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李禹煥(リー・ウファン)の彫刻展を見るためにアムステルダム国立美術館へ~Lee Ufan in the Rijksmuseum Garden

「李禹煥(リー・ウファン)」展の彫刻展を見るために、アムステルダム国立美術館に行きました。美術館の庭園で毎年開催される彫刻展の第11回目にあたります。

Relatum - Beyond of RIng, 2021-2023

李禹煥は韓国で生まれ、日本に拠点を置いて活躍するアーティストです。「もの派」を代表するアーティストとしても知られています。

李禹煥の作品が産み出す空気がとても清新で、見ているだけで神社にいるような清らかで爽やかな気持ちになりました。

とくに上の作品は6月という時期も合わせて夏越しの祓の茅の輪くぐりを思い出し、新たな場所と時間へと導く作品のように思えました。

Relatum - Dialogue, 2005-2023

花壇の真ん中に立っていて、周りの植物の力の象徴のようにぐんと天へ伸びる力強さを感じます。

周りの花壇には、子どもたちが育てている植物があります。名前を書いた札がカラフルで、子どもたちの自由で奔放な創造力と生命力を感じます。

The Kiss, 2023-2024

《キス》という作品。私の背後ではカップルや親子でハグやキスをしていて、この場所の雰囲気を象徴している作品でした。

Relatum - The Cane of Titan, 2020-2023

自然物の岩と金属の棒が、後ろに建つアムステルダム国立美術館の垂直性と屋根の斜線をそっとなぞらえています。

Relatum - She and He, 2015-2023

ロマンチックな小路の途中に置かれた作品《彼女と彼》。秘密の逢瀬ですね。

ふたつの石の間にあるステンレスの板は「道」の見立てなんだろうけど、オランダだと「運河」に見えます。

彫刻って環境で見え方が変わるから面白いですね。

マップ

李禹煥展のマップです。隠れていて見逃しそうになる作品もあるので、上の地図で確認してくださいね。

Lee Ufan in the Rijksmuseum Gardens
2024.05.28-10.27

アムステルダム国立美術館 Rijksmuseum
museumstraat 1
1071 XX Amsterdam

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ミイル、オランダ在住のアート好き
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