国立国際美術館『線表現の可能性』
極めて批評的なコンセプトの展覧会なのだけれども、掲出作はいずれも強い個性を放っていて、展覧会のコンセプトを喰い破ってその存在を主張しているかのよう。
お馴染みリヒターや李禹煥もある。浜口陽三と南桂子夫妻もある。
展覧会のテーマをよく掴めたとは言えないけれども、とにかく愉しく観た。
また、「2020年代の物故作家」コーナーがあり、ボルタンスキー、奈良原一高、クリスト、舟越桂、三島喜美代なども。作家個人の寿命を超えて残り続ける作品たち。
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