ほんのひととき

“旅や本にまつわる読みもの”を日々お届けするウェブマガジンです。月刊誌「ひととき」の人気連載や特集の一部が読めるほか、文化・歴史をテーマとする様々なコンテンツがお楽しみいただけます。[運営]株式会社ウェッジ

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    ひととき2024年12月号【特集】山口、天才詩人の故郷 在りし日の中原中也

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    922形・923形ドクターイエロー御朱印帳

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    そうだ 京都、行こう。御朱印帳BOOK 秋冬版 ([バラエティ])

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    京都古社に隠された歴史の謎 知られざる古都の原像と信仰

    古川順弘
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    語りだす奈良 1300年のたからもの

    西山 厚

マガジン

  • 文学フリマに魅せられて

    自らが「文学」だと信じるものを自由に展示・販売できる「文学フリマ」。さまざまな書き手と読み手がつくりあげる空間は、回を重ねるごとに熱気を帯び、文学作品にかかわる多くの人々を魅了しています。本連載では、文学フリマならではのバラエティに富んだ作品をご紹介していきます。

  • 本の棲むところ

    独立書店やブックカフェなど、本の置かれている居心地のよい空間をふらりと訪ね、ゆるりとご紹介する連載コラムです。

  • 旬・美・遊

    旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。

  • ほんのひととき編集部が気になった記事

    ここでは、旅と本のウェブマガジン「ほんのひととき」の編集部が気になったnoteをまとめています。おもに、旅や文化歴史にまつわるもの、本や書店を紹介したもの、ほんのひとときの記事をご紹介いただいたものなど。

  • そうだ、映画を観よう。

    おすすめ映画の紹介や、映画監督へのインタビューなどをまとめていきます。

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    ひととき2024年12月号【特集】山口、天才詩人の故郷 在りし日の中原中也

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    京都古社に隠された歴史の謎 知られざる古都の原像と信仰

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    西山 厚

最近の記事

「本を使って遊ぶ」という楽しさ|文学フリマに魅せられて(第5回)岡田悠さん

──はじめに、『はこんでころぶ』についてお聞かせください。 岡田:車をテーマにしたエッセイを書きました。もともと大学生の頃に免許合宿に参加していたんですが、免許を取得する頃にはすでに運転がトラウマになっていて。運転をすることのないまま、気づけば期限切れで免許を完全に失効していました……。 その後も変わらず車と縁のない生活を続けていましたが、2人目の子供が生まれて、「ちょっと、車欲しいかも」と思い始めたんです。それで、35歳になってゼロから教習所に通って、免許を取って運転す

    • ほっと一息つける場所──旅と暮らしの本屋「アンダンテ」(文京区・千石)|本の棲むところ(10)

      旅と暮らしの本屋「アンダンテ」は都営三田線の千石駅から徒歩2分、オフィスビルの1階にあります。11月15日に開業した同店を運営するのは、旅や暮らしにまつわる本を刊行している産業編集センター。もともとオフィスとして使用していた自社ビルの1階を書店に改装したと言います。 店内は大きく6つの棚に分かれており、旅/衣/食/住/遊(趣味、文学、絵本など)/推(新刊・話題書)といったジャンル別に本が並べられています。 さらに「旅」は、国内/海外/文学/目的別/地図ガイドといったジャン

      • 煌めく横浜で欧州の伝統的なクリスマスを体験[Christmas Market in 横浜赤レンガ倉庫]

         クリスマスの煌びやかな雰囲気が、みなとみらいの近代的な景観と、海を望む横浜赤レンガ倉庫のたたずまいと溶け合い、横浜ならではの光景に目を奪われる。シンボル的存在の「巨大ツリー」は高さ約10メートルのモミの木を約2万球のLEDで装飾。そのほかにも、頭上に広がる全長約50メートルの幻想的な「イルミネーションルーフ」など、会場のイルミネーションが見ものだ。  また、メイン会場は過去最多の58店舗が出店。バラエティーに富んだフード、ドリンク、グッズが並び、そぞろ歩きも楽しい。  

        • 中原中也の青春時代が、スクリーンで甦る──映画監督・根岸吉太郎さん、かく語りき|[特集]山口、天才詩人の故郷

          「幻の脚本」の存在 脚本家・田中陽造さんが、「ゆきてかへらぬ」というシナリオをお書きになったのは、かれこれ40年以上前です。大正時代、当時駆け出しの女優だった実在の人物・長谷川泰子を主人公に、詩人・中原中也、文芸評論家・小林秀雄との三角関係を描いたシナリオで、多くの映画監督たちが映像化したいと名乗りを上げつつ、長年実現できずにいた幻の脚本でした。僕と田中さんは、16年前に「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」を共に制作したというご縁がありました。これほど素晴らしいシナリオを、日の

        • 「本を使って遊ぶ」という楽しさ|文学フリマに魅せられて(第5回)岡田悠さん

        • ほっと一息つける場所──旅と暮らしの本屋「アンダンテ」(文京区・千石)|本の棲むところ(10)

        • 煌めく横浜で欧州の伝統的なクリスマスを体験[Christmas Market in 横浜赤レンガ倉庫]

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        • 文学フリマに魅せられて
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        • そうだ、映画を観よう。
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        • 「ひととき」の特集紹介
          108本

        記事

          江戸の仕掛人“蔦屋重三郎”とは何者か?

          さて、これから皆々様にお披露目いたしまするは、江戸中期を疾風怒濤の勢いで天馬のように駆け抜けた痛快無比な“稀代の快男児”の物語であります。 男の名は蔦屋重三郎。人呼んで“蔦重”、本屋の重三郎、縮めて“本重”と呼ぶ人もおりましたが、元禄文化の中心地となった上方風にいえば「ツタやん」でございますが、蔦重はその時代には生きておりません。井原西鶴や近松門左衛門らが活躍した元禄時代は1688年から1704年までありますが、蔦重がこの世に生を受けたのは1750(寛延3)年正月7日。元禄

          江戸の仕掛人“蔦屋重三郎”とは何者か?

          彗星のごとく駆け抜けた詩人・中原中也の旅路|[特集]山口、天才詩人の故郷

           中原中也記念館は生家の跡地に立っている。モダンでシンプルな2階建てだ。館長の中原豊さんは、おそらく会う人ごとに尋ねられ、何度もこう答えたのだろう。「中原といっても、中也とは血縁関係はないんです」と、静かに笑みを浮かべた。  訪ねた日は特別企画展「中也とランボー、ヴェルレーヌ」を開催中だった。フランスの詩人ランボーは、15歳で詩作をはじめ、天才といわれながら20歳の頃には詩を離れる。それから各地を放浪し30代で逝く。「風の靴を履いた男」と称したのはヴェルレーヌで、中也はこの

          彗星のごとく駆け抜けた詩人・中原中也の旅路|[特集]山口、天才詩人の故郷

          奈良に移住した理由|[漫画]移住したらもっともっと奈良を好きになりました!

          漫画=井上つぐみ(つぐみ工藝) 次回は、井上さんが「奈良で絶対やりたかったこと」!。 奈良の「推し活」移住ライフを、どうぞお楽しみに。

          奈良に移住した理由|[漫画]移住したらもっともっと奈良を好きになりました!

          飯田線でゆく、紅葉をめぐる旅(豊橋〜天竜峡)

          11月13日、紅葉の名勝である天龍峡を目指し、豊橋駅を8時11分に出発するJR飯田線に乗り込みました。天竜峡駅の到着予定時刻は12時10分。約4時間にわたる長旅の始まりです。 豊橋駅を出て1時間余り、長篠城駅を過ぎると右手の車窓に、澄んだ色をした豊川が並走を始めました。豊川は愛知県の東部を流れ、三河湾へと注ぐ一級河川です。長篠城は、織田信長・徳川家康の連合軍と武田勝頼が戦ったことで有名な合戦の地。ぐっと旅情を増した車窓の風景を眺めながら、しばし歴史に想いを馳せます。 豊橋

          飯田線でゆく、紅葉をめぐる旅(豊橋〜天竜峡)

          山口、天才詩人の故郷 在りし日の中原中也──「ひととき」2024年12月号特集のご紹介

          日本の近代文学史に大きな足跡を残した詩人・中原中也──。30歳で夭折した彼が16歳を迎える春まで過ごしたのは、山陽路随一の温泉郷として栄えた山口市湯田温泉でした。詩歌書専門の古書店主でエッセイストの内堀弘さんが、生家跡に立つ中原中也記念館をはじめ、ゆかりのスポットを巡ります。今日に残る貴重な資料を足掛かりに、彗星のごとく駆け抜けた中也の生きざまに光を当てます。 <特集担当より> ご執筆いただいた内堀弘さんは、詩歌書専門の古書店主という職業柄、中也にまつわる資料に対する解像度

          山口、天才詩人の故郷 在りし日の中原中也──「ひととき」2024年12月号特集のご紹介

          【新連載】新千円札の図案にもなった「富嶽三十六景」で北斎が描きたかったもの|今につながる浮世絵の魅力

          身近な北斎、幻想の北斎浮世絵は、江戸時代前期に創始された絵画ジャンルのひとつです。今では美術館で鑑賞するものというイメージが強いかもしれせん。しかし浮世絵、とりわけ量産可能な浮世絵版画は、出版ビジネスが盛り上がりつつあった当時、その新商品として登場したものだったのです。 主な購買層は商人や職人をはじめとした町民。女性も含まれます。そこで彼らがうんと楽しめるよう、絵師や版元(今の出版社にあたる)など、作り手が大事なテーマとしてとらえたのが、当時の「今、人気のあるもの」。それら

          【新連載】新千円札の図案にもなった「富嶽三十六景」で北斎が描きたかったもの|今につながる浮世絵の魅力

          奄美の味! もとじの鶏飯|柳家喬太郎の旅メシ道中記

           若い頃は地方公演の打ち上げでしこたま呑んでも、ホテルの朝食バイキングには必ず行ったもんです。定番は米と加工肉。カリカリに焼かれたベーコンをですね、ご飯にのっけたら、ちょいと醤油をつけた海苔で巻いて食べるわけです。こりゃね、うまいなんてもんじゃありません。米+加工肉は正義です。だけど年々、朝食がっつりがキツくなってきた。そんな時、鹿児島のビジネスホテルで出合ったのが鶏飯*でした。お茶漬けみたいにさらっと食べられて、疲れた胃袋にやさしく染み渡る……若い時分にはわからなかったうま

          奄美の味! もとじの鶏飯|柳家喬太郎の旅メシ道中記

          寒いぞ北極 渡辺佑基(生物学者)

           去る5月、アザラシの生態を調査するため、ノルウェーの本土から北に1000キロほど離れたスバールバル諸島を訪ねた。ホッキョクグマが闊歩し、冬にはオーロラが天を揺らす、紛れもない北極である。  出発前、普通の人なら寒さを想像してビビるだろうが、私は屁のカッパ。というのも、かつて国立極地研究所に勤めていたので、北極にも南極にも幾度となく行ったことがある。寒いは寒いだろうが、5月だし、最近は温暖化だし、知れているよね、と余裕をかましていた。  飛行機をいくつも乗り継ぎ、最後はラ

          寒いぞ北極 渡辺佑基(生物学者)

          綾瀬はるかさんの新たな一面を引き出した映画『ルート29』、姫路と鳥取を結ぶ国道29号線の旅

          『こちらあみ子』(2022年)で第27回新藤兼人賞金賞をはじめとする数々の賞を受賞した森井勇佑監督とあみ子役を演じた大沢一菜さんが再タッグを組み、“あみ子”の映画がとても好きだったという綾瀬はるかさんを主演に迎えた本作品。今月1日には、東京国際映画祭のワールドプレミア*の舞台挨拶で3人が登壇しました。意外にも、東京国際映画祭のレッドカーペットを歩いたのは初めてという綾瀬さん。「マスコミの方との距離が近くて、緊張しました」と話します。 本作は、国道29号線を舞台にしたロードム

          綾瀬はるかさんの新たな一面を引き出した映画『ルート29』、姫路と鳥取を結ぶ国道29号線の旅

          「ひとり旅」にまつわるエッセイ【5選】〜11月11日は“ひとり旅の日”

          11月11日は“ひとり旅の日”ということで、これまで「ほんのひととき」に掲載させていただいた「ひとり旅」にまつわるエッセイを5本お届けします! 頼れるのは自分  ヤマザキマリさん(漫画家・随筆家)父親を早くに亡くし、女手ひとつで育てられたヤマザキマリさんは14歳のとき、ヨーロッパに1カ月間のひとり旅に出されたそう。その頃に抱いていた想いと、自分が母親になって初めて子供をひとりでバスに乗せたときの想いを重ねて綴られています。 「苦しさを消化した後の30代はとにかく楽しかった

          「ひとり旅」にまつわるエッセイ【5選】〜11月11日は“ひとり旅の日”

          【お城EXPO 2024】人気のお城イベントをおさらい!今年のみどころは?(12月21日・22日/パシフィコ横浜ノースほか)

          全国のお城ファンが注目する「お城EXPO」とは? 「お城EXPO」と聞いて、どんなイベントか、気になる人も多いかと思います。公式によると、お城EXPOとは「城郭文化の振興と発展や、お城好きの方々の交流を目的として開催」されているものです。 城郭とは、つまり「お城」のこと。現在まで天守閣が残っているものもあれば、一部のみが残っているもの、跡地だけが残っているものなど、さまざまな「お城」の形があります。お城の種類や築城した目的、そして誰がどのように作ったのか。実は、自分のまち

          【お城EXPO 2024】人気のお城イベントをおさらい!今年のみどころは?(12月21日・22日/パシフィコ横浜ノースほか)

          福井・若狭の“おいしいもの”再発見!北陸新幹線で行く秋の美食旅

          旅人・文=向笠千恵子 撮影=上田順子 世においしいものは数えきれないがこの列島に暮らすからには東西南北すみずみの食を楽しみたい。都会でもお取り寄せしたり郷土料理店へ行けるが、やはり現地は違う。清らかな水、海や森の気配を感じる環境で、特産食材を用いて郷土愛にあふれた人々が生み出す料理はうまさを超越した貴さがある。 北陸の福井は、越前がに、越前そばが知られるが、これらは県東部・越前のもので、県西南部・若狭にもいいものが待っている。 若狭は飛鳥・奈良時代は天皇家の食材を担う「

          福井・若狭の“おいしいもの”再発見!北陸新幹線で行く秋の美食旅