺身にはぬる燗..

          【essay】私は機会があれば飲む。時には機会がなくても飲む

          言いたいことはたくさんある

          うすのろ日記 2024.11.6(水) have something to say 夜半から冷えてきたらしい。 朝目覚めたら、花(猫)がベッドの毛布の中にもぐって私の足首を枕にして寝ていた。 猫を飼っている人は、愛猫が布団にもぐりこんでくるのを嬉しく思う人が多いようだが、私は寝返りができなくて寝不足になるから嫌だ。 「ちゃんと自分のベッドで寝なさいよ」と、寝ぼけ眼で説教するが、まったく微動だにしない。 こういう時、平気で知らん顔するのは猫の得意とするところだ。 いつもは呼ん

          言いたいことはたくさんある

          ねぇ、私たちはどこへ運ばれてくの?

          うすのろ日記 2024.11.5(火)Thinking About Our Future 軽く頭痛。 朝、4時ごろ気がついて「痛いなぁ」と思いながらも寝ていた。 軽く頭痛のする1日になりそうだ。 それにしてもよく晴れている。 まるでお芝居の書き割りに使われるような空模様だ。 それに加えて暑い。 昨日、夫にお願いして扇風機を3台を押入れの奥に片付けてもらったことを後悔する。仕方なく昼間はエアコン(冷房)のお世話になる。11月になってからエアコンをつけるとは思ってもみなかった

          ねぇ、私たちはどこへ運ばれてくの?

          ゆっくりと息を吐くように育む11月

          うすのろ日記 2024.11.1 (金) November 11月に入った。 曇天で始まった。 月の初めだから何か粋な話でも…と思ったが特に何もない。 最近は現実主義者が増えたせいか、粋な話をとんと聞かなくなった。 以前は、ご祝儀袋のしまい方とか、風呂敷の洒落た使い方や上手な傘のさし方などの話を誰からともなく聞いたものだった。 そんなことにかまっているほど暇じゃないのかもしれないな。 夫が在宅勤務でずっと家で仕事をしていた。 お昼ごはんがめんどくさいなと思っていたら、「何

          ゆっくりと息を吐くように育む11月

          紐帯

          うすのろ日記 2024.10.31 (木) It's fate 耳鼻咽喉科に行く。 慢性耳鳴りの治療。 治療といっても私の耳鳴りに効く治療は今のところないのだけど、3ヶ月ごとに通っている。 「どんな感じ?」 「変わりないです」 「変わらないのはいいことだよ」 と、いつもと同じ会話をして、薬の処方をしてもらって終わるのだけど、この担当医には何となく癒やされる私がいて、通っても治らないとはわかっていても飽きずに通ってしまうのだ。 「何かあったらすぐに来なさいよ」という言葉と共に

          ある曇天の日、鍋を買いに。

          うすのろ日記 2024.10.29 (火) buy a pot 昨夜はくたびれ果てて、夜8時半にベッドに入った。 くたびれるような何かをしたわけでもなく、ただくたびれていた。 今朝は元気溌剌!とまではいかないが、まぁ平凡な体に戻った。 さて、今日は鍋を買いに行く。 20年間使った雪平鍋がとうとうだめになってしまった。 木製でできた取っ手の部分がボロボロになって取れてしまった。 鍋の底も長年の酷使に黒ずんできていくら洗っても取れない。 「長年ありがとう、はいさようなら」と言

          ある曇天の日、鍋を買いに。

          【essay】刹那主義者のゆくえ

          朝から衆議院総選挙に夫婦で行ってきた。 少なからず、これからの日本の方向性を問われる選挙なのかなと思う。 と、書き出しはとても真面目な国民を装って書いたが、いろいろ疑問もあり、不透明さもあり、やるせないやら、やりきれないやら、うまく表現できないが、そういう気持ちで行ってきた。 選挙が近くなると、街頭インタビューがテレビでよく流される。 特に若い人へのインタビューが多くて、『選挙なんか行かなくても、政治なんか知らなくても、私たち楽しくやってま〜す✨』というのを強調したいのかや

          【essay】刹那主義者のゆくえ