真っ白い靄のかかる頭の中は雲のなかのようで
いつかきっと、わたしの意識は白い靄に溶けていくような気がしている。
時々、ほんの少しの事でも考えたり覚えたりする事が億劫になる。
何も考えたくない。
だけどその本能にしたがっていけば本当に何も考えられない人間になりそうで少しコワイ。
だから抗おうとする。
程良い緊張感のなか常に頭のエンジンを回していかなければいけない事は分かっている。
歳を取ってゆけば人並みにそれがしんどくなるのも分かるし個人差がある事も分かる。
けれどしんどさから解放された時、わたしは大切な記憶を失うのだろ