林田直樹

音楽ジャーナリスト・評論家。著書「そこには、音楽と言葉があった」「音響設計家・豊田泰久との対談 コンサートホール×オーケストラ 理想の響きをもとめて」他。音楽之友社社外メディア・コーディネーター。クラシック音楽専門インターネットラジオOTTAVAプレゼンター。

林田直樹

音楽ジャーナリスト・評論家。著書「そこには、音楽と言葉があった」「音響設計家・豊田泰久との対談 コンサートホール×オーケストラ 理想の響きをもとめて」他。音楽之友社社外メディア・コーディネーター。クラシック音楽専門インターネットラジオOTTAVAプレゼンター。

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素敵なゲストが続々登場。無料で視聴できる、OTTAVAのクラシック音楽オンライン講座 ※2024年10月分まで全ゲスト紹介中

日本で唯一のクラシック音楽専門インターネットラジオOTTAVA(オッターヴァ)で、ロジスティード株式会社の特別協賛により、ライブ・オンデマンドとも無料で視聴いただけるオンライン講座(ウェビナー)の番組「OTTAVA Accademia(オッターヴァ・アカデミア)」。 私が担当する「音楽とことばの教室」(毎月1回)のこれまでのゲストを以下写真とともに振り返ります。 登録さえすればいずれも無料視聴可能ですので、気になる回をぜひチェックしてみてください。 ※この記事のトップ画像

    • 新国立劇場のロッシーニ「ウィリアム・テル」(11/20初日、大野和士指揮、ヤニス・コッコス新演出)。作曲家最後のオペラでシラー原作。圧制に苦しむ民衆、自然と人間の関係を美しく描く物語をわかりやすく伝える舞台。歌手はみな好演、合唱は精緻で力強い。輝かしく陰影の深い音楽に圧倒された。

      • ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの友人として多くの作品初演に関わったボヘミア人チェリストでウィーン音楽界の重要人物の一人、アントニン・クラフトのチェロ協奏曲が気に入った。ジャン=ギアン・ケラスのソロ、リッカルド・ミナージ指揮アンサンブル・レゾナンツの溌溂たる演奏は迫力満点。

        • 井上道義&新日本フィルのショスタコーヴィチ「レニングラード」(11/18サントリー)。颯爽とした指揮。金管の一部をオルガンの前に配置。スペクタクルを求めたというより、この曲を独ソ戦の歴史に限定せず、私たちにとってのファシズムという現代の問題として捉えたいという切実さを感じた。

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        素敵なゲストが続々登場。無料で視聴できる、OTTAVAのクラシック音楽オンライン講座 ※2024年10月分まで全ゲスト紹介中

        • 新国立劇場のロッシーニ「ウィリアム・テル」(11/20初日、大野和士指揮、ヤニス・コッコス新演出)。作曲家最後のオペラでシラー原作。圧制に苦しむ民衆、自然と人間の関係を美しく描く物語をわかりやすく伝える舞台。歌手はみな好演、合唱は精緻で力強い。輝かしく陰影の深い音楽に圧倒された。

        • ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの友人として多くの作品初演に関わったボヘミア人チェリストでウィーン音楽界の重要人物の一人、アントニン・クラフトのチェロ協奏曲が気に入った。ジャン=ギアン・ケラスのソロ、リッカルド・ミナージ指揮アンサンブル・レゾナンツの溌溂たる演奏は迫力満点。

        • 井上道義&新日本フィルのショスタコーヴィチ「レニングラード」(11/18サントリー)。颯爽とした指揮。金管の一部をオルガンの前に配置。スペクタクルを求めたというより、この曲を独ソ戦の歴史に限定せず、私たちにとってのファシズムという現代の問題として捉えたいという切実さを感じた。

          「アイヴズを聴く」(J・ピーター・バークホルダー著、奥田恵二訳/アルテスパブリッシング)。20世紀初めにおけるアメリカ音楽の多様性を包摂する自由奔放な存在、生業(保険会社)の傍らに創作があったユニークな作曲家だったアイヴズの人生と音楽について豊富な情報を伝える。作品解説も詳しい。

          「アイヴズを聴く」(J・ピーター・バークホルダー著、奥田恵二訳/アルテスパブリッシング)。20世紀初めにおけるアメリカ音楽の多様性を包摂する自由奔放な存在、生業(保険会社)の傍らに創作があったユニークな作曲家だったアイヴズの人生と音楽について豊富な情報を伝える。作品解説も詳しい。

          鈴木雅明のチェンバロによる「フーガの技法」最新録音2枚組。何と厳粛で神秘的な響きだろう。最晩年のバッハの作曲技術を磨くことへの執念と、高度に絡み合う複数の音のつながりが織りなす美が、力強く意志的な演奏によって聴き手の心に伝わってくる。「鏡のフーガ」は鈴木優人との親子共演。

          鈴木雅明のチェンバロによる「フーガの技法」最新録音2枚組。何と厳粛で神秘的な響きだろう。最晩年のバッハの作曲技術を磨くことへの執念と、高度に絡み合う複数の音のつながりが織りなす美が、力強く意志的な演奏によって聴き手の心に伝わってくる。「鏡のフーガ」は鈴木優人との親子共演。

          バーンスタイン指揮バイエルン放送響の1983年ライヴ。シューマン2番、自作のディヴェルティメントとも、レニーならではの巨大なエネルギーと圧倒的な高揚感。特にシューマンのアダージョでの寂寥感と痛みの感覚、内面世界への深い没入は、これこそ真実の音楽だという思いにさせられる。音質鮮明。

          バーンスタイン指揮バイエルン放送響の1983年ライヴ。シューマン2番、自作のディヴェルティメントとも、レニーならではの巨大なエネルギーと圧倒的な高揚感。特にシューマンのアダージョでの寂寥感と痛みの感覚、内面世界への深い没入は、これこそ真実の音楽だという思いにさせられる。音質鮮明。

          ネット上の言葉の暴力と、ファンがストーカーに変化したときの対処について、弁護士の立場からアドバイスをいただきました。ONTOMO連載「知識ゼロからわかる! インターネットと音楽についての法律相談室」より。https://ontomo-mag.com/article/column/internet-music-law-9/

          ネット上の言葉の暴力と、ファンがストーカーに変化したときの対処について、弁護士の立場からアドバイスをいただきました。ONTOMO連載「知識ゼロからわかる! インターネットと音楽についての法律相談室」より。https://ontomo-mag.com/article/column/internet-music-law-9/

          アンドリス・ネルソンス指揮ウィーン・フィル(11/12サントリー)。プロコフィエフの協奏曲第1番(ヴァイオリン五嶋みどり)の精緻な工芸品のような煌めき。マーラー交響曲第5番での柔らかな奥行きある豊かさ。力まずバランスとれた響きの中から多様な音のドラマが聴こえてきた。さすがの名演。

          アンドリス・ネルソンス指揮ウィーン・フィル(11/12サントリー)。プロコフィエフの協奏曲第1番(ヴァイオリン五嶋みどり)の精緻な工芸品のような煌めき。マーラー交響曲第5番での柔らかな奥行きある豊かさ。力まずバランスとれた響きの中から多様な音のドラマが聴こえてきた。さすがの名演。

          濱田芳通指揮アントネッロのバッハ「ミサ曲ロ短調」(11/11オペラシティ)。クレドでのイエスの受難の突き刺すような弦の表情、アニュス・デイでのカウンターテナー彌勒忠史の深く沈む弱音の即興など、曲の本質に鋭く迫る瞬間が沢山。疾走感あふれる合唱の輝きはまるで本物の光の柱のようだった。

          濱田芳通指揮アントネッロのバッハ「ミサ曲ロ短調」(11/11オペラシティ)。クレドでのイエスの受難の突き刺すような弦の表情、アニュス・デイでのカウンターテナー彌勒忠史の深く沈む弱音の即興など、曲の本質に鋭く迫る瞬間が沢山。疾走感あふれる合唱の輝きはまるで本物の光の柱のようだった。

          ズービン・メータ指揮ミュンヘン・フィルの最新録音(2024年)のブラームス交響曲全集は、自然体の大人の音楽。特に2番と3番はゆったりとした雄大なスケールがいい。来日公演でも改めて実感したが、やっぱりミュンヘン・フィルはチェリビダッケの頃も今も変わらず、世界最高のオケのひとつだ。

          ズービン・メータ指揮ミュンヘン・フィルの最新録音(2024年)のブラームス交響曲全集は、自然体の大人の音楽。特に2番と3番はゆったりとした雄大なスケールがいい。来日公演でも改めて実感したが、やっぱりミュンヘン・フィルはチェリビダッケの頃も今も変わらず、世界最高のオケのひとつだ。

          トゥガン・ソヒエフ指揮ミュンヘン・フィル(11/7サントリー)。小林愛実はパガニーニ狂詩曲の後のショパン前奏曲変イ長調の寂しさが印象的。シェエラザードはソヒエフがスケール豊かなオケの本領を巧みに引き出す。チェリビダッケ時代からの首席フルートのコフラー健在。コンマス青木尚佳も見事。

          トゥガン・ソヒエフ指揮ミュンヘン・フィル(11/7サントリー)。小林愛実はパガニーニ狂詩曲の後のショパン前奏曲変イ長調の寂しさが印象的。シェエラザードはソヒエフがスケール豊かなオケの本領を巧みに引き出す。チェリビダッケ時代からの首席フルートのコフラー健在。コンマス青木尚佳も見事。

          カルディのマンゴーチョコレートが激ウマでした。頭痛の引き金になると医者に言われてから、滅多にチョコは食べないけど、たまには…。

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          ついにノートパソコンが動かなくなってしまった。5年くらい酷使してきて、以前からだいぶ調子が悪く、ごまかしながらやっていたので仕方ない。新しく購入してゼロからセッティングしなおしたら、それだけで丸一日かかってしまった。動きはよくなったので、これで効率化できたと思うことにします。

          ついにノートパソコンが動かなくなってしまった。5年くらい酷使してきて、以前からだいぶ調子が悪く、ごまかしながらやっていたので仕方ない。新しく購入してゼロからセッティングしなおしたら、それだけで丸一日かかってしまった。動きはよくなったので、これで効率化できたと思うことにします。

          11月に予定されているウィーン・フィルの来日公演を踏まえて、指揮者のアンドリス・ネルソンスへのメールインタビューを含む記事をWebマガジンONTOMOにアップしました。ネルソンスの母国ラトビアの合唱文化についても触れています。 https://ontomo-mag.com/article/event/nelsons-wiener-philharmoniker/

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          札幌クリークホールのコラム連載「静寂の向こう側」を更新しました。先日行った石山寺の紫式部聖像について。 https://www.creekhall.com/%E8%A4%87%E8%A3%BD-%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A02024%E5%B9%B49%E6%9C%88%E5%88%86

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