短編小説 「エルフの通貨」
東の腎臓の窓から日が差しこんで来た。待ちに待ちに待った日が来た!ネズミ毛布を蹴り上げ、尻尾枕を頭上に放り投げた。ベットから飛び出してパジャマを破り脱いで、旅の歌を歌った。
「さ〜あ出かけよう、トロールのく〜にへ。ト〜カゲの皮に着替え、ネ〜ズミの頭のキャリーバッグを引いて僕は旅に行くよ。心臓のドアを蹴り開け出かけよう。留守番はコバエのジュンに任せて、エルフの僕は行くよ。エールは空港の外貨両替所でドュールに、ボ〜ブはげ〜ん〜き〜か〜な〜あ〜」
「はいボブ!元気!」ボブはいつも