人気の記事一覧

【映画感想文】セリフはないけど愛嬌たっぷり! 人類がはじめて映画に出会ったときの感動って、これなんだと思う! 奇跡みたいなジョージア映画 - 『ゴンドラ』監督: ファイト・ヘルマー
セリフのない映画が好きだ。学生時代、自主制作で映画を作っていたときも、わたしはセリフのない作品にしようと頑張っていた。 でも、試写で意見をもらうとよくわからないと言われてしまうので、泣く泣く、字幕を加えて誤魔化していた。やってみるとわかるんだけど、セリフなしで物語を紡ぐのってめちゃくちゃ難しい。普段、我々がいかに言葉で世界を構成しているのか気付かされる。 なお、これについては構成主義的情動理論という考え方で説明がつくらしい。わたしたちは感情を言葉にしているようだけど
スキ
123

第37回東京国際映画祭に行ってきた!映画「トラフィック」舞台挨拶上映感想-ヨーロッパの分断と貧困問題を見て思うこと
第37回東京国際映画祭に行ってきた! 私が鑑賞したのは今年のコンペティション部門作品「トラフィック」のプレミア上映とQ&Aだ。 是非Voicyでもお聴きください♪ TOHOシネマズ日比谷シャンテで行われ、テオドラ・アナ・ミハイ監督、本作に出演する俳優のイオヌツ・ニクラエ、ラレシュ・アンドリッチが登壇した。 監督は、第34回東京国際映画祭審査員特別賞を受賞した『母の聖戦』のルーマニア出身の女性監督・テオドラ・アナ・ミハイ監督だ。 実際に起こった美術品盗難事件をヒントに
スキ
166

本当に起こり得るリアルな恐怖を目撃する映画「シビル・ウォー アメリカ最後の日」は極限化した政治分断の果てを生々しく描いた傑作!
まさに今、一番見るべき映画だ。この映画は鑑賞するのではなく現場の最前線に放り出されてリアルな恐怖を目撃し続ける映画だ。いったん見始めたらあなたはきっと最後まで目を逸らすことはできない。【映画概要】「エクス・マキナ」のアレックス・ガーランドが監督・脚本を手がけ、内戦の勃発により戦場と化した近未来のアメリカを舞台に、最前線を取材するジャーナリストたちを主人公に圧倒的没入感で描いたアクションスリラー。 出演は「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のキルステン・ダンスト、テレビドラマ「ナルコス
スキ
28