【#毎週ショートショートnote】無人島生活福袋
我が家の娘・結衣は熱狂的な「ドラえもん」ファンだ。
本屋へ行くと猛犬のようにコミック売り場へ走り、ドラえもんの漫画を選び出す。
酷いときは買うまで我慢できず透明のビニールカバーを破るから親の私も呆れるくらいの熱狂さ。
そんな娘が愛読しているドラえもんの漫画に付箋が貼ってあった。
「結衣、この付箋、何?」
するとそろそろ6歳になる娘が、
「大人になったらやってみたいこと」
そう言って、見せてくれた回が、
『無人島に家出』
え、無人島に家出したいの?この子、変わっているな。
私が頭の中でなんて声をかけたら良いか迷っていると、結衣が、
「無人島に行って、ドラえもんの何でも出るポケットでいろいろ出したら住めるよ!」
ドラえもんがいるならそうだろうけど、そんなもんいない!
大人げないことを言うかどうか迷っていると、
「ドラえもんの四次元ポケットは何が出るか分からないから出たもので生きていくよ!」
ん?ドラえもんの四次元ポケットって福袋だっけ?
(407文字)
今回のショートショートは以下のマガジンに収めています😌
この記事は、たらはかにさん企画【毎週ショートショートnote】参加記事です。
今回のお題は、【無人島生活福袋】でした。
これには元ネタがあります。
次女(今回のモデル。名前は仮称。)が熱狂的なドラえもんファンで、毎日貪るようにコミックを読み、たまに本屋へ行くと必ず「買って!」とせがまれ、「今日は買わない」と伝えると店舗内の床に転がりながら泣き叫ぶほど熱狂的(もしくは異常)なドラえもんファンです(笑)
実際に付箋も貼っており、その付箋の一つが『無人島に家出』でしたので、今回のネタとしてちょうど良かったです。
ちなみにこの付箋話については、以前つぶやいています。
また、このショートショートを書く時に関連するnote記事を見つけましたので、併せてご紹介します。『無人島へ家出』の回に触れています。
次回のお題にも挑戦します!
引き続きよろしくお願いします!