上句は詩的で「説明感」が無いが、舞台を具体的に提示する(放課後の高校、夕陽の射す埃っぽい化学室)。 下句「酸素」は「化学室」の縁語のようで綺麗な流れだ。「二人の酸素」も詩的でありながら状況(二人でいること)説明でもある。 思春期らしい閉塞感の中、命は刻一刻と消費されていく。