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あるものに色をつけたら風船みたいに心が軽くなった日

こんにちは、たけしです。


結論、ストレスに色をつけて考えられるようになると、とっても心が軽くなります。


私がロシアで駐在員として勤務していた時のこと。


当時の上司は、ひとことで言うとパワハラクソオヤジでした。来る日も来る日も個室に呼ばれては仕事の件であれこれ理不尽にキレられてばかり・・・


こちらが1を言うと、100の答えと反論が返ってきてギッタギタにされることにほんとうに毎日ウンザリしていました。


オフィスの隅にあるその上司の部屋は、壁がガラス張りでできていました。


このため、現地社員の間では、そこが「アクアリウム(水族館)」なんて呼ばれていたのです。


日本人社員が呼び出されて怒られて、いつもアップアップしている・・・これが外から見ると水槽で魚が口をパクパクしているように映っていたのかもしれませんね。


いま振り返ってみると、なかなかナイスなネーミングだと感心してしまいます(笑)


その日もガラス張りの部屋のテーブルに座り、他の日本人社員と一緒に耐えているところでした。怒られている途中に、


「ったく、このオッサンは毎日毎日、よっくもこんなに怒れるよなあ、、怒るのもかなり疲れるだろうに・・・」


なんて思って、ぼんやりとその人の方を見たら、なんとなくその人の頭の上に怒りのゲージが見えるようになったんです。


「ははっ、なんかゲームみたいだな・・・」


そう思ったら、


「自分のストレス度にも、絶対にゲージってあるよな・・・」


なんて思えてきたのです。


それに気づいてからは、自分のストレスゲージをよく意識するようになれました。


「よし、まだ青いからイケるな」とか、「さすがにもう赤いゾーンだ、シンドイからこれ終わったら帰っちゃおう」といった感じで自分を見るようになりました。


仕事が特に忙しい時など、ストレス度がいよいよやばそうになってくると、思い切って仕事をくぎり、自分で感情や体調を守ることができるようになったのは大きかったと思います。


一番大事なのは自分が感じている見えないストレスの量を分かるようにすることです。


自分で決めた色や信号の色なんかでもいいので、ストレスレベルを見える化してみてください。たとえば、


「いつもみたいに怒られることがあっても、同僚と冗談をとばしあって笑えたりしている、こんな時はまだまだ青」


「人から話しかけられても、他に気になる事や仕事があって、話の内容がなんだかうまく頭に入ってこない、こんな風になってきた時は黄色」


「少しの時間集中するのに息苦しさを感じたり、何かをするたびに聞こえるほどのため息が出るようになってきた、こうなったら赤」


というような具合です。


このようなことを参考に、自分なりにストレスに点数を付けてみるのでもいいでしょう。


そうすると、自分のいまの状態に対して、ブレーキを踏むタイミングがわかってきます。


私はこうすることでイライラ度や体調不良のリスクがわかり、前よりずっと心が軽くなりました。


ちなみに、そのパワハラ上司については、それ以降はゲームの世界のボスキャラにしか見えなくなりました(笑)


ほかの社員と話をしているのを遠くから見ている時でも、「あっ、いま一瞬で赤くなったぞ」とか、「青?なんで機嫌がいいの?」とか、一歩引いて様子をうかがえて、「いまならいい感じかも」なんて、こちらから仕事の話を持ちかけるタイミングも取りやすくなりました。


もちろん、全体としては一方的に呼び出しをくらって爆撃されることがとっても多かったのですが、私にとってこの気づきは大きな変化でした。


皆さんも、自分のストレスゲージや他人の怒りゲージに注目してみてください。世界の見え方が変わって、きっとこれまでよりずっと楽な心持ちで仕事を進められるようになりますよ。

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4兆円企業で管理職をやっているアラフォー社員のたけしと申します。頂いたサポートは私と同じようにメンタル不調やパワハラを受けた経験のあるサラリーマンを助けるためのメンタルケアや思考法の勉強に充てさせて頂きます!