昭和40年代の東京下町歳時記 11月
11月は七五三。私が3歳の時にはまだ妹は生まれていなかった。着物を着せてもらい、祖母も来て、亀戸天神で七五三をした。千歳飴の袋が長くて大変だった記憶がある。お参りから戻り、ご近所に千歳飴を配りに歩いた。7歳の時は妹も3歳で一緒に七五三をした。私は4kg以上と大きく生まれたが、妹は未熟児でしばらくは病院の保育器に入っていて、母は毎日病院に行っていたので、私は4歳でお姉ちゃんだから何でも自分でするようにと言われた。そして1歳の時に歩行器に乗った妹は、階段から歩行器ごと転がり落ち、