お題

#私の作品紹介

作品紹介だけでなく、制作のきっかけや裏話など、なんでもかまいません。あなたのつくった作品について、noteで発表してみませんか?

急上昇の記事一覧

休日は最悪ルートを進む

急に母親が来ると言う どうせ、汚くしてんでしょ 部屋の掃除でもしてあげるから と言う 母親が来て、掃除をしてくれる そう言っているのに 母親が来る前に 自分で掃除をはじめる なんかなあ、と思いつつ 掃除をする 母親が来る 部屋を見るなり 人が住むとこじゃないわね と言われる 自分なりに、あくまで 自分なりにではあるけれど 片づけてはいたから そんな言い方しないでほしかった それで そういう言い方やめてよね と、実際に言ってしまい ものの数秒で喧嘩になる 展開

【創作】芥川のかき氷【幻影堂書店にて】

※これまでの『幻影堂書店にて』       ノアはデスクの横にあった白いプラスチック製の棚の扉を開けて中を見ている。   「今日は紅茶を切らしていてね。飲みたいものはある?」   光一は何度もこの書店に来ているが、それが冷蔵庫だと初めて知った。   「特にないなあ。何がある?」   「そうだねえ。オレンジジュースがあるから、今日はこれにしようか」   ノアはそう言ってジュースの瓶と、冷蔵庫の上の冷凍庫から氷を取り出し、お皿を出す。   ノアが指をさっと振ると、本棚から橙色の

マフラーがあんまり似合わない

いつくらいから マフラーしたら いいかなあ サナエが聞いてきた まだ早いよねえ 答えないでいたら 重ねて聞いてきた んー そうだねえ しかたなく答える サナエは マフラーが よく似合う サナエ自身 そのことを よくわかっている わたしは マフラーが あんまり 似合わない だから 寒くなっても なかなか マフラーをしない それで 冬が来ると まず わたしは 風邪をひく あたたかくしてね おかあさんとか お医者さんが言うので しかたなく マフラーをする

【空/星写真捜索隊】任務報告

七田苗子様の【空/星写真捜索隊】任務報告いたします。詳細は七田様の記事をどうぞ。 それではいってみましょう。捜索任務報告でございます。過去旅先で撮影した星空を探してみました。 とある海辺で撮影した星空です。梅雨時でしたでしょうか。どの星がなにやらかは、わかりませぬ。 続いてこちら。別の旅先で冬に撮影。オリオン座と冬の大三角形です。 名前入れるとこんな感じです。 こちらは、プレアデス星団とオリオン座が入っているところ。 名前入れてみるとこんな感じ。右上の明るい星は同

【詩】あーいあい

全てには意味があるから 今日の意味もいつか分かるから いっぱい悲しんでね そんなこと 言われても お気持ちありがとうございますだけど いつか分かるなんて そんなこと望んでいない 望んでる? いや望んでない 意味なんて 分かってもいいけど 分からなくていい 降ってくるなら別にそれに濡れてもいいけど 降ってこなくても別にいい 強がりを言ってる わけじゃないんだ 別にいいんだ 思わず意味とはって調べちゃったけど 余計分からなくなった 価値なんてしらない 知らないことば沢山あるけど

【詩】坂道

揺れるバスから見えたのは あの頃によく似た坂の道 面影があたたまり 車窓にそっと蘇る 手を伸ばしたくなる程に 生きている私がそこにいる 込み上げる切なさは 満たされていた頃への憧れと 流れる涙が呟いた あの眩しさを 心が知っているのなら きっと歩き方を思い出せる きっと生き方も思い出せる 遠ざかる景色を後にして 前を向き行き先を確かめる 「明日」行きと 心がそっと頷いた 詩集が出ました

[逆噴射小説大賞2024] 私的ピックアップとライナーノーツ的な

10月…あっとゆうまに駆け抜けました。 noteの企画も満載だったし、子の学校&保育園の行事も目白押し、自分たちのライブもありました。 そんな中で今年もやってきた『逆噴射小説大賞』。 毎年楽しみにしているお祭りです。 私がnoteにやって来て初めて参加した企画がこの『逆噴射小説大賞』でしたので、思い入れがあります。 気が付けば、今回で5回目の参加となりました。 ※募集は締め切られています この大会は単純明快。 長編パルプ小説の冒頭800文字を書いて面白さを競う。

さえぎるもの

こんなんじゃいけない もっと文学的なものを そこまでを思考し けれど、続きはやめた さえぎるものがあった キミがやっているのは 文学なんかじゃあないだろう およそ文学とは呼べないようなとこを ふうらふうらしてるようにみえるよ さえぎるものは さらに続ける 文芸だあ、キミがやっているのは 文芸だよ、キミは 文芸的なものを目指しなさいよう 窓から月明かりがさしていた いいや、月明かりではないんだけどね ただの街灯の光だよ 月明かりが街灯の光を介在して 忠告でもしてい

『自分らしく、自分らしく』ー詩ー

上部だけ見ていては いつまで経っても あなたは自分を好きにはなれない 人に嫌われたくないと言うのですね その人はあなたの 何をわかっていますか ずっとずっと何年も見てきましたか 何かを始める時 勇気という言葉は時に残酷 捨てなくてはいけない事 この先起きるかもしれない 不安や誤解 それを思えば座り直してしまう 人は強くはない 強く生きたい 自分らしく生きたい そう思った時に 強くなれる だけ カラカラ空回りは秋の風のように 誰かの前を歩けば傷も多く 天を仰げば雨のように

love letter

ありがとう ごめんね 2022.11.12(デジタル)hoho

「バアバの おむすび」ー詩―

ボク バアバが作ってくれた おむすび もいちど 食べたいなあ…. まんまるな お月さま見たいな形の おむすびだよ みかん畑を お手伝いすると バアバが  「はぁい たんと 食べんさいね」って みかん箱の上に おむすび 広げてくれる バアバの おむすびは 特別だ! 生のみかんが 具として 入ってる 「バアバ 東京じゃあ みかんなんか 入れないよ!! 母さんは いつも タラコや ウィンナいれてくれたよ」 「坊や 岡山じゃあ みかん 入れるんよ。 食べんてみんさい ぼっけえ

12/1文学フリマ東京39に出すエッセイ集が完成したぞ!

こんにちは。ちくわです。 今日は12/1の東京ビッグサイトで行われる文学フリマ東京39のお知らせです。 本日文学フリマに出すエッセイ集が手元に届きました。エッセイ集のタイトルは「襟足と自信を伸ばして」です。手軽に持ち運べる文庫サイズで100ページの内容になっています。 価格は【900円】で販売予定です。 ブースは【P‐38】 ↓ 表紙はこんな感じ! ↓ 裏表紙はこんな感じ! どちらも自分で撮った写真を使用しました。思いっきり地元の駅ですが、とても満足のいく装丁になりま

【詩】教え育てる

どれだけ言葉をつくしても 伝わらないことを 言おうとしてた時の話は 僕たちのことじゃない 僕たち以前の薄く光が 見えそうな時代の話 入口から迷路が始まって 上を見ても空に色はない 随分良く出来た“教育” 欲さえも奪われ そんな世界でいいと 流されることに重さはない 自分で答えを考えるより マークシートで適当に塗りつぶす方が 考えなくていいから丁度いいんじゃね ごめん それさえもどうでもいいわ 多くの人がただ質素に暮らすのが 皆様が望むべき未

と、届いたぞー!

文学フリマ東京39の新刊が届きました! 見てみて~! 今回も表紙イラストとトレぺのカバーが美しいのです!! じゃーん😆 しょっぱなの1冊はカバー巻くの失敗したので見本行きです。 前回の文フリ時にカバー巻きは極めたはずなのに、どうした自分!? 前作よりも背幅が出て「文庫」感が増しました。 やはり分厚い同人誌は良いものですね😚 本文は好き嫌いが分かれる内容ですが表紙の美しさはご覧の通りですので、こちらの装丁を見て気になられた方は、ぜひぜひ「ぬ-02」にお越しくださいませ✨

【枯葉と…】作 マイラ

「枯葉と」作・マイラ 秋の風が運んできた 小さな出会いを 樹々の間から少しずつ ひらひらと ひらひらと 舞い降りてくる 枯葉と枯葉が舞い降りてくる その出会いは  偶然のようで きっと、何処かで 繋がっている 枯葉が緋色や琥珀色に 萌えている 優しく萌えている そしてそれは 秋からのメッセージ 辺りは色とりどりの 落ち葉の絨毯に 敷き詰められて 静かに足音を立てている 朝晩の冷え込みに  吐く息も白く 暖炉の恋しいさに 手を合わせてみる 秋晴れのすっきりした青空と

人の顔色

 少年時代……少なくとも中学の頃まで、僕は人の顔色を窺うタチであった。          ※  中学時代O先生という国語の教師がいて、かなりおジィさんだった印象があるのだが……僕の作文を最初に評価してくれた人だった。  O先生の授業というのも一風変わっていて、教科書などほとんど使わず、ひたすらのお喋りに徹していたのだ。その日見かけた事物や、思い出話、あるいは道徳的訓話の類いであった。ちょっとこ難しい小説の話も、子供相手というのでもない姿勢で熱心に説いていたはず。案外自身、

noteと共に過ごした1週間の振り返り(2024/11/3〜2024/11/9)

こんにちは。RaMです。 わたしの住んでいるエリアでは、 本格的に寒くなってきました。 寒暖差アレルギーのような症状が 出てきております。 みなさんも、どうぞお気をつけくださいね。 さて、本日は、日曜日恒例の振り返り記事です。 わたしが一週間の日々を感じられる企画です。 途中、数字や成果に関する内容も含まれます。 そのような情報が、刺激になられてしまう方は、 目次から別の章に移っていただくか、 別の記事をご覧いただけますと幸いです✨ それでは、 コーヒー☕でも飲

晴れ ときどき どんぐり

きょうは いい天気 と 空を見ていると 今まで見たことのない 空の色に 突然 どんぐり 空から 降ってきた わぁー どんぐりの雨だー でも なぜか 痛くはない これだけ降れば なんでも 作れるなあ そう 思っているあいだにも ザーッ ころころころころ コロコロコロコロ ゴロゴロゴロゴロ あっという間に どんぐり山の できあがり どんぐりたち あっち向き こっち向き あっ てっぺんの どんぐりが ころがり落ちていく コトコト ことこと カタカタ かたかた

『不純物』ー詩ー

言葉の向こうにある 景色を見たい 心象の中にある 純粋な物は 言葉として幽体離脱すると 時に不純物となり 自分をも苦しめる 裏小屋に潜んでいる 得体の知れない魔物は 木と木の隙間から その時を待っている 真実が全て美しいわけじゃない 洗面器に溜めた水は 汚れ切った表の顔を 洗いなさいと言っている 言えない こと 言っては いけないこと 知っている 本気ではない気持ちは見えない 舌のもつれは嫉妬 捻れた言葉は 不純物となり また…苦しめる ✴︎✴︎✴︎ #詩 #p

【詩】手を伸ばす

流れを眺め 手にするのは 上手くない 表面が滑らかなせせらぎ 心地の良い笹の葉で出来た舟は 穏かなわたしの胸の内を 乗せて心は穏やかに 小さな渦で笹の葉は くるくると水中で上へ下へ 次にくる渦は小さくない わかっているのに そのまま大きな渦に巻き込まれる 誰かと誰かが衝突した音 叫び散らす声 捏造を流布する手紙 そんなものはいらない 水中で目をあけたまま 渦の中でここがどこかわからない人 どっちに行っていいかも見えない わたしはその人を助

【詩】ポエム

おもちゃのような飛行機が 月をきるように飛んでいく 幻想のやわらかい光が 疲れきったわたしに染み込んできた わたしをめちゃくちゃにきったのは アナタだった それから無理やりなおしたものだから 首の骨が一個だけ前にずれている 人間もどきになってしまった 人間もどきに慣れてしまった アナタのことなんとも思わなくなったけど 人間もどきだから 時々周りのひとに 申し訳なくなってしまう もしかしたら わたしをめちゃくちゃにきったのは わたしだったのかもしれない

【毎週ショートショートnote】長距離恋愛販売中

 たらはかにさんの毎週ショートショートnoteに参加します。 【長距離恋愛販売中】  心が叫んでいる  あの人に会いたい  軽々に会える距離でないことは分かっているのに――  体中から血が噴き出すような恋の苦しみを抱え、女はひとり夜の街を歩いていた 「どうしたのかね」  ふいに老婆に声をかけられた  露天商だろうか  路上にゴザを敷き、その上に壺や装飾品を並べている  女が胸のうちを明かすと老婆は 「いいものがある」と空の小瓶を差し出した 「これに向かって、今の

【おしゃべりはにわ。的②】noteの記事、賑やかし帯(タイ)。-第397弾-

いつきったらさ、 ボクたちで着せ替え始めたら、 楽し過ぎてツラかったらしいよ? 知ってはいたけど… やっぱり彼女って、どうかしちゃってるわよねぇ~ ご使用前に、コチラのご確認を…⇩m(_ _)m 《《使用するにあたってのお願い。》》✅ご使用方法

note固定記事候補:

note作品の自己紹介: 2023年11月1日発売 通称:オレンジ本 OCTS=ONE CORROTE TWO SMILE. ワンコロッテツースマイル 2024年8月1日発売 通称:ミドリ本 OPTW=ONE POTION TWO WINNER. ワンポーションツーウィナー ================== 電子書籍「AFLC」の改訂版 有料記事:100円(X応援で割引可能) ================== 『廃』スタ 姪、禁句だ!労働 Hi-STANDARD

すき焼きが食いたい

 鰻もさることながら……それ以上に遠ざかっている食い物が「すき焼き」である。  少なくとも、一人暮らしになってからは全く食べたことがない。  思えば、「すき焼き」は我が家(母方)の、代表的な夕飯だったらしい。  羽振りのよかった祖父の大好物たったらしく、これで晩酌を楽しんだという。同時に、食卓を囲んだ祖母、母、叔父二人…にしても、早死にした祖父の思い出として、かなり頻繁にすき焼きを食卓に載せていたと聞く。  僕が生まれた頃は、貧乏所帯いみじくして贅沢には縁がなかったの

我孫子 | 20字小説

「ガソンシ?アビコの間違いじゃなくて?」

冬の季語 花椰菜(はなやさい)

格言&ことわざパロディ:『負けるが負け』

当座負けておくことが、 結局は勝ちに繋がる。 と言うが、 現代人にそんな時間はない。 とにかく勝たなければ、 次々に新手の敵がやって来る。 1対1の戦いなど、存在しない。 負ければ、それで終わり。 ただし、一度でも大勝しておけば、 その余韻で生きることはできる。

田舎町の小さなJAZZ カフェでグラス片手に…

【小さなJAZZカフェ ・フリーBGM】 そこは小さな田舎町にあるJAZZカフェ 店先から流れてくるJAZZ のメロディーに誘われて 昼はコーヒーを飲みながら 夜はグラスを片手に… JAZZ に酔いしれる 時間の経つのも忘れてしまうくらい 都会で聴くJAZZ とは又、違う雰囲気が何とも言えない あなたも一緒にJAZZ を聴いてみませんか? 時には、田舎のJAZZ カフェでグラス片手に 酔いしれてみては如何でしょうか?           マイラ みなさんJAZZは好きで

撮影現場 【詩】

意味のない明るさが たゆたっていた午後の庭園 円筒からしたたるひかり すきとおる蛙がのんでいるひかり 針金のように 腕 脚 腰 首 おる まげる ねじる ひねる あれはアリスの妹 銅の花咲く花壇 地上絵に突き刺さるうしろ脚 右眼と左眼がアンバランスに動く 短針が蟹座を指すころ またひとりやって来た頭のない動物 モーションピクチャーの途中で 逆立ちした馬になってみせる はじけるように笑った キュートな太陽みたいなアリスの妹 そのとき撮影現場に乱入するのは 十三月のすべらかな

満月珈琲店の星詠み第6作発売!

こんにちは、桜田です。12月4日に満月珈琲店の星詠みの新作が発売されます! 僕はイラストレーター特権でひと足先に内容を拝見させていただきました。今作もめちゃめちゃいいお話です!「このシーンがいいんだよ!」「ここがぐっとくる!」「ここを読んでくれ!」とか特筆ポイント盛りだくさんなのですが、みなさんには極力前情報のないまっさらな気持ちで見てほしいという気持ちもあるので、まだ僕の口からは詳しい内容に触れるのはやめておこうかなと。その代わりイラスト担当としてイラストのことをお伝えし

改めまして、黒木萌です。日記やエッセイを書いています

はじめまして、noteでは主に日記とエッセイを書いています。黒木萌と申します。 わたしが文章を書くことに真剣に向き合いはじめたのは、今から11年前のことです。当時、うつ状態で失意のもと大阪から九州の地元へと帰郷したわたしに、「萌さんは、何かつくったりしないの」と問うてくれた陶芸家さんがいました。今は亡き彼女に、ほんとうはずっと書いてみたかったこと、でも自信がないことをおそるおそる打ち明けたところ、「書いてみたらいいじゃない」とさっくりと背中を押してもらったことがきっかけとな

▶︎微笑み

+7

The Dual Nature of Oni and Blossom

【ショートショート】#1 出世部屋

「お客さま、こちらの物件はいかがでしょうか?」 俺は就職して上京することになり、今日は都内の不動産屋に来て物件を探している。 東京なんて滅多に来ないから土地勘が無く、ネットでなるべく相場が安いエリアに狙いを定めて探している。 初任給は低く、当面の間は安物件で何とかやりくりするしかないと思っていた。 「この物件だと月8万円か・・・駅近だけどちょっと高いですね。」 「さようでございますか。」 不動産屋で一緒に物件をしてくれているのは、新卒の俺と大して年齢が変わらない女性

吐きそうになるほどあの人のことが

やめるらしい ちがう、らしい、ではなく やめる、やめてしまう その挨拶なんだから それにしても、それにしてもだ やめるその日まで知らなかったなんて いくら関係の遠い部署だからって 社内のウワサにウトイからって ファンだ 今日を限りでやめてしまうサクラのファンだ 同じ会社の、六つ年下の、そういった存在に ファン、というのは、どうなのかなあ 考えたこともあった けれども、ファン、という言葉が いちばん適切に 自分の気持ちをあらわしている でも、と、思う ファン、という

LoFi Hip Hop 西湖、霧ヶ峰高原、屋久島の秋 ソウルフルな作業用BGM 創作秘話

■よろしければYouTubeのチャンネル登録をお願いいたします。こちらから この記事では、日本の美しい秋を背景に、心を穏やかに整えてくれるソウルフルなローファイヒップホップの制作過程をご紹介します。今回の作品は、西湖、霧ヶ峰高原、そして屋久島の3つの場所をテーマに、それぞれの特徴的な風景と自然のリズムを音楽に落とし込んでいます。動画は、天才画家ローファイちゃんが描くイラストをバックに、秋の冷たく澄んだ空気と共に、観る人の心を静かに包み込む構成です。 ローファイちゃん2.0

しわよせ | 20字小説

ここぞという時に 幸せ以外の何かが訪れる。

短編小説 「私の赤い傘」

赤い傘を買ったのは、駅前の雑貨店でのことだった。店先に並ぶ色とりどりの傘の中で、一際鮮やかな赤が目に留まった。手に取ってみると、軽くて持ちやすい。取っ手の部分には小さなリボンの飾りがついていて、可愛らしかった。  「これ、ください!」 気づけばレジでそう言っていた。普段は雨が嫌い。傘にも特にこだわりはなかったのに。この赤い傘は私の心を惹きつけた。きっと、私が女の子だから。きっと、そう。 家に帰る途中、早くこの傘を差して歩きたいと思った。でも、空は雲ひとつない青空。天気予

今日の短歌

ひかりなき 朝の訪れ 寒さ増し 温かな湯気 静かに揺れる

【おしゃべりはにわ。的①】noteの記事、賑やかし帯(タイ)。-第396弾-

いつきったらさ、 ボクたちで着せ替え始めたら、 楽し過ぎてツラかったらしいよ? 知ってはいたけど… やっぱり彼女って、どうかしちゃってるわよねぇ~ ご使用前に、コチラのご確認を…⇩m(_ _)m 《《使用するにあたってのお願い。》》✅ご使用方法 ✅今回の賑やかし帯(飾り罫線)

詩 : 公園のベンチ

「公園のベンチ」 誰もが知らない誰かと 知り合える場所かもしれない 無理して出向いて来なくても いいけど あなたが何か話したい時 私はここで 会話は交せないけど あなたが来てくれて 何かお話でも 置いていってくれる事を待っているから いろんな出会いや出来事 思い出話を 木の葉と一緒に 色付けて きっと 話したくなるまで待つわ 朝のランニング帰り 道に困った時の一呼吸付きたい時 うまく相手に伝えられず 詰まった想いをそっと置いていってね… 朽ちて行くのも天命と いろんな出

紅葉から シロクマ文芸部

美しき死体   【1531字】 紅葉から出てきたのは女性の死体だった。発見者は近くの住人で、日課の早朝の散歩をしていたところ、紅葉の掃き溜めから手首が覗いていたのだという。 警察の手によって紅葉の中から掘り出された燻んだ赤いワンピースの女性は、紅葉から今、生まれ出たのではないかと思われるほどに美しかった。 身元はすぐにわかった。近くのアパートに住む村山楓21歳。急行したアパートには男がいた。男はこの部屋の同居人、北風広樹29歳。そしてすぐに犯行を自供した。どうやら逃げる気

ねこは ねこなんだし

そろそろ ねこに 名前をつけようかなあ いまのままでも いいんだけどね わたしにとって ねこは ねこなんだし ねこにとっても ねこは ねこなんだし 小説にしろ エッセイにしろ わからない言葉が出てくる そのたび スマホで調べる まだまだ知らないこと 多いなあ と 思う 調べながら 紙の辞書 使わなくなったなあ と 思う ちいさかったときは わざわざ紙の辞書を引いて 大人になった気に なったりしたもんだけど 調べ終わり ふと 思う ねこに パトラッシュ と 名前を

丸テーブルの美女の夢《Dream Diary 42》

xxxx年06月14日(x)  私は或る建物の中にいた。そこは大勢の人達が食べたり飲んだりしているパーティー会場だった。5~6人が座る丸テーブルが縦横に並んでいる会場を見渡すと、或るテーブルに絶世の美女が一人だけポツンと座っているのが見えた。私は彼女に‥‥  夢日記の記述はここで終わっている。なぜだ。私は彼女に‥‥どうしたのか。私は彼女に近付いて、「あのう‥‥〇〇してもいいですか?」と尋ねたいのだ。しかし実際に口から出たのは、「砂虫とハルコンネンの他はクモに気をつけろ」だ

三つ数えたら星が流れて _ 詩

君の涙腺に繋がるワイヤーにアクセスして 泣かないようにコードを書き換えに行くから とりあえずWi-Fiのある場所を探す デバイスならチーズケーキかシュークリームで 意地を張るからスレッドが絡まるんだ 言語選択も僕ら専用に設定しておくね グランデのコーヒーが無くなる頃には 九割くらいは完成したよ とりあえず動作の確認をしようとしたら ウィンドウに反射するスパンコールみたいな夜空 暫くそのまま、時が止まった 暫くぼんやり、夜を眺めてた 三つ数えたら星が流れて、願いごとはできなくて

詩「板上の勝負師」書きました。

「板上の勝負師」 来たる、その日 人々の願いが夜空に流れてゆく日だった 待ち望んだ輝く台の上で 縦横無尽な才能に、 ひたすら 釘付けになった 一瞬一瞬の豊かな動作が、 七色の踊る声が、 天性の才に彩られた横顔が、 艶で濃厚に広がりを見せて 観る者の顔全体を 濃紺の沼へと沈ませていく 貴方は、罪深い人だった 今日も乏しい私は、 輝く向こう側の貴方を最後まで追いかけて 名残惜しく小箱を閉じて 静かに水滴が滴る睫毛を閉じた そして 私は、切り替わる 太陽に近づくためには

note内ノンフィクションを書棚に入れる時に考えること ──『眼から鱗』に出会いたい

ヒミツの図書館には『創作棚』の他に『ノンフィクション棚』があります: こちらも、きわめて個人的な図書館棚で、私的テイストにはまったり、勉強になった記事を配架させていただいています。 ただ、『ノンフィクション棚』とはいえ、感銘を受けたり勉強になったとしても、やはりオリジナリティーの高い記事を納めたい。 個人的経験や思考はもちろんのこと、映画や本の感想、TV番組やニュースを見て思ったこと、歴史や政治・経済などのまとめ記事であっても、その人なりのユニークな視点が欲しい。 ──『

短歌まとめ(24年6月)

こんにちは。春乃夜永です。 今年の秋はあっという間に終わってしまいましたね。皆さんは仕事や学校から帰ったあと、どんな夜をすごしていますか。 さて、今回の記事は24年6月にXへ投稿した短歌や俳句のまとめになります。 お楽しみください。 愛憎も毛穴もファンでで塗りつぶし鏡の中の私はカワ(・∀・)イイ!! 「これなあに。アクアビーズで作ったの?」「そうだよ」(ちがう、雷おこしだ) 金曜日言えなかったごめんねと百万両はポケットで溶け 「ほら、赤いドクロがついてるだろ」「そ

Today's selections #2209

おはようございます😃 今日も良い1日になりますように🍀 #写真 #風景 #植物 #私の作品紹介 #最近の一枚 #アート #デザイン #自然