*6冊目* 文春文庫 村田沙耶香さんの作品 「コンビニ人間」 全然他人事とは思えなくて。 ずっと思っていた心の内を 代弁されたようで すごく救われました。 大多数の人は 自分の理解出来ない事が起きた時 蓋をして見ないフリをするか 自分なりの解釈を加えて 理解出来る範囲内に収めてしまう。 だから"普通"って言葉に縛られて "普通"の枠から外れた人は 途端に社会からも弾き出される。 じゃあ"普通"って何なんだろう。 仕事をしている人は偉い。って言う人は 仕事をした
*5冊目* 幻冬舎文庫 島本理生さんの作品 「週末は彼女たちのもの」 LUMINEの広告として連作してた ショートストーリー集。 23編で一つのストーリーになっているので 一つ一つのお話自体が短くて すごく読みやすい。 LUMINEの広告として 使用されてたのもあって 物語全体がキラキラ輝いてるように感じ 一瞬で惹き込まれました。 恋愛感情ってドロドロしているのに 全然重く感じずに 儚くも綺麗に美しく見えるのは 本の中の登場人物たちが 自分の意志をしっかり持って
*4冊目* 新潮文庫 住野よるさんの作品 「かくしごと」 あー!!!面白かった。 正直「君の膵臓を食べたい」が あまりしっくり来なくて。 どこか昔のケータイ小説にありそう… なんて思ってたけど 今回の作品はすっごく良かった。 小さな感情の変化とか繊細さとかが 緻密に描かれていて 住野よるさんの観点には 読む度に驚かされてしまいます。 そうだ、私もこうだったなぁ。 教室内の狭い世界しか知らなかったから 周りの空気とか雰囲気とかを気にして すごく窮屈だった。 そ
*3冊目* 文春文庫 よしもとばななさんの作品 「デッドエンドの思い出」 よしもとばななさん初めましてでした…! 短編集で読みやすくてどのお話も切ない。 でもどのお話も悲しい切なさじゃなくて 胸がぎゅーって締め付けられるけど どこか温かさとか温もりも 残してくれるような 今まで感じた事のない気持ちになった小説。 表題作のデットエンドの思い出も すごく良かったけれど 幽霊の家も良かったし おかあさーん!も良かった。 この本の中に出てくる人は 特別、美人とか特別に頭
*2冊目* 東京創元社 凪良ゆうさんの作品 「流浪の月」 ✂⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい―。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。 「BOOK
*1冊目* 新潮文庫 江國香織さんの作品 「雪だるまの雪子ちゃん」 ✂⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ あいらしく、りりしい野生の雪だるまの女の子雪子ちゃんの毎日には生きることのよろこびがあふれています。著者が長年あたためてきた初めての長編童話にオールカラーの銅版画を添えた宝物のような1冊。 「BOOK」データベースより ✂⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ 表紙の可愛さに惹かれて買ったけど大正解✌ 雪だるまの雪子ちゃん。 目の前にある全ての事が 新鮮で美し