ここ10日ほどずっと多忙で走り続けてきたので、さすがに今日は疲れて何もできなかった。番組でも紹介した「読書からはじまる」(長田弘著、ちくま文庫)は、言葉と音楽について平易で深い文章が綴られた見事な一冊。特に子供と絵本、そしてクラシック音楽についての記述は非常に読みごたえがあった。
『森の絵本』という素敵な本に出会いました。緑の森に吸い込まれるよう。 しずかな森のなか。 森のしずけさをつくっている 天までとどくたくさんのおおきな木。 おおきな木はじぶんよりおおきな影をつくります。(中略) 森が息しているのはゆたかな沈黙です。 ーー長田弘・作 荒井良二・絵