262.Emmanuel Lévinas『De l'existence à l'existant』1947 エマニュエル・レヴィナス『実存から実存者へ』フランス哲学は全部ゴミ箱行きだけど、これは思考をフランス語で表現する事が合っている。でも言葉遊びに見える。食後のデザートに如何?
現代形而上学のテーマといえば「認識」「言語」「存在」とかが本流でしょうがSFから入った私としてはやはり「時空」「生命」「機械と人間」といったテーマが好きです。もっともこの手のテーマで発言している英米哲学者にはカルトすれすれな奇説をバラまいてる手合いも紛れてるので細心の注意が必要だ
つまり何が言いたいかと言うと、現代の哲学は、宇宙については物理学が、生命一般については生物学や医学が、といったように、自分から独立していった様々な学問の残滓を論じているということ。そこに残るは、学問が相手にしようがない「個であるこの私」とその集合体である人間社会だけ。