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国立国際美術館『線表現の可能性』

(前略)こうして、線は絵画の原点であると同時に、今なおその表現領域を拡大し続ける、古くて新しいテーマとなっているのです。
本展覧会は、版画・素描を中心に、絵画、彫刻、写真を加えた約150点の作品によって、現代美術における線表現の多様性を示す機会とするものです。

公式サイトより

極めて批評的なコンセプトの展覧会なのだけれども、掲出作はいずれも強い個性を放っていて、展覧会のコンセプトを喰い破ってその存在を主張しているかのよう。

お馴染みリヒターや李禹煥もある。浜口陽三と南桂子夫妻もある。

李禹煥

展覧会のテーマをよく掴めたとは言えないけれども、とにかく愉しく観た。

沢居曜子

また、「2020年代の物故作家」コーナーがあり、ボルタンスキー、奈良原一高、クリスト、舟越桂、三島喜美代なども。作家個人の寿命を超えて残り続ける作品たち。


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