京都探訪記 ~古本まつり編~
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
京都旅行4日目。何だかんだ、もう明日には東京に帰っているのかと思うと、やはり寂しさを感じるものがある。
まぁ去年の2泊3日の弾丸旅行に比べたら、プラス2泊もしている時点で、大分精神的に余裕がある。
それはさておき。8月11日は下鴨神社は納涼古本まつりである。毎年これを目当てに京都を訪れていると言っても過言ではない。
とは言え、お恥ずかしながら私は単なる自称読書家。本を緻密に系統的に読んでいるプロの読書家の方々と比べたら、私が選ぶ本は趣味嗜好の範囲内。
わざわざ古本まつりまで訪れて探したい本があるのかと問われたら、正直あまりない。
むしろ、古本を買うのならば、わざわざ京都まで行かなくても、神保町で充分である。
ではなぜそこまでして、古本まつりに来たのかと問われたら、古本まつり自体が好きなのだと言うのが正しいかもしれない。
本が好きな方々が集まって、思い思いの本を手にとって、これが良い、あれも良いと語り合っている様子が好きなのだ。
あまりジロジロ見るもの悪いけれども、「この人はこんな本を手に取るのか」と思い馳せることも一興である。
まぁ何となくカッコよく(?)言っているが、所詮は森見登美彦さんの作品に魅力されて京都まで来た阿呆である。
昨晩の話になるが、中京区下丸屋町の「ノスタルジア」にて、憧れの『偽電気ブラン』と『赤割り(赤玉ポートワインの焼酎割り)』を堪能した。
最初メニューに「偽電気ブラン」が書いてなかったから、ひょっとして狸に化かされたのでは…?ともんどりを打つところだった。
店員さんから「森見さんの作品がお好きなんですか?」と言われて、うんと答えるしかないミーハーである。
そんなわけで、我が人生に森見登美彦さんの作品が強く影響を受けていると言っても過言ではない。それが良い影響なのかどうなのかは、一旦置いておくが。
なお、下鴨神社の古本まつりは、糺の森で行われるため常に土埃が立っている。
今回はそれを見越して、ちゃんと銭湯に行く準備までしていたのは「用意周到」である。
何かもう、「よそ者」が言うには忍びないけれども、すっかり地元民気取りである。
それゆえに、明日帰らねばならぬと考えると、やはり心苦しいのだけれどもね。
まぁもう京都でやるべきことはほとんどやったけどから、明日はお土産だけ買って、適当にぶらぶらしよう。それではまた次回!