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新垣樽助さんのふたり芝居の前夜祭レポと「シンキングブルー」の感想


今回は、新垣樽助さんが主宰されている「ふたり芝居」の前夜祭に参加しました。
私は残念ながら興津さんが参加していた時にはまだ存じ上げず、今回の前夜祭のお知らせを聞いてから前作「シンキングブルー」と「黒白」のCDを購入しました。(まだ「黒白」は聴いてなくて、落ち着いた時に聴いて感想書こうと思ってます)公演前に「シンキングブルー」の感想もしたためていました。
パンフレット買ってなくて後悔したからパンフレットそのうち買うかも…。

会場でパンフレットと台本買いました。買って良かったです。台本を読むと聴きながら疑問だったところがわかり、パンフレットではどのようにこの芝居ができていったのか、新垣さんから興津さんへのオファーのタイミングから、お話の実際の時代背景の資料なども、演出の話も、演奏家のみなさんの言葉も、全てありました。あと、新垣さんと興津さんについての紹介ページが最後についているのですが、その趣向がまたかわいいんです…イメージでは、卒業式の前に小学校の時にクラスメイトと交換した連絡帳みたいなやつ。内容と書き方にお二人の人間性ぶちまけられてるので、一生の宝です。デザインが、めちゃくちゃステキ。

先に「シンキングブルー」の感想を。

とはいっても、こちらはまだ購入できる作品なので、是非購入して聞いていただきたく、先に知ってもいいようなことだけに留めようと思います。

新垣樽助さん主宰のふたり芝居の企画は、二人の声優さんが役を取り替えて演じることが醍醐味のようで、私は出ているCDを全て購入してみました。

話の大まかなあらすじ。

目の見えない弟スタンリーと、弟を助けて生きている兄のオリバーのお話です。目の見えない弟を連れて、オリバーは親戚の住む土地に船で向かう。新しい土地でオリバーは画商の店で働いているが、ある日、店長からクレヨンをもらう。目が見えなくても、触れて描いた跡が分かるクレヨンなら使えるのではないかと言われてオリバーは持ち帰り、弟に渡す。スタンリーは、普段から色について兄から聞いていることを思い出して絵を描く。
翌日、画商の店長が、新進気鋭の画家のための美術展「アイボリーショウ」に出すように約束した画家に逃げられて嘆いている。そこに、貰ったクレヨンで新聞紙に描いたスタンリーの絵を見せると、画商は顔色を変え、言い値で買おうと言い出す。
オリバーは悩むが、家に帰ると夢中になって家の壁一面に絵を描いていたスタンリーがいた。オリバーはスタンリーの絵を出展することにして、その絵は美術展に出品され、評価を得るが…

という感じです。この先の展開も最高なんです。いや〜本当に聞いて欲しい。
私は美術も好きなので、頭の中でスタンリーが描いた絵がどんなかなあと想像していました。また、目に見えないスタンリーにオリバーが色を説明しているところがあるんですが、言われてみれば目の見えない人に色を説明するって大変だよなあ…と思ったり、目の見えないスタンリーが疑問に思うところが可愛かったり。

スタンリーは少し内気な性格で、目の見えない自分が親戚たちに疎まれていることを気にしていたり、思春期で少しひねくれたようなところがあるけど、基本的にかわいいです。15歳ということですが、もう少し幼く聞こえる感じ。自由に外に出られないし、兄に頼って生きるしかないからかな、という感じです。聞いてると母性がバクハツしそうになります。

オリバーはスパダリならぬスパ兄。いやもう、弟のためにしか生きてないですよね?って感じです。優しいの臨界点突破お兄ちゃん。なぜ優しいのかって?私の口からは言えない…。いや、そういうの関係なしに、普通に良い人って感じです。弟のために生きているから、恋人すら作ってない感じ。

店長のエドワードは、スタンリーをやっている方が演じます。美術にアツい心をもつ、すごくいい人です。勝手に顎髭あるって思ってる。

兄弟で美術というと、やっぱりゴッホが浮かんじゃいますね。あれは弟さんがサポート係ですが。話には関係ないですが、私はやっぱり絵描きが好きなのでそういう意味でも大好きです。

BGMのピアノとチェロかな、その音楽がもう、すごく美しいです。演技に音楽に、こんな贅沢あるんだ〜と感動しました。

そして、大きな聴きどころは、もちろん二人のお芝居です!!!!!もしCDをお金の都合で沢山は買えない方は、例えば片方昼公演、片方夜公演で買うのがいいかもです。なぜって?昼と夜で別エンディングだからさ!!!!そして、どちらも聴かないと勿体ない!!!!!!

そんなわけで、演じ分けの話
土曜日は興津さんがスタンリーの回なので、そちらから聞きました。興津さんのスタンリーは、内気でややひねくれた性格を表す、声高め声小さめ。嬉しいことがあって興奮して喜んだ時のかわいさがもう…もう…言葉に言い表せません。興津さんの感情表現の起伏を楽しみたい方、興津さんのショタボイスが大好物な方には絶対にこちらがおすすめです。
また、店長のエドワードのときはおじさん声になるので、その落差は流石としか言いようがありません。お茶目な楽しい、美術熱血おじさん。ちょっも恰幅がいいかも?な声質でした。

新垣さんのオリバーは素朴なお兄ちゃん、人を騙すことなんか絶対にない、ただただ優しいを具現化したみたいな声です。新垣さんのセリフって、するする身体に入ってくる感じがするんです。そして、聞いてる人の身体がほっこりあたたかくなるような声です。途中のオリバーの独白(ナレーター?)で時が過ぎていくところがあるんですが、これがすごい!!!!1行毎に声が歳を重ねていって、自然と若者から壮年の男性になっていくグラデーションが滑らかで、これは新垣さんの独壇場では…と思いました。あと、ネタバレになるので言えないのですが、6話のところのアレの演技がすごいリアル。興奮しちゃう…。こういう技術を聴けるって最高ですよね。

日曜日は、スタンリーが新垣さん。新垣さんのスタンリー、ひねくれてるより素直が勝つ感じ。純白の心が見えるよ…。そう、天使や…!!!あと、甘えん坊さん感があるんですよね…。新垣さんの好きな方は絶対にときめいて飴ちゃんあげたくなるに決まっています。甘えん坊さんだけど、時にお兄さんをたしなめる系弟。ちょっぴりだけどしっかり者感ある。それから、少し心が空虚なところが声にある気がしました。自分をうまく出せない、物足りなさが、絵を描くようになって実を得たような変化を感じました。新垣さんは演技の引き算が上手いなあとしみじみします。
新垣さんの店長の時は、落ち着きがある感じ。大人でオリバーのことをしっかり見守り感、導く感がありました。

興津さんのオリバーは、世話焼きお兄ちゃん。いつも明るく!楽しく!元気!!な陽気さがあります。セリフの強弱がはっきりしていて、感情豊かな感じ。明るくしている裏に、しっかり弟思いのところが滲むところがギャップ。興津さんオリバーは、コミュニケーション能力値が高そうな印象です。弟のことを大事に、誇りに思っていることが、心からから嬉しそうな声で伝わってきます。先述の年齢が変わっていくところは、繋ぎ目がスムーズ過ぎて気が付いたら変わっている感じ。声もだけど、話し方が落ち着いていく。年齢が変わっても、「スタンー!」と呼ぶ声の愛のこもった感じが好き。

2つのエンディングについて。ここはネタバレなので多く言えないので、昼と夜どちらかしか聞けないなら、夜がいいかと思います。でも、叶うなら昼を聞いてから夜を聞いてほしいです。(結局全部)
それぞれのバージョンを片方ずつ買うのもいいですね。昼はスタンリーメインのエンド、夜はオリバーメインのエンド、という感じだと思うので、聞きたい方を買うといいかもです。

幸せって何かなあ、って考えて、幸せになれるお話です。本当に聞けてよかったお話です。
会場で体験はできなかったけど、そのかわりCDを買ったらそれぞれのCDの盤面が一つ一つ空の写真が使われていてめちゃくちゃ美しくて、手に入れて満足しました。(マチネは昼、ソワレは夕方の空)宝物が増えました!!!!

試聴を是非お聞きください↓↓↓


物語を知っている方にしかわからない、ネタバレしかないただ熱く語ってしまった感想は下記のパスワード付きのところに書きました。パスワードのヒントは概要欄をご覧ください。(CDがなくても記事を最後まで読むとわかるかも)


前夜祭レポです!!!!
(ここから本編と言ってもいい)

あと、振り返りシーンで結局部分的ネタバレにはなりますのでご了承ください。記憶の順番が曖昧です。違うところ沢山あるかも!先に謝っておきます。ごめんなさい。

舞台にはスタンドマイクのスタンドが二本。
机と椅子がひとセットと、その間に少しクッションのある移動式のチェアに、ぬいぐるみがひとつ。 影ナレは新垣さんの声でした。帰りの時の影ナレ「これは生です〜」と付け加えてたし、多分生だろうなと思ってました。

新垣さんが出てきて挨拶。客席の前列の近さに驚いている。短く挨拶があり、一人ではあれなので的な感じで興津さんが呼ばれる。

初めからおふざけ感満載な興津さんだった気がします。やはり、前の人が近いからちょっと後ろに行くと言って新垣さんに止められてました。ふたり芝居は大変だよねみたいな話もしてたけど、またやれるといいねということも話していて嬉しい。前の公演を見た人(8割くらい)、見てなくてCDは聞いた人(少なくてちらほら)などの挙手のやりとりがありました。

机の間にある少しゴージャスな椅子にいらっしゃるぬいぐるみが、脚本のゆーますさんとのご紹介。そして机の上に色々あるねと興津さんが触れてグッズ紹介。色々説明したいけど、売り物だから開けられないからと新垣さん。興津さんがここで珍しくこのコーナーまだやるの的に少し進行させて、質問コーナーに。(この辺で時計見たら15分経過してて、本当に1時間で終わるのかなと思いました)

質問コーナーでは、色々沢山来たので1人ずつ読むのではなく、多かった質問を纏めたとのこと。
 自分の声のイメージの色は?
新垣さんはよくオレンジ色と答えているけどどうなのかな?と思い始めたらしい。身につけるものにオレンジがないからとのことに、興津さんはあったかくて太陽のイメージでいいんじゃないか、と言い出し、いきなり「サンライトイエローオーb…!!!!」とあの必殺技みたいなことを言いかけて会場が沸く。オレンジのイメージだから今度から胸に蜜柑を忍ばせて、会う人会う人配ればいいじゃないと言い出す興津さん。それはちょっと…と新垣さん。やはりイエローとかは若者に譲って、オレンジくらいが丁度いいかなという話に。興津さんは、沼色らしい。水彩の絵の具の筆を洗った時の話になる。本当は白とか透明とかかっこいいこと言いたいけど、やっぱり沼みたいな深い緑っぽいやつでいいと。
 子供のキャラを演じる時にはどうしているか?
興津さんはなるべく邪心を隠して出さないようにしているとのこと。でも、新垣さんの方が素直でかわいい子供できるよね、みたいな興津さんの新垣さんへの高い評価のうかがえる発言があった気がします。
 ゆーますさんへの質問 今後、新垣さん、興津さんに仕掛けたい、無理のない範囲で無理してもらいたいことはありますか?(質問者さまのポスト拝見しました)
ここで答えるために無茶振り素材の「マレンゴの戦い」(ナポレオンの友人、ドゼーがフランス軍の窮地を救うも命を落とす話)の朗読が始まる。
始まる前に、「マレンゴじゃなくてマタンゴなら分かる」と興津さんが1963年公開の東宝のキノコ人間みたいなホラー映画の話でボケるも、新垣さんがピンと来なくて…という流れがありました。興津さんのそういうカルチャーへの愛を感じました。
ナレーションは新垣さん、セリフは興津さん。
始まると、ウィキペディアの概要みたいなかっちりした説明がとてつもなく長く続きます。(多分紙一枚分以上ある)途中で興津さんが兵士の声などを入れ始める。興津さんからの茶々が激しいので、「もうそこまででいいよ」「ちょーっと、長いんだよな…」とかツッコミなど入れつつなので面白い。興津さんのセリフが武士みたいで、「侍なんだよな…」とボヤいてみたり。途中から、興津さんの自前SEに被らないように一瞬間を置くことで合わせることをし始めて「分かってきたぞ」という新垣さん。そして、馬の足音(パカラッ、パカラッ)、剣のぶつかり合う音(チョインチョイン!)、謎の暴れん坊将軍となにかの時代劇のテーマまで挟みつつ、ナポレオンが勝利と引き換えの友人の死に悲しむところで終わりました。
終わった後で明かされたのが、興津さんのセリフは、ナポレオン、部下、ドゼー、などのほんの数行しかなかったという事実で、その他のことは全て興津さんのアドリブだったということでした。ゆーますさんは、きっとそこまで興津さんが何かやってくれることまで狙ってやったのかと後々感動しました。ドゼーの顔がニコラス・ケイジに似てるからカッコいいから見て!と興津さんは何度もおっしゃっていました。検索したらめっちゃ似てました🤣

追記)質問者様の、ポストで判明したので追加します。
■ゆーますさんは脚本を執筆しだすはキャストが決まる前か後か?
後らしい。で、これについては興津さんがゆーますさんに、聞いたけど…みたいに話されてた記憶です。
キャストが決まってから自転車で100キロくらい走るとぼんやり物語が見えてくると言われたそうです。そこから自転車乗りは琵琶湖を回るのは有名だみたいな話で興津さんがふざけるので、琵琶湖馬鹿にしてる?と新垣さんが聞いて、興津さんは淡路島に形が似てるから好き!という話に。新垣さんも樽生で飛行機に乗り遅れた時に神戸から飛行機に乗った時に淡路島を見て指でサイズを確かめたら大きかったと。そして、淡路島には鹿がいる話になり、興津さんは前にイベントを奈良でしてるのでそこからだと思うけど淡路島の家族か友人に鹿の画像を見せたら淡路島には沢山鹿がいるから珍しくないでと言われたとのこと。淡路島は北部が人気で人がたくさん来てるけど、興津さんの地元は南の方なので皆さん来てね〜と話していました。(話が広がりすぎて、これ1時間で終わるのかなとは思いましたが本当に話が付きなさそうで、永遠に聴聞いていたい気持ちになりました)

3つ目 演技で怒ることがあるけれど、どうしているか?(質問者が教員で、子供を叱る時にどう怒ればいいか悩む的な)
新垣さんが、叱るは嫌だけど叱ること、怒るは完全に自分側の気持ちだから、といって言葉の解釈を話してくださる。まさにその通りと頷きました。相手のために嫌だけど叱る、ということが大事だという話。
ただし、ここで興津さんからのリークで、「最近イライラするからボクシング始めたんですか?」と言われて、言い方が良くないよと慌てる新垣さん。で、ストレス解消のためだからと言いかけて、いや、あまり変わらないかと皆で笑いました。

最後 感想メール 公演は見ていないけどCDを聞いた。盤面の空の写真がとても綺麗だった。スタンリーとオリバーに幸あれ!
CDの盤面が、それぞれの公演ごとに違う空の写真になっていることを紹介したいけど物販のだから明けられないと新垣さん。その空の写真は新垣さんが撮ったやつらしい。

それから、実際に過去のシーンを振り返って見よう、と新規書き下ろしシーンの朗読コーナー。
新垣さんが物語の大まかな説明をすると、合間に興津さんのオーバーなリアクションが挟まる。それまでも途中色々脱線していくので、何度も色々やることあるから!と新垣さんが引っ張ってく感じがありました。

1、スタンリーがクレヨンを貰うところ。
2、目が見えるようになったところ。
3、書き下ろし
の順でした。新垣さんが自分がオリバーやる!と名乗り、興津さんが「え!」とリアクションしていました。私は興津さんスタンリーが好きなので、内心でやったとなりつつ聴きました。
台本を購入して開演までに読んでいてわかったけど、スタンリーが目の見えない間は視線を動かさないように指示があるようで、抑えた動きの興津さんに対し、新垣さんが指から表情など色々動きつつ演じられているのが見られて感動しました。
合間の説明で興津さんが面白いことをいって新垣さんも突っ込むのに、二人でやるとなると瞬時に入り込むのが素晴らしいです。あと、シーンの説明をしていく時に興津さんは画商の店長が見せたかったみたいで、なぜか店長のトーンで騒がしくリアクションしてるところもありました。
書き下ろしは、二人がまだ故郷にいるシーンなので二人とも若い声になっていましたし、とてもいい話でした(ふたり芝居のXアカウントのポストからダウンロードやネットプリント出来ます)
そして、3つのシーンどれも音楽に合わせて本当にぴったりに終わるので、新垣さんも興津さんもそのことに嬉しそうでした。公演時は生演奏で合わせてもらえるけど、今回はサウンドトラックなので聴きながらお互いに合わせていったようです。そして、BGMに合わせるの大変なんだの話をしている時に興津さんが、手を横に出しつつリズムを取って踊りだすので、新垣さんもステップをとりながら話していて、合間に「今の状況も大変なんだけどね」的なことを入れて笑わせてくれました。謎のかわいい領域、展開してました。
興津さんのスタンリーをやる時の表情が、確かに幼いように見えて良かったです。

そしで、これで終わりかと思ったら、逆も演じますと。ええええ?もうこれでおしまいだと思ってました…と内心驚いてました。企画的にやるとは思いたかったけど、絶対に時間的に足りないかなと思ってましたので…。
そんなわけで、逆パターンは間の説明を省いて同じシーンを演じました。
クレヨンを渡すシーンは、不安がるスタンリーに絵画は自由でいいんだと画商の受け売りを知ったように話すところで、興津さんのオリバーがめちゃくちゃオーバーで、新垣さんの店長に似ていてあれ?と思ったら、その後合間のところで、短いシーンになると前後がなくて薄くなりそうだから、少し盛りましたと興津さんが話しました。サービス精神!!!!

目が見えるところの新垣さんの演技はCDで先に聞いていたのにやはり胸が締め付けられました。
書き下ろしのシーンのエンディングに、少しだけ曲残しで余韻があるまま終わったのですが、ちゃんと照明がフェードアウトして暗くなって、興津さんが暗くなったねと話していました。

朗読が終わってエンディング
興津さんは楽しかったとのことでした。そうでさしょうとも!という気持ちです。興津さんの出る色々な特番などやオキツカイベントも参加してみて、今回はゲストだからもあるのかな?1番リラックスしているように感じました。
とにかく新垣さんは、興津さんのボケを丁寧にキャッチしてうまく捌く手腕がすごい!そして新垣さんから振ったら流されて、「自分から沢山種まいてくるのに俺のは拾わないんだ」的なこと言ってて笑いました。(そこかは記憶が怪しいですが、そんな興津くんが好きだよ的な発言があった気がする)
こんな企画やるのは新垣さんはドSだよねと興津さん。新垣さんは、共演者の方が困惑するのをみて内心では「ごめんね」って思うみたいなこと言ってました。でも、ドSでも自分も大変な思いをするんだからドMだよねと。
そして、また二人でやりたいねとのことで、興津さんはすぐにやろう、場所は早く押さえないとと乗り気でした。すぐに!と急かすとまだ今週やるし、と言って新垣さんは、次のものを生み出すまでには時間がかるから、と話されました。ゆーますさんも100キロ自転車走らないとねという話でした。
とにかく、最後の最後まで粘ってなかなか帰ろうとしない興津さんは楽しく退場されていきました。

新垣さんからの最後の挨拶
初めての試みだったけど、昔のお芝居したことが蘇ってきてよかったみたいな話。
生で新垣さんを拝見するのが初めてだったのですが、新垣さんて本当に目がきらきら輝いていて、すごいいい笑顔で、眩しかったです。そして、パンフレットに始めに書いてあったお芝居へのお気持ちを読んで、これ新垣さんなのだなぁとしみじみしました。
お芝居への熱意の塊、尊敬です。

前夜祭という試み、本当に最高でした。前夜祭行く前に、きっと行きたくなるかなと思って仕事が休みだった土曜日の平川大輔さんと新垣さんのふたり芝居「グレイテストレスト」のチケット取りました😁そちらも感想書けたら書きたいなと思っております。

最後に。

The value of a man should be seen in what he gives and not in what he is able to receive.
「人の価値とは、その人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」

アインシュタインの名言より。

スタンリーもオリバーも、お互いに与え合う人として幸せだったと思っています。(パンフレットを読んだら、とある部分で心に刺さる言葉があってびっくりしました。)

この素晴らしい企画に携わった全ての関係者の皆様に感謝しております!!!
私も生で興津さんと新垣さんの朗読劇、拝みたいよ!!!(血の涙)

ふたり芝居 「シンキングブルー」
主宰 新垣樽助さん
出演 興津和幸さん
演出 江嵜大兄さん
脚本 ゆーますさん
音楽 furaniさん 
   菅野太雅さん 
公演の録音CDはこちらから購入出来るようです!


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