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#日本史がすき

日本史がすきだと感じたエピソード、学習の記録、勉強法など、日本史にまつわる投稿を募集します!

人気の記事一覧

【やはり】かしこは違うな‼️

先日。 とある番組を観ていて勉強になった話をしたい。 まずはみなさんに問題です! 【源氏物語の作者は紫式部ですが、枕草子の作者は誰?】 さぁ。 みなさん。 わかっただろうか? 大河ドラマでも、やっているので思い出した? 方々もいるかもしれない。 ※もちろん、大河ドラマ前からわかっている方々が大半だとは思うが。 正解は・・・ 【清少納言】でした。 さて今回書きたいのは答えがわかるかどうかではない。 読み方である。 みなさんは清少納言をどのような読み方で読んでいましたか? つま

「七歳までは神のうち」と胎内記憶(中)

【スキ御礼】「七歳までは神のうち」と胎内記憶(前) 思い当たることがひとつあります。 幼児自身が喋る胎内記憶です。 胎内記憶研究の第一人者とされる池川明氏の著書によれば、胎内記憶のうち、おなかに宿る前の記憶を話す子もいるらしく、次のような証言が紹介されています。 この証言のとおりであれば、「リーダーみたいな天使」が神であって、生まれてくる子どもは「神の子」のように思われます。 幼児が「神の子」であることは、証明はできないけれども、胎内記憶の積み重ねが、信憑性をもって語

「七歳までは神のうち」と胎内記憶(前)

【スキ御礼】選評*父は富士母は相模野七五三 七五三の由来の話になると、「七歳までは神のうち」という言い方がよく出てきます。 これは、数え年で7歳未満の子供は神に属する存在であり、わがままや非礼があっても責任は問われないということ、と説明されています。  古来からの諺のようですが、その由来は昭和になってからのもので、1914年に柳田国男が著した『神に代りて来る』で、7歳になるまでは子供は神様であると謂っている地方がある、と述べられていて、そこから「七つ前は神の内」ということが

錦秋の京都旅「浮島十三重石塔と野鳥観察」

前回は宇治神社でお参りをしました。 今回は宇治公園を散策します。鳥さん画像を載せていますので苦手な方はご注意ください。 朝霧橋を渡って最初に向かったのはこちら。 橘島に聳える武骨なオブジェ、宇治川先陣之碑になります。なぜ先陣争いなんかで石碑になるの?そう感じる人のほうが多いかと存じます。 「一番槍は武士の誉れ」 これは先頭で斬り込む武士の生存率が低いからに他ありません。特に川を挟んだ渡河の死傷率は極めて高く近代の戦いでも大きな的になりました。命知らずの勇猛果敢な者だ

神社に墓がない理由と墓を持たないお寺の真実──経済事情から見える寺院の違い

今回は、民俗学研究員の雲です。 最近、京都のお寺や、西国三十三箇所巡礼の旅をやってて思いました。 最近みた神社仏閣、どこにも墓がない! うちの親戚のお墓はお寺に中にあります。 お寺とは、法事などでお坊さんがお経を唱える所だと思ってました。 根本的にお寺のことがわかってない気がしてきました。 超常現象や神仏など信じない私ですが、神仏について記載している文献は歴史書として学ぶことが多いし、礼儀作法や精神を鍛えるという面において素晴らしいと思っています。 単純に神様に祈って

時代小説 | 元禄の冬

(1)   元禄16年、冬のことである。尿意を覚えて、丑三つ時に厠に向かった。そのとき、月明かりに照らされた男を見た。夜盗か?  咄嗟に私は物陰に隠れ、不審者の動静を固唾を飲んで見守っていた。男はピクリとも動かない。膠着状態が続いた。これではこちらも、動くに動けない。しかも尿意を我慢するのも限界に近付いていた。思わず地団駄を踏んでしまった。予想以上に大きな物音を立ててしまった。その音に反応した男はこちらを見た。目と目が合ってしまった。 「はい、はうあぁゆぅ、近松殿?」  

大晦日に読みたい2冊

樋口一葉 「大つごもり」 井原西鶴「世間胸算用」 Ihara Saikaku, "This Scheming World" Geminiによる「あらすじ」樋口一葉「大つごもり」あらすじ

流れぬ彗星〜第二部(1)「雪叩き」【歴史小説】

この小説について  あの畠山次郎が帰ってくる! 「天昇る火柱」第二部の終幕から、少しだけ時を戻して…  天王寺の陣で、主君・足利義尹の来援を待ち続けていた畠山尚慶。  しかし願いは叶わず、細川京兆家の若き猛将・薬師寺元一によってその軍勢は打ち砕かれてしまう。  再び紀伊へ逃れようとした尚慶は、一体どのようにして生き延びたのか。  どのようにして再起を果たしたのか?  そして京兆家を揺るがした内訌「薬師寺元一の乱」に、どこまで関わっていたのか……?  失われた断片を埋め、畠

大和朝廷の全国統一は「疫病」から始まった?!

大和朝廷の全国統一 第一話 第十代 崇神天皇 ①  「崇神天皇」の名は、「神に祟られた」とも、「神を崇めた」ともとれますが、あなたはどちらだと思いますか?  「崇神」というのは、『日本書紀』奏上から数十年後に淡海三船によってつけられた漢風諡号ですが、なぜ「崇神」と名付けたかは記されていませんので彼の意図はわかりません。解釈は人によって違いますね。 ちなみに『日本書紀』には、和風諡号で「御間城入彦五十瓊殖天皇」と記され、『古事記』は同じ読みで「御真木入日子印恵天皇」という

短編 | ゆく河の流れ

 生まれた人間がこの世に滞在するとは、河の流れに浮かぶ泡のようなもの。魂が宿る人間の体は、仮の住まいに過ぎない。地位や名誉を求めてなんになろうか?  私は余生を自分の思索のために費やすために都を離れて、一人狭い庵に住むことにした。人の往来はほとんどない。  日記ではないが、日々思ったこと、感じたことを紙にしたためる生活を送っている。  人と比べない生活とは実に清々しいものである。心を乱されることは少ない。心が乱れることがあるとすれば、それは己の心に残りし邪心によるものだろう

心の雪景色

フォロワーさんの記事の感想。 213.   まゆは さん。 この note をお勧めする人(私見) ① いぬが すき。 ② つぶやきも すき。 ③ 空とか 雪を 眺めたい。 朝焼けや 雪景色がきれいな note。 ワンちゃんへの つぶやき いいですね。 雪を見ると 札幌での生活を 思い出すなぁ。 雪で探したら なるほど!な 言葉があった。 「欲深き 人の心と降る雪は     積もるにつれて 道を失う。 」     by 高橋 泥舟 さん(幕末の武人)。 何事も 欲ばり

【漫画】「望月の歌」ってどんな意味? ー 藤原道長は傲慢な歌を詠んだわけではなかった!?

平安時代の有名人、藤原道長の和歌 ー この世をば 我が世とぞ思ふ望月の かけたることもなしと思へば ー。 摂関政治の絶頂を極めた彼が、「この世は自分のものである。望月に欠けたところがないように私にも欠けたところがないのだから…」と自らの栄華を誇りに詠んだ傲慢な歌と言われてきましたが、果たしてそうなのでしょうか? 近年この和歌に新しい解釈がなされ、私たちにこれまでと異なる道長像を見せてくれています。 この「望月の歌」の新釈は、当時の政治状況とそこに関わるキーパーソン・藤原実

流れぬ彗星〜第二部(2)「天下会盟の計」【歴史小説】

この小説について  あの畠山次郎が帰ってくる! 「天昇る火柱」第二部の終幕から、少しだけ時を戻して…  天王寺の陣で、主君・足利義尹の来援を待ち続けていた畠山尚慶。  しかし願いは叶わず、細川京兆家の若き猛将・薬師寺元一によってその軍勢は打ち砕かれてしまう。  再び紀伊へ逃れようとした尚慶は、一体どのようにして生き延びたのか。  どのようにして再起を果たしたのか?  そして京兆家を揺るがした内訌「薬師寺元一の乱」に、どこまで関わっていたのか……?  失われた断片を埋め、畠

読切短編 | 南千住駅の友情

(1)   年の瀬が近づいていた。長年温めてきた夢が叶う。私は久しぶりに南千住駅にほど近い小塚原刑場跡地で、玄白と会う約束をした。  いまだに使い慣れぬ天国LINEで、天国1番街に住む彼に連絡した。 「おお、良沢か。懐かしいなぁ。元気にしていたか?お互いに死んでしまっているけどな。閻魔大王様の『下界滞在ビザ』を取得できたよ。君と同じ、2024年12月30日に滞在許可がおりてよかった。では、小塚原刑場跡地で会おう」  現世で莫大な資産を築いた玄白は、『あの世ヒルズ』のタ

写真集 |江戸時代を体感してみよう!

 「古河公方」の跡地は、現在、公園になっています。  「古河公方公園」を散策してみました。江戸時代の農機具を見学したり、野鳥を観察することができます😆。  ホントは春に見学したほうが花がきれいなんですけどね。

家に伝わるオオサンショウウオ伝説、その真実に迫る

今回は歴史研究家の雲です。 ふとした事から過去の出来事の真偽を考察することになりました。 元々は岡山県に等身大Zガンダムがあるという情報があり、ガンオタのReiさんが、見ておく必要があるというので同行することになりました。 そのためだけに、遠方まで出向くのはもったいないので、周辺地図を見ました。 鳥取県と岡山県の県境近くに射撃場があります。 湯原国際クレー射撃場といいます。 この射撃場には何度も行ってます。 銃を持って移動するときは、基本的にお店などには入れません。 (車

【べらぼうとは】 大河ドラマ 『べらぼう』 第1話

どうもこんばんは。 『光る君へ』の総集編はつい最近だったように思うのに(別作品でしたね!)、もう今年の大河が始まってるなんて、一体全体どういうこと?タイムリープってもう実現してるわけ?! 駅伝も気がつけば終わってたし(シード権争い!!!)、時間の流れについていけないのは相変わらずですが、今年もゆるゆる大河を楽しみたいと思います。 本大河は、前作に続き、大河としてはあまりフィーチャーされてこなかった時代ということもあり、楽しみにしていた第一回… 家治さんとこに『大奥』の

天昇る火柱~第二部(4)「追放」【歴史小説】

この小説について  この小説は、赤沢新兵衛長経という武将を主人公として、15世紀末~の戦国時代初期を描く『天昇る火柱』の第二部です。  第一部では、赤沢党の属する細川京兆家は、南北から京を挟撃しようとする前将軍足利義尹、そしてその忠臣畠山尚慶を、からくも退けることに成功しました。  最大のライバルが消え、畿内をほぼ制圧した京兆家が次に目指すのは、さらなる拡大への道「日本国惣知行」。  そして新兵衛にとってはさらにその先、唐船の船団を仕立てて鄭和の夢を追うこと。  しかし

歴史ミステリー:「宝塚」は小林というおっさんが創ったというのは本当か検証してみました

今回は歴史研究家の雲です。 ※表現で小林さんの語尾に「おっさん」を敬称としてつけてます。兵庫県では古来から親愛を込めて熟年男性に敬称としてつけます。 今回の記事では。親愛をこめて「おっさん」を使わせて頂きます 先日、登山師匠と山ガールMIZUHOさんと宝塚市の廃線跡をウォーキングしてました。 廃線跡を歩く途中に師匠が不意に言います。 師匠:「宝塚ってな、小林というおっさんがひと儲けしようと作った」 雲:「昔、聞いたことあります」(小林さんとう名前は知らない) MIZU

江戸文化が花開く時代と吉原の実情との対比が見もの

昨年とはいえ、ほんのちょっと前まで京都・朝廷貴族の様子を描いていたのが、一変して700年先の江戸時代中期のお話です。 ひとつ安心したのは、またいつものように子供時代からチンタラと始まるのかと思ってたのが、今回はいきなり主人公の蔦屋重三郎(横浜流星)が22歳から始まりました。 以降、蔦屋重三郎は「蔦重」と表記します。 こういうテンポの良さはいかにも江戸っ子とよく合っていて、私は好きです。 明和9年(1772)の「明和の大火」から始まり、しかも火の見櫓で火事を知らせる半鐘を

【藤原道長⑦】道長の権力すごろくッ 娘を天皇に嫁がせ進撃じゃー!!

歴史のオモシロさ、深淵な味わいを「人物相関図」を用いて できるだけ分かりやすくご紹介しているnoteです。 今回のシリーズは藤原道長。記事をまとめたマガジンはコチラからどうぞッ 前回の記事では道長のいとこであり最大のライバル・藤原伊周(これちか)がヤラカシ事件を起こし、政治の中心から退場してしまった様を描きました。記事はコチラになりますッ⇓ 今回は道長が自身の権力を盤石にするために自身の娘を天皇に嫁がせるお話。道長による「権力すごろくゲーム」が進んでいくカンジです。

ブラタモリ・東海道五十七次の感想文

三夜連続放送のブラタモリ観ました。テーマは東海道五十七次ということでわたくしのバリバリ地元です。 はじめに 番組が好きな方はもしかしたらお気に触るかもしれません。辛口論評が苦手な人は『第一夜』『第二夜』を飛ばして『第三夜』の感想だけをご覧ください。 NHKはスポンサーを集める民放とは違って、税金と同じような強制的集金制度になっています。これまでわたしは多方面の配慮をしてきました。しかしNHKだけはハッキリと物を申します。受信料を払わないという権利が行使できませんので文句

源頼朝&源義経 の一生【人物相関図】で分かりやすく総覧

歴史の楽しさを「人物相関図」でエンタメ的にご紹介しているnoteです! 全15回の記事でつづってきた源頼朝&源義経ブラザーズの物語(まとめマガジンはコチラから↓) 今回の記事では頼朝と義経の一生を「人物相関図」を使って一気にまとめてみたいと思います! ちょっと長いですけど、2人の兄弟の人生を流れでつかめるかと思います。 平清盛が源氏をフルボッコ!京都で起こった「平治の乱」という権力争いの戦いで、平氏のボス・平清盛によって、源氏が討伐されます。 源頼朝&義経の父・源義朝

歴史小説 | 君平がゆく

「おお、なんというか!」  あまりの荒廃ぶりに私は唖然とした。これほどの大きさを誇るというだけでも、有力者だったに違いないのに。こともあろうか庶民の宅地を造成するために、切り崩すなど、狂気の沙汰だ。もちろん、ここは御陵ではなかろう。しかし、故郷の先祖に対する敬意がまるで感じられないではないか。  私は水戸学を学んだ。その中で、学術的な歴史研究と祖先および皇室を敬愛することを両立することこそ、日本人としての誇りであると強く感じた。異国船が我が国に出没して以降は、異国の文化にか

2025年を前に日本史を振り返る

Geminiといっしょに日本の歴史を振り返ったあとに、来年2025年の展望を教えてもらいしょう😃💓。 (1) 100年前の日本の出来事 1925年(大正14年)に日本で起こったこと  1925年は、日本の民主主義が大きく前進した年として記憶されています。  最大の出来事としては、男子普通選挙法の成立が挙げられます。 これにより、納税額による制限が撤廃され、25歳以上の男子に選挙権が与えられました。有権者数は大幅に増加し、政治への国民参加が大きく進みました。  しかし、こ

心と文化 〜歴史と文化と哲学と〜

九條です。 文化とは一体いかなるものなのか…。 それは私にとって永遠の課題であり、私のような愚鈍な者には永遠に解を得る事ができないのかも知れません。 文化とは、なんだかホワンとした空気のような存在であり、その実態は掴みどころが無いように思います。それは人の心がどういうもの(存在)なのかという課題と同じなのかも知れません。 例えば、最新・最先端のテクノロジー、AIなどを駆使して眼の前の一定の仮想的空間内に縄文時代の自然環境やモノを完璧に再現し、その空間内に21世紀に生き

今さらですが、『三好一族 ――戦国最初の「天下人」』読了。 ~大純はるのメンバーシップ【白鳩会】「今さら図書館 小説書き方掲示板」より

今さらですが、『三好一族 ――戦国最初の「天下人」』読了。 天理大学にいらっしゃる天野忠幸先生には、たくさんの著作・論文でお世話になっております。 こちらの新書も、「天野史観」とでも呼ぶべきものが炸裂。 それは「三好氏こそ、将軍なしで畿内を支配した革新的武家政権である」というもの。 確かに既存秩序の破壊者と見られる織田信長が、時代遅れの足利義昭に気を使いすぎてるな~という違和感は、戦国ファンであれば一度は持ったことがあるはず。 そんな鎖をとっくに断ち切っていたのが、三好政

「信長の野望」で自分の小説の登場人物をさがしてみた⑤~足利義尹

『信長の野望』と勝手にコラボシリーズ第五弾! (しかも22年前の「蒼天録」限定です) 今回ピックアップするのは、『流れぬ彗星』『天昇る火柱』を通じてのキーパーソン、不屈の大将軍こと足利義尹様です! この方の「奪われた将軍位を取り戻す」という執念、コケの一念で時代が動いて(周りが掻き回されて)きたと言っても過言ではない。 義尹、といっても、高校日本史をやられた方はかえってわかりにくいかもしれません。 「そんなのいたっけ?」と。 それもそのはず、この方は少なくとも生涯に二度

【藤原道長⑥】ライバル自滅で道長がトップの座に!

奥深くめっちゃ面白い歴史のエピソードを「人物相関図」で分かりやすくご紹介するnoteです! 今回のシリーズは藤原道長です。まとめマガジンはコチラ↓ 前回の記事では、道長の長兄・藤原道隆と次兄・藤原道兼が相次いで病死してしまう流れを書きました。記事はコチラから↓ 三男坊で「いつも出世は兄たちの後」だった道長がいきなり大きな権力を手にする可能性が出てきました! 1000年前の出来事ですが、いつの世も人生というのは何が起きるか分からないですよね…。昔も今もそれは変わらない。

英霊の「声なき声」に導かれて

 三島由紀夫の『英霊の聲(えいれいのこえ)』という短編小説がある。私の胸に大きな爪痕を残した作品である。  作品内では、神風特攻隊として、大空へと散っていった青年たちの声が、恨めしげに響き渡る。 「などてすめろぎは人間(ひと)となりたまひし」  敗戦後、人間宣言した天皇を呪うかのような、哀しみのリフレインが続く。  英霊の「声なき声」。彼らの魂の叫びを筆に載せるように、言葉で紡ぎ出す三島由紀夫。どちらの存在にも畏怖の念を感じて、読んでいて全身の震えが止まらなかった。

バスツアーで楽しむ歴史とグルメ

あわただしい年末の12月30日、バスツアーに参加しました。 工程は、【関ケ原・花伊吹】⇒【彦根城】⇒【酒蔵・岡村本家】 目玉は近江牛&松葉蟹の食べ放題で、それプラス近江牛or蟹2杯のお土産まで付いて11,980円と格安なので、夫と二人で速攻で申し込みました。 蟹&お肉のツアーは他にもありましが、私は彦根城に惹かれたのです。 以前、レキジョークルで訪れた時は、大雨だったので満足に見学できず、今回はそのリベンジのつもりでした。 お天気も前日まで悪く、風も強く寒かったのですが

流れぬ彗星〜第二部(3)「宿敵、邂逅」【歴史小説】

この小説について  あの畠山次郎が帰ってくる! 「天昇る火柱」第二部の終幕から、少しだけ時を戻して…  天王寺の陣で、主君・足利義尹の来援を待ち続けていた畠山尚慶。  しかし願いは叶わず、細川京兆家の若き猛将・薬師寺元一によってその軍勢は打ち砕かれてしまう。  再び紀伊へ逃れようとした尚慶は、一体どのようにして生き延びたのか。  どのようにして再起を果たしたのか?  そして京兆家を揺るがした内訌「薬師寺元一の乱」に、どこまで関わっていたのか……?  失われた断片を埋め、畠

他人の粗探しをする人の脳は機能が低下する💦誰かを紹介する人は有能である可能性が高い🐼

前職(学習塾勤務)時代の私は保護者の皆様に随分ご紹介をしていただきました。特に、お母様方の口コミは絶大で、その数字は他の教室よりも桁違いに群を抜いていました。 誰かの紹介ができるということは、その紹介対象の長所やメリット、素敵で素晴らしいところを見抜いている証拠だと思います。ですから、現実社会でもインターネット社会でも、もちろん、noteの世界でも、どこかの誰かを紹介できるということは、その人自身が有能かつ優秀であると考えています。 今回は、以下の4点について取り上げます

天昇る火柱~第二部(3)「嵐山」【歴史小説】

この小説について  この小説は、赤沢新兵衛長経という武将を主人公として、15世紀末~の戦国時代初期を描く『天昇る火柱』の第二部です。  第一部では、赤沢党の属する細川京兆家は、南北から京を挟撃しようとする前将軍足利義尹、そしてその忠臣畠山尚慶を、からくも退けることに成功しました。  最大のライバルが消え、畿内をほぼ制圧した京兆家が次に目指すのは、さらなる拡大への道「日本国惣知行」。  そして新兵衛にとってはさらにその先、唐船の船団を仕立てて鄭和の夢を追うこと。  しかし

時代は流れて新たな歴史が始まる

「嵐が来るわ」 天の道長(柄本佑)に語りかけたまひろ(吉高由里子)のセリフがラストシーンでした。 一瞬「え?これで終わり?」と思ってしまうほどあっさりした締めくくりですが、実はとても深いのです。 武者である双寿丸(伊藤健太郎)に出会うのも「武士の世」の到来を象徴する大きな意味を持ち、こうして時代は移り変わっていくのだと実感できるものでもありました。 そして忘れてはならないのが、初回が安倍晴明の夜空観測から「雨」を予想するシーンで始まった事を思うと、この「嵐」の前触れを

京都検定2024受験記「名前でよむ天皇の歴史」

嵯峨天皇、醍醐天皇、一条天皇、et cetera 皆様は気になったことありませんか?天皇の名前がなぜ京都の地名になっているのかを。 京都検定のオススメ参考書 今回は京都検定2級・1級を受験する方にオススメしたい参考書をご紹介したいと思います。この本は歴代天皇の名前の由来を解説している一冊になります。 私は学生の頃からずっと疑問に思っていました。なんで日本の頂点に君臨している天皇が「一条・三条」と大通りの名をつけているんだろうって。この本を読んで長年のギモンが解決しまし

【藤原道長⑧】敏腕!道長プロデューサーにより 紫式部 が爆誕ッ

歴史のオモシロさを「人物相関図」を使って分かりやすくお伝えしているnoteです。 今回のシリーズは藤原道長。シリーズのまとめマガジンはコチラから↓ 前回の記事では道長が自分の娘である藤原彰子(しょうし)を 一条天皇のもとに入内させ さらに権力を拡大していく様を描きました。記事はコチラ↓ 今回の記事では 藤原道長のプロデュースによって彰子のもとに女流作家 紫式部が仕えることになります。 藤原定子が病死 悲しみに暮れる清少納言が「枕草子」で鎮魂没落していく家族たちの悲劇に

今さらですが、『戦国武将列伝8 畿内編下』読了。 ~大純はるのメンバーシップ【白鳩会】「今さら図書館 小説書き方掲示板」より

今さらですが、『戦国武将列伝8 畿内編下』読了。 感じたのは、足利体制を克服して新しい時代を切り拓こうとしていたのは、実は三好氏だったということ。 織田信長は、そもそも足利将軍家の再興者として、「逆賊」三好を倒すために現れる。 やはり惜しむらくは、三好氏の人材の相次ぐ死。 実休、一存、冬康、義興。 そのうちの一人だけでも生き残っていれば、足利義輝を倒したあとに、安定的な支配を打ち立てられたのかもしれないが… 誰もいなくなった結果、三人衆と松永久秀の対立という、どうしよう

「信長の野望」で自分の小説の登場人物をさがしてみた➅~畠山尚慶

『信長の野望』と勝手にコラボシリーズも、ひとまず最終回となります。 (22年前の「蒼天録」限定ですが) フィナーレを飾るのは、一連のシリーズの真の主人公、畠山次郎こと尚慶です! 彼もまた、生涯で何度か名乗りを変えました。 この時代の人はどうも、名前を変えることがむしろ名誉だったみたいで… 書籍なんかでは「尚順」という初めの諱で通されていることが多いです。 しかし、紀伊・河内・大和から摂津までも席捲した全盛期の実名は「尚慶」の方になります。 巨大なマイナスからの逆転劇、と

noteで読まれやすい記事について | noteでnoteのことばかり書いてると。。。

 noteでnoteのことを書くと、スキだのビュー数って伸びやすい。  それにプラスして、誰々から誹謗中傷されたとか、こんなヤツをブロックしただの書けば、スキは減ってもビュー数は増える。だけど虚しさしかない。  noteの中で、こんなことがありましたって書くときは、運営が思うような対処をしてくれないという、やむにやまれぬ状況以外のときは、なるべく書かないほうがいいかもね。  次にnoteで読まれやすいのは、「書き方」に関することや「どうやったらたくさんの人に読んでもらえる

田沼時代の光と影|江戸の仕掛人 蔦屋重三郎

田沼時代と蔦重蔦重が生きた江戸中期に限らず、いつの時代にもいえるのは、「政治に左右されない文化はない」ということだ。では、蔦重が活躍した時代は、どういう時代だったのだろう。その話に入ろう。蔦重が物心がついた頃、幕閣の最高位「老中」として権力を握っていた人物は、8代将軍吉宗と同じ紀州藩出身の田沼意次である。 吉宗の後を継いだ将軍が9代・10代と続いて凡庸だったこともあって、意次に権力が集中した。蔦重にしろ、京伝にしろ、馬琴にしろ、歌麿にしろ、写楽にしろ、当時の文化を創ったクリ

1月は投稿頻度が劇的に落ちてしまっている😢 将来の投資だと思って、noteも毎日続けていきたい📕 とにかく1月末にかけては、記事のストックをカバーしつつ最低1日1発信をキープしていきたい💦 何事も目的を持って、全力でやり切ってまいりますので 引き続きよろしくお願いいたします🙏

【藤原道長⑩】すべてが思い通り!? いや、悲しみも。道長の晩年「人物相関図」

歴史のオモシロさを「人物相関図」を使って少しでも分かりやすく伝えたいという思いでつづっているnoteです。 今回のシリーズは藤原道長。全記事をまとめたマガジンはコチラから↓ 前回の記事では 道長が 新たな天皇である三条天皇に、自身の娘・藤原妍子(けんし)を中宮(正妻)にすえ権力を固めた様子を描きました。 今回の記事では 道長が かの有名な「望月の歌」を詠む絶頂の姿、そして悲しき晩年について書いていきます。 歴史に名を残す絶大権力者・藤原道長も喜びもあれば 耐え難い悲し

兵庫県南西部の山奥にある棚田のミステリーに迫る

今回は歴史探偵の雲です。 趣味で兵庫県でハンティングをやってます。 今年も予定どおり、11月15日から狩猟解禁となりました。 初猟日に休暇をとって行きました。 土曜日はyoutubeロケで10キロ歩き。 日曜日は、日の出から日の入りまでハンティングです。 だるい、しんどい、はよ帰りたいと言わずに頑張りました。 今回は、ハンティング記事ではなく歴史ミステリーの話です。 兵庫県の南東部(神戸を中心とした瀬戸内海周辺)は基本的に狩猟禁止区域(まあ都市部で銃を撃ってよい場所はあ

似て非なる言葉

(1) 「人懐っこい」(ひとなつっこい) 「一夏っぽい」(ひとなつっぽい) (2)  「ラフだねぇ~」(roughだねぇ~) 「裸婦だねぇ~」(らふだねぇ~) (3) 「頭打ち」(あたまうち) 「仲間内」(なかまうち) (4) 「もっと冷たい」(もっとつめたい) 「もっと詰めたい」(もっとつめたい) (5) 「road」(ロウド) 「道路」(ドウロ) ※「on the road」を 「オン・ザ・ドウロ」と間違えた英語の先生がいたとか、いないとか🤣。 (6

天昇る火柱~第二部(5)「莫逆」【歴史小説】

この小説について  この小説は、赤沢新兵衛長経という武将を主人公として、15世紀末~の戦国時代初期を描く『天昇る火柱』の第二部です。  第一部では、赤沢党の属する細川京兆家は、南北から京を挟撃しようとする前将軍足利義尹、そしてその忠臣畠山尚慶を、からくも退けることに成功しました。  最大のライバルが消え、畿内をほぼ制圧した京兆家が次に目指すのは、さらなる拡大への道「日本国惣知行」。  そして新兵衛にとってはさらにその先、唐船の船団を仕立てて鄭和の夢を追うこと。  しかし

【最終回】天昇る火柱~第二部(6)「与一」【歴史小説】

この小説について  この小説は、赤沢新兵衛長経という武将を主人公として、15世紀末~の戦国時代初期を描く『天昇る火柱』の第二部です。  第一部では、赤沢党の属する細川京兆家は、南北から京を挟撃しようとする前将軍足利義尹、そしてその忠臣畠山尚慶を、からくも退けることに成功しました。  最大のライバルが消え、畿内をほぼ制圧した京兆家が次に目指すのは、さらなる拡大への道「日本国惣知行」。  そして新兵衛にとってはさらにその先、唐船の船団を仕立てて鄭和の夢を追うこと。  しかし

天昇る火柱~第二部(2)「天下」【歴史小説】

この小説について  この小説は、赤沢新兵衛長経という武将を主人公として、15世紀末~の戦国時代初期を描く『天昇る火柱』の第二部です。  第一部では、赤沢党の属する細川京兆家は、南北から京を挟撃しようとする前将軍足利義尹、そしてその忠臣畠山尚慶を、からくも退けることに成功しました。  最大のライバルが消え、畿内をほぼ制圧した京兆家が次に目指すのは、さらなる拡大への道「日本国惣知行」。  そして新兵衛にとってはさらにその先、唐船の船団を仕立てて鄭和の夢を追うこと。  しかし

江戸の仕掛人“蔦屋重三郎”とは何者か?

さて、これから皆々様にお披露目いたしまするは、江戸中期を疾風怒濤の勢いで天馬のように駆け抜けた痛快無比な“稀代の快男児”の物語であります。 男の名は蔦屋重三郎。人呼んで“蔦重”、本屋の重三郎、縮めて“本重”と呼ぶ人もおりましたが、元禄文化の中心地となった上方風にいえば「ツタやん」でございますが、蔦重はその時代には生きておりません。井原西鶴や近松門左衛門らが活躍した元禄時代は1688年から1704年までありますが、蔦重がこの世に生を受けたのは1750(寛延3)年正月7日。元禄

【藤原道長⑨】一条天皇が崩御で新時代に!〈平安ワールド人物相関図〉

ドラマチックな歴史のエピソードを「人物相関図」を使って楽しくご紹介しているnoteになります! 今回のシリーズは藤原道長。まとめマガジンはコチラです⇓ 前回の記事では道長の娘・藤原彰子に紫式部が仕え、彰子が天皇の子供を出産する様を書きました。記事はコチラから↓ 今回は、新しい天皇の即位と 道長の権力を固めていく「やり口」を見ていきます。 平安時代の権力闘争ってホント大変です。。。みんなストレスすごかっただろうな。 ドラマチック過ぎる一生 一条天皇が病で譲位⇒他界…道長