徳治政治。孔子の政治学。過酷な課税と刑罰をできるだけ慎む明徳慎罰が書経にあります。日本の天皇もかまどの煙が立っていないことから民が飢えていることを知り生活を質素にして課税を控えたと史書にあります。西洋の王はこのようなことはしていないのです。これが東洋の良き伝統なのです。
周公旦。孔子理想の人。書経によれば、文王武王によって周王朝建国後、成王の時、一族の反乱が勃発し周は存亡の危機になります。この時反乱を鎮圧し国政を摂政として担ったのが周公旦でした。このようなことは論語だけではわからないことです。帝王学として論語を読むにはこのような学問が必要です。