ばななさんの、繊細な感覚と言葉。 切ないけれど、じんわりと温かい希望も感じられる。 短編集で、どの作品も物語に引き込まれてしまう。 どんなことが起きても、日常は続いていく。 その中でも、輝くものは必ずあると信じたい。 そんな風に、思えるような大好きな一冊になりました。
よしもとばなな『デッドエンドの思い出』 『キッチン』『ミトンとふびん』で完全に虜になったばななさん3読目。根拠のない明るい励ましではない方法で、絶望の中のこころの動きに寄り添って心を絶望から浮かしてくれるような言葉を紡いでいるような小説。幽霊の家と「おかあさーん!」がお気に入り。
やっぱりよしもとばななという人の書く小説が好きみたい。色んな物事の表現が、例えの言葉がわたしの心を掴んでいるような気がする。