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#舞台感想

心を動かされた演劇や舞台についてのレポを募集します! 作品名のハッシュタグと一緒に投稿してください。

急上昇の記事一覧

2024年再演版のヨーロッパ企画『来てけつかるべき新世界』〜近未来はもうすぐそこまで

今日はヨーロッパ企画の公演『来てけつかるべき新世界』で下北沢 本多劇場へ。 公演の告知がありすぐにチケットを購入してからこの日を待ってました。 昨年10月の第42回公演『切り裂かないけど攫いはするジャック』以来なので、およそ1年ぶり。 今回の『来てけつかるべき新世界』は初演が2016年。 第61回岸田國士戯曲賞も受賞している作品で、僕は劇場では観られず、後日U-Nextで配信されたものを観た。 本作は舞台がディープ大阪の新世界で(あの、じゃりン子チエの舞台です!)全編

【身体とは】 ⅲZØ新作公演 「HOMEostasis Transistasis」

変わりたい、変われない、変わらない。 年齢を重ねれば重ねるほど、変われない自分に辟易する。 でも、どれだけ年齢を重ねても、変わりたいと思う自分に呆れることもしばしばである。 ブレーキとアクセルを同時に踏んだまま、なんで私は変われないのだと勝手に憤り、挙げ句の果てにへとへとになって眠りにつく。側から見たら、一ミリも進んでいないのに。 それでも人は、外に向けて働きかけずにはいられないのだろうか。全身で、「私はここよ」と言わずには生きていかれないのだろうか。 どんなに傷つこ

舞台 「三人吉三廓初買」 観劇レビュー 2024/09/15

公演タイトル:「三人吉三廓初買」 劇場:東京芸術劇場 プレイハウス 劇団・企画:木ノ下歌舞伎 作:河竹黙阿弥 監修・補綴:木ノ下裕一 演出:杉原邦生 出演:田中俊介、須賀健太、坂口涼太郎、藤野涼子、小日向星一、深沢萌華、武谷公雄、高山のえみ、山口航太、武居卓、田中佑弥、緑川史絵、川平慈英、緒川たまき、眞島秀和 公演期間:9/15〜9/29(東京)、10/5〜10/6(長野)、10/13(三重)、10/19〜10/20(兵庫) 上演時間:約5時間20分(途中休憩25分、20分の

舞台 「ワタシタチはモノガタリ」 観劇レビュー 2024/09/14

公演タイトル:「ワタシタチはモノガタリ」 劇場:PARCO劇場 企画・制作:PARCO PRODUCE 2024 作:横山拓也 演出:小山ゆうな 出演:江口のりこ、松岡茉優、千葉雄大、入野自由、富山えり子、尾方宣久、橋爪未萠里、松尾諭 公演期間:9/8〜9/30(東京)、10/5〜10/6(福岡)、10/11〜10/14(大阪)、10/18〜10/19(新潟) 上演時間:約2時間35分(途中休憩20分を含む) 作品キーワード:ラブコメディ、青春、脚本家、舞台美術、笑える 個人

通ってしまいそうを超えている

面白くて通ってしまっています。 今の私は純弥さん暁人さんの芝居が面白くてたまりません。 篠原演芸場で行われている「Team純弥公演」恋川純弥さんを座長に、今月のために集まったメンバーの劇団です。 メンバーの一人、劇団暁の座長、三咲暁人さんもワクワクさせてくれる方。純弥さんと中心になり芝居や舞踊ショーのアイデアを考えているようです。 私はお二人がやりたいことに興味があります。だから、毎日違うお芝居や舞踊ショーにまんまとハマってしまった。初日以来、休演日と1日を抜かして全

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舞台感想その2 宝塚歌劇 星組公演 記憶にございません Tiara Azul-Destino-

星組公演を観てまいりました。 二度目、三度目の観劇をまとめて、舞台感想その2としてみました。 ちなみに、一度目の感想はこちら 舞台感想 宝塚歌劇 星組公演 「記憶にございません」「Tiara Azul 」  |おとぼけ男爵 (note.com) 二階席からの見え方 一度目は二階B席から 二度目は下手側の二階S席から 三度目はセンターに近い二階S席から 二階席からは全体を観ることができるので、ダンスのフォーメーションなどが美しく見えます。ただ、客席降りの時は、疎外感

5通目¦舞台『邪魚隊』、劇団ドラマティカ『魔女とお菓子の家』感想。

お手紙失礼いたします。 このお手紙では、以前観劇した2作品の感想をお話したくて。 今回書かせていただくのは、舞台『邪魚隊』、劇団「ドラマティカ」ACT4『魔女とお菓子の家』です。 感じたことを、というより、観客として楽しんだ記録です。 舞台『邪魚隊』舞台『邪魚隊』に行ってきました。 純粋にわくわくしながら楽しんじゃいました。 劇場に行って、舞台を見るのは本当に久しぶりで。とっても楽しかったです。 内容や演出もエンタメ色が強く、映像をふんだんに使っていたり、わかり

舞台『12人の淋しい親たち』配信視聴

今年の5月中旬頃に配信レンタルをやっていた『12人の淋しい親たち』 富田麻帆さんが出演していらっしゃったので視聴 その時にぐわ~~~っと書いていた感想、もとい心の叫び声が残っており、読み返したら生々しくておもろ~笑となったので投げておく ひとまず当時のものを弄らずぺっと貼ってしまうので、体裁とかは勘弁 感想というか、かなり「独白」という雰囲気になっている ------------------------- 主導権を握ろうとしているデカい声が凄く苦手で、だから結構見てい

【観劇記録】NODA・MAP「正三角関係」~最後に思わず涙~

すごいものをみた!という第一印象! もともと地方出身なのですが、 電車で気軽に「博多座」へ 行ける場所に引っ越してからというもの、 観劇が好きになりました。 博多座は外からみたら一見大きく見えるのですが、非常にコンパクトなつくりで、 3階席からでも十分役者の表情が見える。 (細かいところは双眼鏡で) なのでけっこう気軽に、 自分が気になる人(推し!笑)が出ていたら 見に行き出し、それから生ものの演技にどはまり。 今まで見てきたものも、 何れ感想としてnoteに残せたらなと

レッドカーペットを躍るように歩こうか

【名女優】・・・それは役に入り切れる女優を言う。役に入り込む為、演じる前のプライベートな人格を観る者たちに忘れさせる。役に入り込んでいるその女優本人もプライベートな人格を忘れ去っている。それが【名女優】。 【大女優】・・・それはプライベートな人格を宿したまま役を演じる女優を言う。俗に『何を演じても〇〇という女優は〇〇という女優のままだな』と評されるような女優。役を演じている女優本人もプライベートな自分自身として役を演じている感がある。それが【大女優】。 【目覚めた人】た

舞台『A Numberー数』『What If If Only―もしも もしせめて』

舞台『A Numberー数』(2002年初演。以下、『Number』)、『What If If Only―もしも もしせめて』(2021年初演。以下、『What』)のキャリル・チャーチル作品(広田敦郎訳)が2本立てで上演されたのは、演出を務めるジョナサン・マンビィ曰く、『この2本はテーマが共通しているんです』。 『What』(約20分)、『Number』(約60分)の順で上演された芝居を観ながら私は、「共通したテーマ」とは「人生」ではないかと思った。 2作は、舞台中央に置か

【観劇記録】令和6年9月歌舞伎公演≪歌舞伎名作入門≫/社会人のための文楽鑑賞教室

2024.09.03 @ 新国立劇場 中劇場(歌舞伎) 2024.09.08 @ 新国立劇場 小劇場(文楽)  歌舞伎と文楽で同じ演目(『夏祭浪花鑑』)を見比べられる、というのに釣られて観劇。新国立劇場という慣れた劇場だったのも大きいかもしれない。国立劇場、演目ジャンルもそうだけど(これは仕方ない)、半蔵門に馴染みがないのもハードルが高い一因な気がする。  先に言ってしまうと、歌舞伎も文楽も見慣れているわけではないので、見るだけでわりと必死だった。せっかくなのでこの記事は比

今夜はblastに躍る

9月13日(金) 朝から偏頭痛の予兆 かかりつけ医で痛み止めを処方してもらい、夜の公演までに落ち着いて欲しいと願う 午前中にも関わらず、数時間で車内は灼熱 帰るまでに軽く熱中症 帰宅後 痛み止めを飲むも、ピークに達してダウン 最悪 1日潰れた 夕方 ようやく効き目が出てひと安心 陽が沈んでも余韻が熱い 今日は初ブラスト 何度か、公演のCMは見たことがあるけどタイミング合わず、今回はたまたま地元テレビ局の告知で知り、チケット購入に間に合った リピーターも多いみ

おわら恋唄「恋川純弥芸能生活45周年特別公演」

9月11日12日、北区にある北とぴあ つつじホールで行われた「恋川純弥芸能生活45周年特別公演」に行ってきました。 8月で45才になった純弥さんは芸能生活も45周年です。 2日間3公演の公演を全て観てきました。 お芝居と舞踊ショーの二本立て。普段の大衆演劇の小屋ではなくホールです。広い舞台を使った純弥さん演出のお芝居と舞踊は新鮮で心憎いものばかりでした。 特にお芝居「おわら恋唄」を楽しみにしていました。 この公演のために脚本家の坪田塁さんが書き下ろした作品です。最近

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コンテンポラリーダンスは現代アートなのか?

本日9月14日観に行ってきました。 以前にコンテンポラリーダンスに触れたことはありますが、ここまでハッキリとコンテンポラリーと銘打った演目を観たのははじめてでした。 プレトークでコンテンポラリーダンスは難解といった印象があるのか敬遠されがち、と言ったニュアンスの話をされていました。なるほど素人としてはやはりバレエと言えば華やかな古典を想像してしまいます。幸運というか、今まで触れたコンテンポラリーダンスが比較的分かりやすくて楽しい舞台だったこともあって、敬遠されがちというのが意

宮オム第七弾『愚れノ群れ』を観劇して

『愚れた先のズレた世界』 『俺らは正しく間違ってきた』 赤澤さん演じる潤輝が言うこの台詞がこの舞台を的確に表現している。 普段あまりこういうのは書かないし初めてのnoteだけど、舞台から3ヶ月ほど経って改めてBDを見たことで誰かに感想を聞いほしくて居ても立っても居られなくなった。なので正確にいうと観劇ではなく視聴かもしれない。 この舞台は一つの「國崎會」という疑似家族と二つの親子、そして三組の幼馴染が登場する。 メインは橘親子と孝雄、潤輝、ヤスの幼馴染だが他の國崎會の構

舞台感想 ミュージカル 七色インコ

七海ひろきさんが七色インコを演じるミュージカル「七色インコ」を観てまいりました。 手塚治虫原作の作品です。 手塚作品、色々見たり読んだりしています。 「リボンの騎士」とか「ジャングル大帝」とか「鉄腕アトム」は子供の頃にアニメで見ていました。 「ブラックジャック」とか「火の鳥」はもう少し成長してから、読んだり、映画を観たりした記憶があります。 しかし、「七色インコ」は存じ上げませんでした。 こりゃ、読まなくては…… ということで、e-bookで購入しました。 7巻までありま

【初ファミミュ🙌】劇団四季『ふたりのロッテ』 感想

劇団四季のファミリーミュージカル 「ふたりのロッテ」を観てきました~ 人生初のファミミュ~! 自由劇場デビューでした🙌㊗🎉 つい3ヶ月ほど前から劇団四季の虜になり、先月までは横浜公演の「オペラ座の怪人」に鬼通いしていた私ですが、 それをきっかけに以前から好きだった舞台観劇がさらに好きになり、俳優さんや劇団四季さん自体に興味を持ち始めました。 横浜に通っている時から「オペラ座が終わったら、他の作品もひとつずつ観に行こう!」と思っていて、 ついに先月、オペラ座千秋楽を見送った後

<XX時間限定記事>本日のチョン・ミョンフン指揮「マクベス」東京フィル

「マクベス」と言えばシェイクスピア劇でも、ヴェルディ歌劇でも、私が気になるのはバンクォー(バンコー)の亡霊が出るかどうかという件である。つまり演出のことだ。果たして亡霊はマクベスだけに見えて、客には見えないのか。あるいは客もマクベスと一緒に亡霊を見るのか。 個人的な希望としては出て欲しいのだ! 出るかな。出るかな。出るかな。(ドキドキ・・・) やっぱり出た〜!!!きゃーお化け!!コワイ〜!! と怖がってみたい。それだけ(笑) さて、今日はどうだろう。 出るかな。出るかな。

「ミネムラさん」は本当にいたのか?~劇壇ガルバ公演 舞台『ミネムラさん』~

元東京サンシャインボーイズの主宰だった三谷幸喜の最新映画『スオミの話をしよう』が全国公開されている2024年9月、新宿の小さな劇場で俳優の山崎一が主宰する劇壇ガルバが、舞台『ミネムラさん』(以下、本作)という、「ミネムラさん」……ではなく「ミネ……ナントカさんのはなし」を上演していた。 本作『ミネムラさん』の主役は峯村リエ(ナイロン100℃)。 とはいえ、彼女が自身を演じるわけではなく、あくまでも物語としての「ミネムラさん」を演じている。 本作では、3人の作家が別々に書い

舞台観劇感想『ミュージカル新テニスの王子様The Fourth Stage』大阪公演編

どうも、東京公演遠征でも台風に見舞われホームの大阪公演でも台風に翻弄されたテニモンです。(なんとか観劇できました) 遠征を断念された方、大迂回して来られた方達も沢山いらっしゃったみたいで……皆さんお疲れ様でした😭 大阪千秋楽を無事に迎えた今、日々薄れゆく記憶と感想の雑ログを残しておこうと思います。  長々書いてたら1万字を超えてしまった。  今回のテニミュはUー17W杯準決勝 作中世界ランク1位のドイツ戦です。 私は手塚、平等院、ビスマルクのファンなので「推し選手達の試合

【感想】劇団四季『アラジン』を見てきた

今まで興味はありつつ、「なんか独自のルールとか厳しかったらどうしよう…」「チケット代金が結構高い…」「感受性の特別豊かな人が見に行くもの…」という印象から敬遠していた演劇を見に行ってきました! 独自ルールは特になし 結論、独自ルールはそんなにないです。そもそも予約時点で座席がほぼ埋まっていて、選択肢がなかったので私は今回一番端っこの席を予約しました。終わったあとに気づいたのですが、通路側の席の人はなるべくギリギリに座席につくのがマナーらしいのですが、開始30分前くらいの早

ハッピーエンド最高☆ ~ PRETTY WOMAN The Musical ~

ブロードウェイ。 海外に行く予定が無いので、縁も無いと思っていました。 んが、向こうから日本にやって来てくれた上に、知っているストーリー。 これは字幕表示で字幕が追えなかったとしてもイケる! 思い切ってブロードウェイを感じようとポチっとして、新国立劇場へいそいそと出掛けて来ました。 恐らくネタバレも何もなので、シュっと書きます! これからご覧になる方、御安心ください。 舞台の両サイドに字幕があります♪ (安村さん?とか聞こえない) ものすごーーーく、ざっくりし

日向は面白い絶対面白いたぶん

本日9月18日は大森靖子さんのお誕生日です!おめでとうございます! ちなみによく読み方を間違えてファンの方に怒られていますが、おおもり"せいこ"さんです。 多分けいおん!の作詞家である大森祥子さんと混同してる説 ちなみに明日9月19日に「本人不在の生誕祭」をやるそうです。 今回はそんな大森靖子さんのことが好きな魔法使い・日向りりさんのお話です。 1.恋人としては無理の感想9月6日~8日に舞台「恋人としては無理」にゆだりん役として出演された日向りりさん。私は初日である9月6

幸せのはじまり/絶望のはじまり(20240920_マリオネットホテル観劇)

※ネタバレを含むため、未観劇の方、ネタバレを嫌う人はご遠慮ください 前書き 大好きなTRUMPシリーズ!の最新作!!! さらにダリちゃんの話!!!! となれば観に行くしかない。 染ちゃん参戦の時点でダリの話かな?と期待していて本当にダリだった時の喜びといったら… TRUMPを最初に観劇した時、ダリ卿あまり好きじゃなかったんだけど、グランギニョルからのCOCOONでダリが一番可哀想では?と思うくらいには思い入れが強くなっている。 あ、ソフィはLILIUMでやらかし、マリゴも

(感想)こうして舞台はつくられる

(以下、筆者Xより転記) 『公開ケイコ!』鑑賞。台本ができているところから(台本はネット上にて公開されていて観客も読んで来られる)、読み合わせ→稽古→調整→本番までを観客を入れて行ってしまう公演。という企画がもう興味深く、実際に観てもとても面白かった。 演出家と俳優にとっては稽古でありつつ本番になるわけで、観客の目がある場所で素を見せることにもなる。これは、普段の芝居作りでもいかに気を抜いていないか、ということの証明になるのだと思う。 観客は成果物しか観られないから、そ

【衝撃】舞台に土をまく 春の祭典 千秋楽感想レポ

#舞台感想 #春の祭典 #千秋楽 劇団四季や舞台は大好きでよく見に行くのですが、 ダンスだけの表現は全然通ってこなかった私。 元々声優から演技に興味が出たので、 身体表現という今まで触れてこなかったジャンルに興味深々、、、! わくわくしながら観劇することに。 ほぼ前知識なく、乙女たちが死ぬまで踊るお祭りを見るとだけネットでさらっと読んでました。 休憩中、ざわざわとしだす観客たち。 30分も休憩かなんか長いな~~ すごくトイレに立つ人多いな~~とのんきに思っていたら んん

『破門フェデリコ~くたばれ十字軍~』PARCO PRODUCE2024

2024年8月29日(木)19時 @PARCO劇場 ¥12,000 蔵さん主演の舞台に、凛ちゃんと穂先くんが出る!というので勇んでチケットを取った。ずいぶん早い時期に某特別先行抽選予約申し込んで、当選して発券したらめっちゃ後ろの方の席だった。しょぼーん。こんなんなら普通のパルステ先行で取った方が良かったんじゃ・・・。パルステ先行ではいつも良席だったからちょいショックだった。まあしょうがない。チケットは運だからなあ。 『君子無朋』で中国の皇帝を演ったのが3年前。周囲に理解さ

『A Number―数』『What If If Only―もしも もしせめて』観劇

世田谷パブリックシアターにて。 堤真一さん目当てに見に行ってきました。 『What If If Only―もしも もしせめて』 大東駿介、浅野和之、 ポピエルマレック健太朗・涌澤昊⽣(Wキャスト) 25分の短い劇ですが、わたし的にはすごく良かったです! 大東駿介さんの演技が良くて、こんなに上手な人だったんだと思いました。 いわゆるザ•劇のような独特な台詞回しではなく、自然でいて、でも声は通るし、すんなり物語に入っていけました。 動きも美しく、バレエのようと言ったら大袈裟で

舞台「正三角形」を観てきたんだな

舞台「正三角形」を観てまいりました。 *若干ネタバレ入ります 今回は 松本潤さん、 長澤まさみさん、 永山瑛太さんというもはや説明不要の3人が出演。 もともとプラチナチケットとなっているNODA MAPのチケットは ダイアモンドかエルメスのバーキンかと言うぐらい取りづらくなり。 いや、ダイアモンドやバーキンは別の意味で買えないけれど。 ワタクシも東京公演はボロ負けで、やっと手にする事ができた次第。それでも取れただけ素晴らしい。 美味しいかき氷も食べられたし。か

二度あることは三度あるし、四度ある

おはよう☀こんにちはこんばんは🌕 今年2度目のnote更新です。またまた期間があいてしまいました… 今日は、1月29日(月)に観劇した朗読劇「ラヴ・レターズ」について書きます。出演はもちろん、岡本圭人くんです。相手役は圭人がとってもとってもお世話になっている若村麻由美さんです。(実は共演3回目!) 人生初めての経験 俳優だけでなく、アーティストや芸人、声優など様々なキャストと組み合わせで上演されており、今回は2024年の新春版として、岡本圭人が出演することになりました。

ミュージカル『憂国のモリアーティ』の話。

⁂はじめに⁂ いまだに、足を踏み入れた『きっかけ』が分からない。 "日比谷"の本作発足のニュースがあった時は、薄らぼんやりと見た記憶はあるけれど、本作の決定的な観劇には至らなかった。 原案の『シャーロック・ホームズ』シリーズに特別力を入れて読了しているわけでもなかった。コロナ禍の最中ではあったけれど、ただOp.3が大阪で公演があると聞いて、気が付けばふらっとチケット取ってふらっと劇場に足を運んでいた。 楽しかった。 2.5次元でも、こんなハイレベルな舞台があるんだなと

観劇レポ十三代目市川團十郎襲名披露巡業かぶきDOU其の76アフタートーク

いつもかぶきDOUを御愛顧いただきありがとうございます✨ 前々回の番組でもご紹介しましたが十三代目市川團十郎襲名披露巡業公演が行われています。 福岡では9/14(土)J:COM北九州芸術劇場大ホールで開催されました。 午前11時と午後3時の2回公演で行われ、私は午後3時の公演を観劇しました。今回は観劇レポートをお届けいたします! 祝幕 襲名披露公演でまず私たちが楽しめるのは祝幕のデザインですね💕                              飾られていたのは

『朝日のような夕日をつれて2024』 KOKAMI@network vol.20

2024年8月16日(金)19時 8月28日(水)19時 @紀伊國屋ホール ¥9800 今回、2公演分のチケットを購入。先行抽選で第一希望と第二希望を選択したら、両方取れてしまったのだ。おっかしいな、どっちか一方でよかったんだけど。そういうシステムだと思ったんだけど、何か間違えたらしい。 とりあえず一回観て、もういいやって思ったら片方は誰かに譲るかあ・・・ということで1回目観て、まんまと2回めも自分で観た訳だ。ははは。 んで8/16。かなり強い台風が来るって触れ込みで、2

2024.8 舞台感想 ナイロン100℃「江戸時代の思い出」

ナイロン100℃ 「江戸時代の思い出」 @兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール とりとめない覚え書き。 なので私がどれだけナイロン100℃や(その時代に出てきた)小劇場演劇が好きかとか、細かい説明は省きます。 観劇も、ナイロン100℃も、大変久しぶりでした。 ナイロン100℃の49th session「江戸時代の思い出」は、完全ナンセンスコメディ。 伏線回収なし!(笑)  とにかくKERAさん流の「気持ち悪さ」「コミュニケーションのすれ違い」などなどがぶっこまれてい

「うみねこのなく頃に」初心者 VS うみステEP4(初見感想)

「うみねこのなく頃に」ってすごくポジティブな作品だと思ったし、令和の今だからこそこの作品を引っ張り出して上演していく価値って絶対にあるよなって思った。 ・前回までのあらすじ 「うみねこのなく頃に」ミリしらなのに突然うみステを見た回 「うみねこのなく頃に」に出会って10日くらいのオタクのうみステEP3の感想 ・観劇の魔女になった 進戯団 夢命クラシックス×07th Expansion vol.10「うみねこのなく頃に~Stage of the golden Witch

【1か月も疎か】2024年8月下旬から中旬に観た演劇 超雑感

とにかくこのオヤジは、リアルな生活が立て込むと、そっちなんか本当はどうでもいいのに、なかなか、素晴らしき表現者たちの芸術を振り返ることに戻れない。今回は1か月分で一応記録しておくけど、まあ、瞬な感動は自分自身でも醒めてしまっているのは否めないかしら。ともあれ、またリアルで〇〇が××しないうちに、まずは舞台演劇から。 8月22日 劇団ENG missing ~ドラゴンズ・バックへの歩調~(六行会ホール) ENGといえば、直近ではやはり「Rock in the 本能寺」の見

(感想)表現して、伝える

(以下、筆者Xより転記) 9/8、ノトゲキ特別上演、石川県立七尾東雲高等学校演劇部『あなたと』鑑賞。舞台となるのは能登半島地震から1週間後の避難所。歌うことが好きだった皆尾は、避難所の皆のために歌ってと頼まれるが、歌いたくないと返す。 大きな震災を経験した人々の心の内を思うだけでつらさが伝わってくる。演劇にしようとしたこともつらいのかもしれないとも、つらいからこそ演劇として表現しなければと考えたのかもしれないとも思う。 劇中では、2023年5月の珠洲地震の復興応援ソング

「比べる」で楽しさ倍増!_第56回文楽鑑賞教室『伊達娘恋緋鹿子』、『夏祭浪花鑑』(Aプロ&Bプロ感想)

新国立劇場の9月、第56回文楽鑑賞教室、AプロとBプロを見てきた。 もとはBプロだけチケットを買っていた。 もうひとつ追加したのは、いとうせいこうによる呂勢太夫のインタビューに、世話物の語りは人によってずいぶん違うので、比べてみるといい、とあったからである。 この聴き比べ、やってみるとその魅力は悪魔的だった。 感じたもの、違いなど残させていただきたい。AプロBプロが混じった形で読みづらい点、先にお詫びします。 ■配役表 1. 『伊達娘恋緋鹿子』火の見櫓の段AプロとB

結局ベタなお笑いが一番面白い(2024年8月の観劇記録)

8月は4本の芝居を観た。 夏休み期間は、子どもが楽しめる作品が多く上演されているが、大人が観ても色々な発見があり興味深い。 ↑これまでの観劇記録はこちら↑ ふたりのロッテ何気なくチケットを取った劇団四季のファミリーミュージカル。 可愛らしい世界観の作品かと思いきや、結構ドロドロした話だった笑 夏休みということもあり、劇場には多くの子どもたちが観にきていたが、どういう感想を抱いたか、非常に気になるところ。 というのも、子どもが主役の物語なのに、父親の新しい恋人であるイレ

映像系美大卒がRENT見たらマークがインドに行かないか心配になった話

日米合作ブロードウェイミュージカルRENT最高ですよね。 推しの山本耕史が21歳で演じた後にずっと焦がれ続けて26年ぶりに同じ役を全編英語でBWキャストと共に演じるというあまりにも『スタァライトされちゃった舞台じゃん』ということで速攻でチケットを抑えたオタクです。 実は始まる前は自分はあんまり好きじゃないタイプのお話かな~と思ってたのですが、幕が開いたら歌の力と「愛愛愛優しさ優しさ愛愛」みたいなエグいコンボ連打ですっかり虜になってましたね。 「La Vie Bohème」と

*宝塚歌劇雪組公演『ベルサイユのばら〜フェルゼン編〜』

先日、ご縁あって宝塚歌劇の雪組公演 『ベルサイユのばら』を観劇してきました。 私にとって人生初の宝塚観劇! 私はベルばらの大ファンなので観たいとは思いつつも、そもそも宝塚のチケットの仕組みもよくわかっていませんでした。 しかも一般枠じゃどうせ取れないだろうな〜とほぼ諦めて忘れ去っていたところ、前の職場の方が「チケット取れたけどどう?」とお声がけしてくださったのです。 一緒に働いていた頃、「2024年に絶対に宝塚でやるはずなので行きたいんです!」と、日々熱弁していた甲斐が

REVIEW:K-BALLET TOKYO's "Mermaid" 08/09/2024(World Premiere)

Since last year, 2023, when I first saw the beautiful ballet costumes designed by the world-famous Serbian costume designer Angelina Atlagić, I completely fell in love with her brilliant artistry. She always delivers wonderful dreamlike exp

観劇記録 2024年7月後半~8月まとめ

 観劇記録を溜め込んだ結果、時間が経ちすぎて書けるものも書けなくなってきてしまったので、短め感想を並べて無理やり追いつくことにする。半年ぶり2回目。全て独立記事にしたいのは山々なのだが、普段から唸りながら記事を書いているくらいなので、どうしてもどこかで躓いてしまう。 劇団壱劇屋東京支部『九十九 -つくも-』2024.07.19 @ シアターグリーン BIG TREE THEATER  個人的にワードレス芝居の好きなところは、冗長なやりとりが無いところ。それが分かっているだ

『戦隊大失格』ザ・ショー:全員が狂っている、大茶番な世界が、すぐそこに。

秋の訪れを感じた瞬間があったのも束の間、 猛暑が再来している今日この頃🥵 昨日は、シアターGロッソで上演している 『戦隊大失格』ザ・ショーを鑑賞してきました!! 大満足な内容だったので、そのレポを🦸‍♂️🔥!! (9日前に同じ場所で2.5を見たばかりですが笑) メインキャスト全員が、最高の憑依演技をまず声を大にして言いたいのが、 メインキャスト全員の演技が凄かった ということ!! それぞれ語らせてください・・・。 (以下語りたい順です笑) 🟥レッドキーパー まずはレ

16年前の9月

私は16年前に猿之助さんの歌舞伎に出合いました。 8月の自主公演「亀治郎の会」でした。 母の影響で小学生の頃から時代劇をTVでよく観ていました。人生の初観劇は千葉真一さんが主催していたJACです。 中学高校時代は演劇部に所属。女子校だったので男役もしたし、裏方も好きだったので演出みたいなこともしました。 当時は小劇団ブーム。三宅裕司さんのラジオが好きで、スーパーエキセントリックシアターをよく観に行っていました。平行して劇団四季も時々観ていました。 学生時代で観劇熱は

劇団四季『美女と野獣』感想

前提として、私は大の映画好きであるがゆえに、表現方法が全く異なる演劇をそこまで好きになれずにいた。 映画はどんなささやき声でもちゃんと届くし、編集という名の魔法で東京とブラジル、月と地球を一瞬で繋げることだってできる。CG技術も発達して、嘘を限りなく現実に近づけてみせてくれる。 それに比べて演劇はどうだ。 場面転換するにしても舞台上は狭いため、瞬時に移動できる映画に比べて自由がない。そもそも映画批評において「演劇的な」という言葉は、度々ネガティブな意味合いとして形容される

(感想)ほんとうのさいわいを見つけるために

(以下、筆者Xより転記) 9/8、ノトゲキ番外特別上演『能登版・銀河鉄道の夜』観賞。「ほんとうのさいわい」を探求する本質はそのままに、楽しく観られて前向きさを感じさせる作品だった。『銀河鉄道の夜』は悲しみも持つ小説であるが、それをぼかすことなく、だけど受け取りやすくして伝える。とても丁寧な作劇だと感じた。 導入として演出から物語の簡単な説明などがあったり、途中に無理やりではなく観客も参加できる部分があり、そこでは同時開催のマルシェの宣伝もなされと、観劇しやすくし、芝居に親

ここが好きだよ、劇団四季『ゴースト&レディ』①

初回観劇からかなり間が空いてしまいましたが、感想を残しておきたいと思います。 まずは敢えて、この作品の構成や好きなポイントのみに絞って触れます。また、私は初観劇時は原作未読でしたので(2回目の観劇までに読みました!劇場で紙の本も買いました♡)、原作との差異には深く言及しません。キャストさんごとの感想などは改めて別記事にしようと思います。 ※ネタバレしてます!ネタバレなしの記事はこちら↓ ゴースト&レディ、もう本当に私のための作品か?????というぐらいブッ刺さりでした。

ミュージカル 「ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜」 観劇レビュー 2024/09/07

公演タイトル:「ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜」 劇場:東京建物 Brillia HALL 企画・製作:TBS、ホリプロ、梅田芸術劇場、WOWOW 音楽:エルトン・ジョン 脚本・歌詞:リー・ホール 演出:スティーブン・ダルドリー 出演:井上宇一郎、益岡徹、濵田めぐみ、根岸季衣、吉田広大、芋洗坂係長、厚地康雄、森山大輔、大月さゆ、大竹尚、加賀谷真聡、黒沼亮、後藤裕磨、齋藤桐人、聖司朗、辰巳智秋、照井裕隆、春口凌芽、丸山泰右、森内翔大、山科諒馬、小島亜莉沙、咲良、竹内晶美