【観劇感想】明治座_11月花形歌舞伎_夜の部『お染の七役』
お染の七役 於染久松色読販於染久松色読販は、4世鶴屋南北の作。通称《お染の七役》。
中村七之助が、7つの役を演じ分ける。
商家のお嬢様「お染」、その丁稚「久松」、久松の姉で奥女中「竹川」、久松に焦がれる田舎娘「お光」、芸者「小糸」、お染の母親「貞昌」、金のために店を強請りに来る悪婆「お六」。
妙見の場でお染が出てきて口を開いた瞬間から、疑う余地もないお染である。
早替りもそうとう速くて、替わると分かっていても驚くくらいなのに、声、動き、セリフどれも少しも駆け足にならない。