神保町のワインバーでの出来事。いつも通り本を読みながらお酒を飲んでいたら、隣の方から「今時ハードカバーを読んでいて偉い!」と褒められる。 だが内心「森見登美彦さんの『ペンギンハイウェイ』だから全然偉くは…」と、教訓のない物語を読んでいるのだと、なぜか申し訳なくなる自称読書家なり。
知り合いから「最近読み終えた本は?」と聞かれた時のこと。万城目学の「八月の御所グラウンド」と答えたら、あぁ確かに、どことなく川口は万城目学や森見登美彦作品の登場人物っぽい空気感があるよねと返された。 ……そんなに私は阿呆な男に見えるだろうか。人生3周目とも言われるし。