星乃珈琲店で李禹煥を読む。『出会いを求めて』が硬派で原理的な美術論だったのに対し、今作は身辺雑記風の雑文から始まる。 一見なんてことない日常、しかし何かが狂っていく。狂っているのは世界なのか画家なのか判然としないけれど。 スイートポテトブリュレは甘さ控えめでかなり美味しい😋
『李禹煥 他者との出会い』(ジルケ・フォン・ベルスヴォルト=ヴァルラーベ著)は、李が自身の創作の地平を語った『出会いを求めて』と響き合うタイトル。サブタイトル「作品に見る対峙と共存」とある通り、同時代の他のアーテイストたちと比較し李禹煥の独自性を炙り出す。しかしなかなか手強い。