あおいなつ

旅とアートと読書について ✎ ┊美術館に行ったり、旅先で写真を撮ることが好きです。

あおいなつ

旅とアートと読書について ✎ ┊美術館に行ったり、旅先で写真を撮ることが好きです。

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介・サイトマップ

✏️noteを始めたきっかけ①誰かに楽しんでもらえる情報を届けたい YouTube・本・映画・マンガ・アニメ… 楽しいエンタメで消化不良の日々。 こんな人、実は多いんじゃないでしょうか? 消費するだけではつまらないので、 自分でも何かを発信してみたいと思いました。 旅・カメラ・アート・本について、新しい発見があったり、息抜きに楽しんでもらえるような記事を書けたらなと思っています。 ②眠ってるだけの写真を活用したい わたしはカメラが好きで、フィルムもデジタルも7年

    • 西洋美術の名画に会いに行く、ワンコイン常設展のススメ

      最近、謎解き×美術館巡りに行ってきました。 謎解きミュージアムラリーというもので、謎解き要素は少なめで美術館巡りがメインでしたがゆるく楽しめました。 (残念ながら現在イベントは終了。) 謎を解くためにいくつか美術館を巡るのですが、国立西洋美術館の常設展では、思わぬ名画にも出会えてとても良かったのでご紹介します。 普段、美術館に行くと特別展や企画展でお腹がいっぱいになりがち。 常設展だけをゆっくり観る機会はあまりなかったので、こんなに気軽に名画を見ることができるんだと驚

      • ジブリの世界が広がる苔むす森へ、雨の日こそ絶景に出会える屋久島 -後編-

        屋久島は朝から雨模様。 いつもだったら少し気分が下がってしまうけど、今日はいつもと違って少し楽しみなくらい。 というのも、雨に濡れてこそ深い緑色をしたコケや木々を、本当の屋久島の美しさを楽しむことができると聞いていたから。 前日の縄文杉トレッキングで体の節々が痛むけど、シップを貼ってごまかしながら、楽しみにしていた白谷雲水峡へ向かった。 👇縄文杉の体験記についてはこちら 白谷雲水峡トレッキングもののけ姫の舞台「白谷雲水峡」とは 白谷雲水峡は、昨日の縄文杉のコースと

        • 国立新美術館で楽しむ、名建築が魅せる光とアートが描く光

          去年の夏、六本木にある国立新美術館へ訪れた。この日は美術館の建築や、絵画が描く様々な光を楽しんできました。 前半では、国立新美術館という名建築と光について。 後半では、テート美術館展の「光」をテーマにした18世紀~現代までのアートについてご紹介します。 フィルムで撮る建築・国立新美術館と光国立新美術館は、日本を代表する建築家・黒川紀章が設計したもの。 黒川紀章はいくつか美術館を設計しましたが、生前に完成した最後の美術館となりました。 「森の中の美術館」をコンセプトに

        • 固定された記事

        自己紹介・サイトマップ

        マガジン

        • アートのはなし
          8本
        • たくさん読まれた記事
          7本
        • 旅のはなし
          6本
        • 本のはなし
          3本
        • 瀬戸内国際芸術祭2022
          5本
        • カメラのはなし
          2本

        記事

          マティスのきらめく光と色彩の魔法。原田マハ 『ジヴェルニーの食卓』

          原田マハさんと言えば、絵画にまつわる小説。 マハさんの本を読むと、どこか遠い人だと思っていた画家たちとの距離がぐっと縮まる感覚があります。 今回の『ジヴェルニーの食卓』は4つの短編小説からなる作品で、モネ、マティス、ドガ、セザンヌたちが描かれている。 その中の最初の物語、『うつくしい墓』をマティスの作品とともに紹介します。 原田マハ『ジヴェルニーの食卓』-うつくしい墓本作は印象派の画家、アンリ・マティスのお話。彼が晩年を過ごした、ニースのアトリエに、若くして仕えること

          マティスのきらめく光と色彩の魔法。原田マハ 『ジヴェルニーの食卓』

          東京国立博物館で触れる生と死「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」

          東京国立博物館で内藤礼さんの展示「生まれておいで 生きておいで」を観に行ってきた。 同じ日の午前中は、藝祭を楽しみました👇 生まれておいで 生きておいで内藤礼さんについて 内藤礼さんと言えば、有名な作品は豊島美術館「母型」。 生と死、そして地上で生きることの喜びについて、これまで様々な作品を発表されている。 今回の展示を観て、内藤礼さんの作品に対する想いをもっと知りたくなり、過去の展示に関する一冊の本も買ってしまった。

          東京国立博物館で触れる生と死「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」

          本で夢見た屋久島へ、縄文杉と千年の時を刻む原生林を巡る旅 -前編-

          今年、念願の屋久島旅行が叶いました。 屋久島は一冊の物語がきっかけで、ずっと前から行ってみたいと思っていた特別な場所。 きっかけとなった物語その本は恩田陸さんの『黒と茶の幻想』。 物語の中の四人の男女が織り成す会話劇に、屋久島の美しい自然が重なり、私も屋久島にいつか訪れたいと思うように。 恩田陸さんの登場人物たちの会話ってなんでこんなに魅力的なんでしょうか?ぜひ一度読んでみてほしい美しく苦いミステリー小説です。 他にも屋久島についての本を読んでいて、森絵都さんのエッセ

          本で夢見た屋久島へ、縄文杉と千年の時を刻む原生林を巡る旅 -前編-

          藝祭2024行ってきた -上野・東京藝術大学でアート三昧の1日

          駅前に一本だけ咲いていたひまわり。 9月に入りましたが、まだ夏は残っていますね。 週末は、東京藝術大学の学園祭こと藝祭に行ってきました。 美術のキャンパスの方に行くのは初めてです。 上野公園を横切っていくと、カラフルなアートマーケットのテントが見えてくる。 藝大生が作品や様々なものを販売していて、これも見ていて楽しいのですが、今日は時間がないので横目に見ながら突き進みます。。 やっとキャンパスの前に着き、まずは藝祭名物の神輿から。 実際に見ても、全ての神輿が発泡ス

          藝祭2024行ってきた -上野・東京藝術大学でアート三昧の1日

          #0【村上春樹の本の世界へ】長編全作読んでみる

          村上春樹が描く物語は癖になる。 高校生のときに『ノルウェイの森』を読んで以来、ずっと作品を追いかけている作家です。 フィクションと現実の間を行き来するような小説の世界観や、独特の言い回しは村上作品ならではの特徴。 今回はタイトルの通り、村上春樹の長編作品・15作に絞って、本が出された刊行順で読んでいこうと思う。 ちなみに、最新の長編作品『街とその不確かな壁』は分厚くて鈍器のような本ですが、一冊で672ページもあるらしい。 長編全部合わせたら一体何ページになるんだろう

          #0【村上春樹の本の世界へ】長編全作読んでみる

          #5【瀬戸芸】宇野港から豊島へ、雨の日のアート巡りが最高だった話

          今日は瀬戸内海国際芸術祭を巡る、島旅の最終のお話。 宇野港喫茶店のモーニング 宇野港の近くに泊まっていて、外を歩いていたら良い雰囲気のお店を発見。 「喫茶キンバリー」で朝ご飯を食べました。 宿泊先・ドミトリーの思い出 今回2泊したドミトリー「Machicado」。 ここで出会った人たちは、瀬戸芸目当ての人がほとんど。 そして、ドミトリーに泊まる人達はフレンドリーな旅好きが多いらしい。 ある夜は沖縄の波照間島の良さについて語るおじさんの話を聞いたり、一緒の部屋にな

          #5【瀬戸芸】宇野港から豊島へ、雨の日のアート巡りが最高だった話

          ワイン片手に気軽にアート!Artbarで楽しむたらしこみアートの魅力

          一度やってみたかったアート体験、行ってきました。 ワインを飲みながら、初心者でも簡単にアートが楽しめるArtbar。アートとお酒の組み合わせも相性抜群でした。 たらしこみアートって?アクリル絵の具を4~5色使ってマーブリング模様を作る、ポーリングというアート技法。 どんな絵の具の色を選ぶか、どれくらいの量を入れるか、キャンバスの傾け方で、ひとつとして同じ模様が出てくることはないのが面白いところ。 偶然のアートを楽しむ感覚なので初心者でも気軽に楽しめます。 Artba

          ワイン片手に気軽にアート!Artbarで楽しむたらしこみアートの魅力

          どこか遠くへ行きたいときに。旅好きが愛するエッセイ 5選

          なかなか旅に行けないとき 職場帰りの電車の中、気分転換をしたいとき 寝る前のひととき こんなときに、私はよくエッセイを読みたくなります。 今回は、家の中でも旅気分を味わえる、旅にまつわるお気に入りのエッセイ本を5冊ご紹介。 ひとつ一つのエピソードは数ページでさくっと読みやすいものが多いので、ぜひ気軽に手に取って読んでみてください。 1.鈴木亮平『行った気になる世界遺産』世界遺産検定1級を持つほど、旅が好きな俳優・鈴木亮平さんのはじめての旅行記。 鈴木亮平さんの目線で

          どこか遠くへ行きたいときに。旅好きが愛するエッセイ 5選

          ランチで味わう旅気分 ベトナム・フォー

          最近はベトナムが少し気になっている。 ホーチミンのランタンの景色、何よりグルメが美味しそう。 今すぐベトナムに飛んではいけないけど、まずは東京でベトナム気分を味わってみよう。 ということで、とある東京の料理店でベトナムの絶品フォーが味わえるらしい、と聞いて池袋にやって来た。 東京芸術劇場の方へ向かって歩いていく。 ピラミッド型の建物はいつ見てもかっこいい。 向かった先は、フォーベトというベトナム料理店。 12時頃に行くと、ランチのお客さんでもう満員。 待っている

          ランチで味わう旅気分 ベトナム・フォー

          フォロン展:空想旅行で癒され、考えさせられるアート体験

          優しい色使いのグラデーションの空。 空想旅行案内人というタイトルにも惹かれて、東京ステーションギャラリーへやって来ました。 空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン空想旅行案内人とは 印象的なタイトル「空想旅行案内人」。 実は、フォロンが実際に使っていた名刺の肩書きから着想を得ています。 フォロンの作品には、帽子を被った謎の人物、リトル・ハット・マンがよく登場する。 ときには、私たちを優しく導いてくれる絵の案内役のように穏やかに。 あるときには、群衆になって

          フォロン展:空想旅行で癒され、考えさせられるアート体験

          #4【瀬戸芸】現代アートの楽園へ!直島のベネッセハウスミュージアムと家プロジェクト

          直島前編は黄かぼちゃで後編は赤かぼちゃにしよう!と思ったものの良い写真が見つからず。。 今回は、直島フォトグラファー岩田耕平さんの赤かぼちゃをお借りしました。 撮り方についても書かれているほどで、とっても参考になります。 前編から引き続き、ベネッセハウスミュージアムの館内の展示を少しご紹介します。 ベネッセハウス ミュージアム 一番印象深かったのが、 「100生きて死ね/100 Live and Die」。 100個の○○AND LIVEと○○AND DIEがネオ

          #4【瀬戸芸】現代アートの楽園へ!直島のベネッセハウスミュージアムと家プロジェクト

          初めてのフィルムカメラ「写ルンです」に夏の思い出と魅力がつまっていた

          初めて使ったフィルムカメラはなんですか? 私が初めて触ったのは、小学校の修学旅行に持って行った写ルンですでした。 写ルンですはフィルムをわざわざ入れる必要もないし、設定も一切必要ない。 シャッターボタンを押すだけの使い捨てカメラ。 大学生になった頃、友達が使っていたフィルムカメラに憧れていたけど、どんなカメラを買っていいか分からず悩んでいた。 そのとき、写ルンですを思い出した。 どんな人でも使えるカメラだからこそ、最初に手に取りやすい。 フィルムが気になるな〜と

          初めてのフィルムカメラ「写ルンです」に夏の思い出と魅力がつまっていた