イトカズ

「もう若くはないわ、だって昭和女だもの」 大阪の中心で執筆、演劇、音声配信やってます。…

イトカズ

「もう若くはないわ、だって昭和女だもの」 大阪の中心で執筆、演劇、音声配信やってます。思い出さないけど忘れない日々の記録。stand.fm(スタエフ)→ https://stand.fm/channels/6530c802bcd1491cab3616f3

マガジン

  • stand.fm

    stand.fmで過去に放送したものを集めてあります。 お時間のある時にここからでも、stannd.fmからもで聴いてみて下さい。

  • うすのろ日記

    うすのろな毎日を綴った日記。ほぼ毎日更新しています。立ち食い蕎麦を食べるようにいつも通り、普通に平凡に日々生きていきたい気持ちの日記。

  • オリジナル モノローグ・朗読・音声配信用素材集

    演劇の練習や音声配信、朗読などに利用できるオリジナル素材集です。 マガジン購入、または単品購入していただいた方は自由にお使いください。 少し利用規約はあります。各作品の下段をお読みいただけると嬉しいです。

  • 映画で知り、本で生き、舞台で弾ける。

    映画、本、観劇の記録です。 この3本の柱でわたしは成り立っています。

  • 不水溶性な日常

    少しのこと、たくさんのこと、いっぱい考えたこと…についてのエッセイ。 あんなことやこんなことを誰かと共有できたらいいなと思っています。

最近の記事

  • 固定された記事

毒気とロマンティシズム (自己紹介に代えて)

それはコロナ真っ只中の春の日の昼下がり、ソファに寝転がって眠るわけでもなくぼんやり外を見ていた時だった。ニュースから流れる醜悪なセリフとは裏腹に空は爽やかに晴れていた。 「何かしよう...」 「そうだ何か書こう」 昔から書くことでモヤモヤした何かを払拭してきた経験がある。 書くことにした。 自己紹介するほど特別なキャリアも地位も何もない。 お知らせできるのは大阪のど真ん中で夫と一匹の猫との暮らしを営む昭和生まれの主婦という肩書きだけだ。 若い頃は海外生活が多かった。そのせ

    • 【stand.fm】 月についてのエトセトラ

      音声配信 2024.9.20(金)放送分一部抜粋 … … でも私は月を見るのが好きで、それは、有名な名のついた月を見るというより、いつも見てます。名もない月も綺麗ですよ。満月も三日月も半月も...私は特に月とは縁が深くて、もうかなり前(1993年かな)の映画なんですが「月はどっちに出ている』っていうのがあったんです。その映画が好きでね、もう何十回と見てます。崔洋一監督の代表作かなと勝手に思ってますが、特別に何かものすごいことが起こる映画ではなくて東京で暮らす在日韓国人や他の

      • 女郎蜘蛛がベランダで干涸びて死んでいた。 思いもよあらない死に目だったのだろう... そろそろ秋が来るのだろうか。 干涸びないほど水を飲み、 我、蜘蛛を見る。

        • 帰りそびれた 夜明けの月

          【うすのろ日記】 2024.9.18(水) moon at dawn 午前4時22分、花(猫)のためにサッシ窓を開ける。 西の空に夜明けの月が出ていた。 昨夜出ていた月と同じものだけど、1日ずれたからもう名もなき月だ。 この夜明けの月は、少し白みがかった色で素知らぬ顔をしている。 わぁーわぁーきゃーきゃー言われて写真を撮られまくられて、楽屋に戻ってやっとひとりっきりになれたアイドルのようだなと思った。 私はこっちの方が好きかもしれないと思う。 あえて写真は撮らなかった。 友

        • 固定された記事

        毒気とロマンティシズム (自己紹介に代えて)

        • 【stand.fm】 月についてのエトセトラ

        • 女郎蜘蛛がベランダで干涸びて死んでいた。 思いもよあらない死に目だったのだろう... そろそろ秋が来るのだろうか。 干涸びないほど水を飲み、 我、蜘蛛を見る。

        • 帰りそびれた 夜明けの月

        マガジン

        • stand.fm
          42本
        • うすのろ日記
          677本
        • オリジナル モノローグ・朗読・音声配信用素材集
          12本
          ¥500
        • 映画で知り、本で生き、舞台で弾ける。
          79本
        • 不水溶性な日常
          65本
        • noteは小説より奇なり
          50本

        記事

          とにかく、慣れたふうなことをしないこと

          【うすのろ日記】 2024.9.17(火) commitment to authenticity 花(猫)に起こされるままに起きて、毎朝4時から小説を書いている。 短編にするか、長編にするか、悩みながら書いている。 そんなことは最初に決めてから書くのがいいのだろうが、書いてる途中でコロっと気持ちが変わる。 短編にしようと思って書いていても、「この主人公はもっともっと何か言いたいことがあるはずだ」と思うと長編になってしまうし、その反対もある。 まったくもって邪道な書き方なのか

          とにかく、慣れたふうなことをしないこと

          欲しがる人

          【うすのろ日記】 2024.9.15 (日) too greedy 日曜日に日記を書くなんて、なんと珍しいことだろうか。 今朝は休日といえど、家の中はとても静かである。 花(猫)はずっと眠り姫状態であるし、夫は友人たちとどこかへ遊びに行った。喜ばしいことに、ひとりっきりの日曜日である。 午前中、テレビのニュース番組を流しながらパソコンに向かっていると、 何のニュースなのかわらないのだが『吾唯足知ってことなんだと思います。それを心に留めることによってかなり生きるのが楽です』

          欲しがる人

          【stand.fm】酔っ払い女の取り扱いメソッド

          音声配信 2024.9.13(金)放送分一部抜粋 … … 今までに、もうこれはヤバいだろっていう経験が何回かあるんですけど、その中でも 2 つちょっともう思い出したくもない。でも決して忘れられない出来事がありました。ちょっとお話ししてみましょうか? もしの酔っ払いの話なんて聞きたくないっていう方は、ここら辺でバチッと停止ボタンを押してください。1 回目は、私がまだお酒を覚えて、そんなに時間が経ってない頃の話なんですけれども、バイト先の先輩と飲みに行ったのがお酒を覚えたきっか

          【stand.fm】酔っ払い女の取り扱いメソッド

          暦巡り 秋とは言うも 残暑厳しく 空青くて 涼風待ちわび 心は焦がれる 秋の夜長は まだ遠し

          暦巡り 秋とは言うも 残暑厳しく 空青くて 涼風待ちわび 心は焦がれる 秋の夜長は まだ遠し

          誰かのため...の中の傲慢さ

          【うすのろ日記】 2024.9.11 (水) my arrogance 花(うちの猫)の人間ドックならぬ猫ドックの日である。 どこの猫もそうだと思うが、花も病院に行くのが大嫌いである。 彼女は私たちのちょっとした気持ちを変化を敏感に感じ取り、 「何かあるぞ、何だ何だ、ひょっとして...」と思っているらしく、 キャリーケースを出した時点でそこら辺を逃げ回る。 昨夜から夫と何度もシミュレーションして今日に備える。 「悟られないように平常心でいきましょうね」と夫と確認し合う。 出

          誰かのため...の中の傲慢さ

          お喋りなあなたと、口の中。

          【うすのろ日記】 2024.9.10 (火) dental checkup 歯科定期健診に行く。 もう何年も飽きもせず3ヶ月ごとに通っている。 前回行ったのが6月だったのだが、その時「次は9月です。その頃は涼しくなっているでしょうね」という受付の方の言葉を覚えている。 だが、残念なことに今日もまだ夏である。 今日も帰り際に「次は12月です。もう冬ですね」と言われた。 「冬がまともに来ればいいですがね...」と、言うと「大丈夫ですよ、きっと大丈夫です」と慰められてしまった。

          お喋りなあなたと、口の中。

          賢者は聴き、愚者は喋る。

          【うすのろ日記】 2024.9.9 (月) Hey, are you listening? お化粧をしながらポッドキャスト『堀井美香 WEDNESDAY HOLIDAY』を聴いていた。 今回のゲストは生命保険会社のカスタマーサービスセンターで働く女性。 その方は、6,000名以上が参加する「電話応対コンクール全国大会」で日本一に輝いたとのことで「へぇ〜、何それ〜」と、興味津々で聴いた。 いろいろ為になる話をされていたが、決定的なのは話す力はもちろん必要だが、それ以上に『聴く

          賢者は聴き、愚者は喋る。

          遺書のような独白

          【モノローグ】病気の女性が誰かに何かを訴えている さて、見ず知らずのあなたに何から話せばいいかしら? あの日、私は咳をしていたんです。 それもかなり激しい咳で、このまま息が止まってしまうのではないかと思うほどの苦しさでした。 しばらくして落ち着いたものの、気管にあると思われる病の原型みたいなもの、それが取れないままもやもやした気持ちでいましたが、また眠りにつくために瞼を閉じることにしたんです。 そうなんですよ、なかなか眠れなくて。 また咳が出るんじゃないかとか、今度こそ

          ¥200〜

          遺書のような独白

          ¥200〜

          さてと、平常心でまいりましょう

          2024.9.7 (土) Keep a cool head 先日うんともすんとも言わなくなってしまったカワック(浴室乾燥機)。 その修理の人が朝からやって来た。 いろいろ見てもらったら、熱風を噴き出すファンが故障しているとのこと。 「それを交換すればいいんですね...」と、安易に質問したら、 「いやいやそんな簡単にはいきませんよ奥さん。舐めてもらっちゃ困るな」 とは口に出しては言わなかったが、そう言いたげな顔をして、 「こちらの機種はもう部品がないんですよ、だいたい20年

          さてと、平常心でまいりましょう

          【stand.fm】さまざまな欲望に、さまざまな決断を

          2024.9.6(金) 放送分より一部抜粋 … … 前回からいや前々回からかな。ここで話してたこと、いろいろ考え方や生き方を整理していきたいということなんですが、 私は数年前からね。物に対して物というのは目に見える形のあるものということなんですが、服とかバッグとか電化製品とかまあそういうものに関してなんですが、一つ買ったら一つ捨てる。一つ手にしたら一つ捨てるという自分なりのルールみたいなことを作って実践してきたんです。だから、私の目に見える形あるものはかなり整理整頓されてき

          【stand.fm】さまざまな欲望に、さまざまな決断を

          閑話休題的だらだら日記

          2024.9.5 (木) But I digress 朝から張り切ってお化粧をしている。 知人とランチの約束をしているからだ。 男性と会う時より女性と会う時の方がお化粧に力が入るのはなぜだろうか? せっせせっせとやっている。 出かける準備をしている午前10時12分ごろ、カワック(浴室乾燥機)が動かなくなった。 何度か点けたり消したりをやってみたが、しんと静まり返っている。 大阪ガスサービスセンターに電話した。 最短でも土曜日になるそう。 お米や水のよう生きていく中で絶対に

          閑話休題的だらだら日記

          じっと静かにひとりきりでいるのだ。

          2024.9.4 (水) I enjoy my alone time. ああ起きたら、夫がいなかった。 「朝トレを始める」と先日言っていたからジョ ギングにでも行ったのかと思っていたら、何やら会社でトラブルがあったようで会社に来ているとLINEがあった。家と会社に近いと(徒歩5分)何かあるとすぐに行かなきゃいけないから考えものだ。 そんなわけでひとりで朝ごはんを食べる。 花(猫)がにゃーにゃーとうるさい。夫がいないことを異常と感じているのだろうか。そんなに敏感な猫じゃないと

          じっと静かにひとりきりでいるのだ。