2021年の6月に母に詩集を送った。
当時のブログに書いてあるのだけど、私がこのなぜこの詩集を手に取ったのか肝心なことが書いていない。
時期はまだ鹿児島にいた頃。
ちょうど6月。
この詩に出会って、とても好きだなと思って、母に贈った。
読めなくなっていたから、帰省したら読んであげるね、と手紙を添えた。
そして今図書館で借りた本。
高木護さんの『現住所は空の下』。
読み始めて、山下清画伯みたいと思う。
この方も宮崎や鹿児島の辺りを放浪している。
ほぼ何にも持たず。
今の時代だともしかしたら、できなかったかもしれないくらいの放蕩ぶり。
山下清画伯の放浪の本も読んだけれど、だんだんと放浪がしにくくなっていく様子が伝わってきた。
それでも、何にも持たずにふらふらと自由。
すごい。
何にもとらわれず、
自由に心の赴くまま、
そんな風に生きられる人は多くない。
どんな人だったんだろう。
この人の詩も読んでみたい。
再び、長田弘さんの詩集。
『世界はうつくしいと』から。
この世に在ることは、切ないのだ。
なんとなく分かる。
昨日の夜、
きれいな月を見ながら、
詩を書いてみたいと思ったけれど、
気持ちをうまく言葉にのせられなくて。
諦めた。
『世界はうつくしいと』には、心に響く言葉がたくさんあって。
たまに紐解く詩集である。