「ベルベット•ゴールドマイン」(イギリス🇬🇧映画)
ベルベット・ゴールドマインとは、デイヴィッド・ボウイ初期の曲のタイトル。
そんなことからも分かるように、グラムロック色満載の映画です。
グラムロック=グラマラスなロックということで、このジャンルが出現したのは70年代後半。古きよきブリティッシュロックバンドたちがオールドウェイブと呼ばれ、新たに登場してきたグラムロックや、パンク、ディスコミュージックを称して呼ぶニューミュージックという言葉が誕生した時期にあたります。
古きよき哀愁漂うブリティッシュの何たるかがこのとき崩壊し、オアシスによるビートルズ回帰現象が産まれるまで、この状態は続くことになります。
(ハードロックの世界ではニューウェイブ・オブ・ブリティッシュヘヴィメタルというムーブメントもありましたが、これはあくまでも典型的メタルの原型の話なのでちょっと違う)
表題作はちょうどそんな時代の節目が背景の映画。まあ、あの当時の、圧倒的にきらびやかな世界に投げ込まれてめまいを覚える。
そんな彼らの音楽は、時代を反映して、むしろ、いかがわしいパワーに満ちています。サントラにはデイヴィッド・ボウイは参加していませんが、サントラも熱量がすごかった記憶が。
この映画見た後、改めてデイヴィッド•ボウイの初期のベストを聞いてみると、哀愁のブリティッシュロックが詰まってましたね。グラムロックの第一人者が、ブリティッシュを体現していたことがわかってうれしかったです。
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