ゴロウ@読書垢/Noter

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ブロガー/文学・ビジネス書・学術書などの書籍を通して【エッセイ】【書評】【読書関連】などの記事を執筆しています。📱💻 連作長編『知力を磨く』/長編[書評]『思慮する読書』/長編[評論]『虚無と結実』-愉楽の批評理論-/長編[エッセイ集]『泡沫の謠』等々があります。

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『思惟/Speculation』

食や料理の原点として、食事という命題は「食というものは呼吸と等しく、生命の仕組みに組み込まれている」(P.156より引用)という一文は、非常に感銘を受けました。 シェーンハイマーの学説から紐解き、辰巳先生が辿り着いた‘‘食の本義’’は、これまで読んできた書物の中で今尚、余韻が残る一冊です。 「料理とは生命に向き合うこと、 そして愛すること、慈しむこと。」 『食に生きて』辰巳芳子 食や料理は私たちの日常生活において身近な存在である。 こちらの命題から食の意義を探求したい、

    • 『ぼくのお日さま』は色褪せない憧憬とも言えるし、映画が物語る力を見せる数少ない優れた作品だとも感じた。

      • [日記]【‘‘読む書く聴く’’】

        たまに、無性に読書や映画鑑賞、書き物を同時進行でやりたくなる時があります。 いわゆる、マルチタスクというやつなのだが、マルチタスクの弊害は色々とネット上では述べられていますし、私自身もシングルタスクの方が一番効率が良いことは理解しているつもりではあります。 ただ、マルチタスキングの能率は激悪だけど、情報を浴びれる分だけたくさん浴びたい欲が時々ある。 読書しながら、映画見ながら、物を書きながら、タスクを一つに絞って一点集中した方が断然いいが、ポストイットや箇条書きメモから理解で

        • 【感想】映画『ぼくのお日さま』

          今年に入って色んな映画を見て、久しぶりな感動と懐かしさを覚える映画に出会いました。 『ぼくのお日さま』という作品は、下半期ベスト3もしくは上半期、下半期を含めても上位に位置する作品だと感じました。 物語の概要としましては、アイスホッケーが苦手な吃音のタクヤとコーチのことが気になるさくら、小さな田舎町でフィギアスケートを教える荒川コーチ、スケートリンクでの淡い恋模様とタクヤの成長譚の描かれ方は繊細で画面全体から美しさが際立つものがありました。 荒川の提案でタクヤとさくらは、アイ

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        『思惟/Speculation』

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          [日記]【‘‘メタ思考ノート’’】

          以前に私が書いたもので【‘‘読書ノートをやめた話’’】という記事がありますが、読書した後にノートに自分なりの考えや感想をまとめるのはめんどくさいからやめたということについて述べましたが、あれから読書ノートを再開したというわけではなく、自分が過去に書いた読書ノートの内容を見返したという話であります。 そもそも、何故読書ノートを見返したのかというと、ノートの作成方法について記したある本を読んだからでありました。 思考を整理する為のツールとして、ノートは確かに有効であり、読書ノ

          [日記]【‘‘メタ思考ノート’’】

          【感想】映画『夏目アラタの結婚』

          『夏目アラタの結婚』という作品を見ました。 前々から、映画上映の予告で気になっていた映画で連続殺人鬼をめぐるサスペンススリラーなのかなと第一印象でそう思っていましたが、予想外の結末でありラブロマンも加わる映画なのかと思った時は完全にやられたと思いましたが、作品はとても楽しめる映画でした。 物語の概要としましては、連続殺人事件の容疑で逮捕された、ピエロの格好をした品川真珠は日本中を震撼させる大事件を犯すことになります。 真珠は死刑囚として収監され、遺族の依頼で消えた遺体を探すこ

          【感想】映画『夏目アラタの結婚』

          [日記]【‘‘夏休みのあれこれ’’】

          夏休みが始まった。 待ち望んでいた夏休みは、始まる前からソワソワしてしまう。 今年の夏休みは、9連休あるのですが、連休が始まる前に私の中ではだいたい予定を立てていました。 この記事を記している今は、夏休み2日目なのですが、私の中で読書、映画鑑賞、note執筆、音楽鑑賞、料理、カフェ喫茶店巡りと六項目をあらかじめ作ってこの夏休みに優先順位通りに、時間を見ながらやりたいことを当てはめて過ごすことを心掛けています。 優先順位としては、以下の通りであります。 ①映画鑑賞 ②料理 ③

          [日記]【‘‘夏休みのあれこれ’’】

          [日記]【‘‘発想する前から始める創作’’】

          noteにアイデアをまとめる際に、発想する前から書くことは始まっています。 どういうことかと言いますと、私がnoteで書くものの媒体として本や映画、YouTubeなどからアイデアのもとになるものを探すのですが、本を読む際にはポストイットを貼ったり、映画やYouTubeで気になった箇所は軽く箇条書きにメモを取ったりなど、後でしっかりと見直せるような形を残すことが大切だと感じています。 アイデアを形作る為の原石のようなものをたくさん拾うこと、こうした工程を私の中ではインプットと

          [日記]【‘‘発想する前から始める創作’’】

          【感想】映画『侍タイムスリッパー』

          SNS上で映画好きな界隈の人たちの間で話題になっている映画があります。 『侍タイムスリッパー』という映画です。 この映画の存在を知ったきっかけとしては、映画考察系YouTuberさんの沖田さんとおまけの夜の柿沼さんの動画で最近見たオススメの映画について紹介する動画を見て知りました。 時代劇とタイムスリップものの組み合わせは本当に面白いのかという疑念もありつつ、事前に『侍タイムスリッパー』という映画について自分なりに色々と調べてみました。 本作は、監督や脚本をつとめた安田淳一

          【感想】映画『侍タイムスリッパー』

          [日記]【‘‘理想的な休日の過ごし方’’】

          理想的な休日の過ごし方ってなんだろう? 以前から私の中では、理想的な休日について色々と考えていることがありました。 人によって休日の過ごし方というのはもちろん違いますし、友人や恋人、家族と一緒に過ごす方がほとんどだと感じます。 休日は、一週間の仕事の疲れを取る為に家でゆっくり過ごすのも休日の過ごし方として考えられるでしょう。 私にとっての‘‘理想的な休日’’というのは、好きなことを一日の時間内にたくさん詰め込むというのが一番幸せなことだと感じています。 好きなことだというと、

          [日記]【‘‘理想的な休日の過ごし方’’】

          【感想】映画『劇場版 モノノ怪 唐傘』

          『劇場版 モノノ怪 唐傘』というアニメーション映画を劇場で見ました。 本作は、テレビアニメシリーズで放送されていたアニメであり、最初に言っておきますと、テレビアニメの存在はもちろん、作品全体のストーリーも全く無知の状態で劇場に望みました。 ですが、初見の私が見てもとても楽しめた作品であり絵巻物のような極彩色とキャラクターデザインはとてもオシャレな作品だなと感じました。 なんといっても、主人公の薬売りという存在がとてもインパクトがあって、モノノ怪という情念と妖が結びついた得体の

          【感想】映画『劇場版 モノノ怪 唐傘』

          【‘‘形象化する映画考察’’】

          映画を見終わって感想を記事にまとめてから、その作品についての映画解説や考察、レビューなどを後から見ることが多いです。 自分が見て思ったこと、感じたこと、考えたことなど人によっては様々な意見がネット上には存在しています。 私がそうした解説や考察、レビューを見る目的は、自分の答えについての答え合わせや自分の見えなかった着眼点を知る為でもあると思っています。 以前に記しました【‘‘映画批評・評論の役割’’】では、メディアやSNS上で活躍されている、映画をテーマに考察されている方々の

          【‘‘形象化する映画考察’’】

          【感想】映画『ボレロ 永遠の旋律』

          『ボレロ 永遠の旋律』という作品を劇場で鑑賞しました。 天才作曲家であるラヴェルという人物がどのようにボレロという曲を作り誕生させたのか、国境を越えた今なお、ボレロという曲はたくさんのミュージシャンに愛され続け、演奏されている。 狂乱の時代のパリで、スランプに苦しむモーリス・ラヴェルは、ダンサーのルビンシュタインからバレエの音楽を依頼されるも、一音もかけられない状態でいた。 彼の過去は音楽によって表現され、戦争や母との別れなど様々な葛藤があり、彼の音楽は人生経験を通して築きあ

          【感想】映画『ボレロ 永遠の旋律』

          【感想】映画『ナミビアの砂漠』

          『ナミビアの砂漠』という映画を見ました。 ナミビアは、恐らく下半期ベスト10に入ってくるだろうと思うほどの名作でありましたし、これまでの邦画史においても『ナミビアの砂漠』は重要な位置に属する作品だろうと感じました。 『ナミビアの砂漠』でのカナという女性は、主演女優の河合優実さんしか演じることが出来ない特別な人であることを本作から感じられ、現代において自分の存在意義や価値を見出だすことはなかなか難しいことだし、先が見えない世の中であっても、今しか出来ないことというのは必ずあるも

          【感想】映画『ナミビアの砂漠』

          [日記]【‘‘SNSとの距離感’’】

          SNSの距離感というのは、私の中ではかなり重要なテーマでもあります。 SNSには、良い面もあることながら、悪い面も必ずしもあるもので、良い面のみを旨く活用することを考えると手軽に情報収集はもちろん情報の共有化、コミュニケーションの手段としても利便性があります。 身近な友人や家族との連絡だけでなく、さまざまな人と交流する機会を持つことができるのも良い面でもあるし、情報収集においても、特定のトピックやニュースについての最新の情報を入手し、他の人の意見を知ることさえ出来ます。 そし

          [日記]【‘‘SNSとの距離感’’】

          【感想】映画『インサイドヘッド2』

          『インサイドヘッド2』を見ました。 前作『インサイドヘッド』は、この間金曜ロードショーでやっていたこともあり一番最初の作品を見てから2を見ることにしたのですが、本作は小さな子供さんや親子さんと一緒に見ても楽しめる映画だと感じました。 人間が抱く感情たちを擬人化させた世界を描き、2016年にはアカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞しています。 本作の見所はと言うと、新しい感情たちの登場にあります。 子供だったライリーは大きく成長し、高校入学へと控える。 子どもの頃から見守って

          【感想】映画『インサイドヘッド2』