傲慢と善良【映画レビュー】
週末は夫と映画館デートをしました。
今回観たのは、辻村深月さん原作の傲慢と善良。
以前原作を読んで面白かったので、映画も見れて良かったです。
ちなみにあらすじはこちら☟
以前原作のレビューも書きましたが☟
映画の方もレビューしたいと思います。
結論から言うと面白かったです。
間違いなく夫の趣味ではないと思っていたけれど、その夫も面白かったと。もう一回見ても良いくらいだと絶賛してくれてちょっと嬉しかったです。
普段本を読まない夫ですが、家に帰ってから原作を手に取ってくれたり。
映画は原作と比べると構成に違いはあったけれど概ねは予想通りでした。
奈緒さんと藤ヶ谷さんの演技がまず良かったです。二人共味があるというか、リアリティがあって良い役者さんですね。
正直言うと、前半は途中で展開も緩やかなのでだんだんと眠くなると言うか前半も終盤に差しかかる頃には少し飽きてくる瞬間がありました。
しかし、真美(なお)のパートに切り替わってからまた気付けば惹き込まれ、最初はどこか上辺っ面のような二人の関係が変化していくように、ストーリー全体もリアリティと深みを増していき結果的に素敵な映画に仕上がったと思います。
個人的にはみかんの話が印象に残りました。
みかんはキズがある方が甘くなるってやり取りがあるのですが、
人にも同じことが言えるなと。色々を乗り越えた人にしかない深みだっり、味があったり…深いです。
そして映画を通して自分たちにも身に覚えのあるような感覚だったり、当たり前のように一緒に居るけど色々あったねと一緒に振り返られたり。
原作は一人で頷きながら読んだけど
映画は夫と一緒に共感しながら観られて、それがいちばん良かったです。
パートナーが居る方は、
ぜひ一緒に見ることをおすすめします☺️
あ、一人でも自分を省みることが出来るような内容となっていますので、お一人様でしっとりと楽しむのもおすすめです☺️
結論、どなた様でもおすすめです(笑)