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#日本史がすき

日本史がすきだと感じたエピソード、学習の記録、勉強法など、日本史にまつわる投稿を募集します!

人気の記事一覧

【やはり】かしこは違うな‼️

先日。 とある番組を観ていて勉強になった話をしたい。 まずはみなさんに問題です! 【源氏物語の作者は紫式部ですが、枕草子の作者は誰?】 さぁ。 みなさん。 わかっただろうか? 大河ドラマでも、やっているので思い出した? 方々もいるかもしれない。 ※もちろん、大河ドラマ前からわかっている方々が大半だとは思うが。 正解は・・・ 【清少納言】でした。 さて今回書きたいのは答えがわかるかどうかではない。 読み方である。 みなさんは清少納言をどのような読み方で読んでいましたか? つま

雪吊りは加賀藩のシンボル

【スキ御礼】歳時記を旅する56〔雪吊〕前*雪吊の雪待つ一筋づつの張り 記事 「兼六園から派生した都立公園の雪吊り」の中で、兼六園の唐崎の松の雪吊りの頭飾りは、加賀藩大名行列の槍持ちの槍の毛鞘を模している、と紹介しました。これを深掘りしてみようと思います。  兼六園の雪吊りのうち、唐崎の松は、「りんご吊り」という方法で、五本の芯柱を立て、約八百本の荒縄で松の枝を吊ります。  その先端にある頭飾りは、荒縄を巻きつけ、「飾りいぼ結び」を左右と先端3箇所に施します. これが加賀藩

錦秋の京都旅「浮島十三重石塔と野鳥観察」

前回は宇治神社でお参りをしました。 今回は宇治公園を散策します。鳥さん画像を載せていますので苦手な方はご注意ください。 朝霧橋を渡って最初に向かったのはこちら。 橘島に聳える武骨なオブジェ、宇治川先陣之碑になります。なぜ先陣争いなんかで石碑になるの?そう感じる人のほうが多いかと存じます。 「一番槍は武士の誉れ」 これは先頭で斬り込む武士の生存率が低いからに他ありません。特に川を挟んだ渡河の死傷率は極めて高く近代の戦いでも大きな的になりました。命知らずの勇猛果敢な者だ

「七歳までは神のうち」と胎内記憶(中)

【スキ御礼】「七歳までは神のうち」と胎内記憶(前) 思い当たることがひとつあります。 幼児自身が喋る胎内記憶です。 胎内記憶研究の第一人者とされる池川明氏の著書によれば、胎内記憶のうち、おなかに宿る前の記憶を話す子もいるらしく、次のような証言が紹介されています。 この証言のとおりであれば、「リーダーみたいな天使」が神であって、生まれてくる子どもは「神の子」のように思われます。 幼児が「神の子」であることは、証明はできないけれども、胎内記憶の積み重ねが、信憑性をもって語

「信長の野望」で自分の小説の登場人物をさがしたけどいなかった件

私が書く歴史小説の登場人物は、基本的にみんな実在しています(一部ヒロインを除く)。 だから「信長の野望」の、数少ない戦国初期シナリオと照らし合わせて、ああだこうだ言うこともできたわけですが…👇 それでもゲーム中の武将として存在していない人たちもいます。 マイナー中のマイナーキャラと言えるかもしれませんが、拙著の中では重要な役割を担っていたりします! もちろん残っている史料が少ないため、大いに脚色してキャラをつけている人物も… ただ、それが歴史小説の醍醐味だったりしますね。

歴史は塗り替えられる

最近、こんな衝撃的なトピックを見つけました。 現在では、『江戸時代の社会は、支配者である武士をはじめ、百姓や町人など、さまざまな身分の人々によって構成されていました』と紹介されており、いわゆる「士農工商」という身分区分は存在しなかった……というのです。 私自身は、ばっちり「士農工商の身分制度に基づいていた」と習った世代ですから、この流れは衝撃的でした。 ですが、「鬼と天狗」のリサーチや次作(霞晴れて)のリサーチを通じ、納得できる部分も在るのです。 「霞晴れて」は須賀川の

#振り返りnote | 歴史の好きな人同士が仲が悪いのはなぜか?

 noteはどんなテーマで書いてもよいものだ。一般的に、自分が好きなことと同じことが好きな人とは話が合う。  数学が好きな人と数学が好きな人なら、互いの理解が早いから心地よい交流ができる。  英語が好きな同士なら、英語の話をするのは楽しい。  しかし、私の個人的な偏見かもしれないが、なぜか日本史が好きな人同士は仲が悪いようだ。  誰とは言わないが、日本史が好きで色々な史跡や神社仏閣を探訪している人と、日本史を専門に研究している人同士はフォローすらしていないことが多い。これ

「七歳までは神のうち」と胎内記憶(前)

【スキ御礼】選評*父は富士母は相模野七五三 七五三の由来の話になると、「七歳までは神のうち」という言い方がよく出てきます。 これは、数え年で7歳未満の子供は神に属する存在であり、わがままや非礼があっても責任は問われないということ、と説明されています。  古来からの諺のようですが、その由来は昭和になってからのもので、1914年に柳田国男が著した『神に代りて来る』で、7歳になるまでは子供は神様であると謂っている地方がある、と述べられていて、そこから「七つ前は神の内」ということが

歴史ミステリー 柳生十兵衛を追う! 伝説の剣豪、その真実とは?

今回は歴史探偵の雲です。 2024年末に奈良の柳生街道を歩いたのですが、その時に柳生十兵衛の話題が出ました。 柳生十兵衛は天狗と戦ったとか里見八犬伝に出てくるので、フィクションの人物と思っていたのですが、一緒に山に登った友人のTUBU君が実在の人物で柳生新陰流の使い手であると言います。 江戸時代初期に、この地に新陰流を学びに大勢訪れたと。 徳川家光の師範である。 ゲームにも出てくる隻眼の剣豪である。 TUBU君は詳しいです。 ほぉ、面白い話ですね。 MIZHOさんがTU

神社に墓がない理由と墓を持たないお寺の真実──経済事情から見える寺院の違い

今回は、民俗学研究員の雲です。 最近、京都のお寺や、西国三十三箇所巡礼の旅をやってて思いました。 最近みた神社仏閣、どこにも墓がない! うちの親戚のお墓はお寺に中にあります。 お寺とは、法事などでお坊さんがお経を唱える所だと思ってました。 根本的にお寺のことがわかってない気がしてきました。 超常現象や神仏など信じない私ですが、神仏について記載している文献は歴史書として学ぶことが多いし、礼儀作法や精神を鍛えるという面において素晴らしいと思っています。 単純に神様に祈って

〈べらぼう番外編〉謎の写楽をどう描くのか予想してみた!

東洲斎写楽ほど謎に満ちた浮世絵師はいません。 今年の大河「べらぼう」でも当初から彼にまつわる謎をどう描くのか気になって仕方がありませんでした。 謎だらけの人物だけに、ある意味最も創作のし甲斐のある人物であり、脚本家の腕の見せ所となるキーマンであるのは確実です。 ところが、蔦重が助けて素性のわからないまま引き取った少年・唐丸(渡邉斗翔)が、偶然にもとんでもない画力を披露して蔦重をピンチから救い、誰もが彼が後の写楽ではないかと思わせる展開になりました。 素直に唐丸=写楽で進ん

シビレる蔦重のセリフに感極まる!

女郎屋の親父衆に言い切ったセリフにシビレました!! 「女の股で飯食ってる腐れ外道の忘八の、 たった一つの心意気なんじゃねえっすか」 「花魁たちに胸を張らせるために、 つまんねぇ脅しに負けねぇで、共に戦ってくだせえ!」 よく言った!蔦重! 女郎の血と涙がにじんだ金を預かるなら、女郎たちが一番得するようにしてやりたいという話から、じわじわと胸に響いていたのですが、締めのセリフにドッカンとやられてしまいました。 こと吉原の事に関しては”正義のかたまり”のような蔦重ですが、

note毎日投稿87日|移動すれば、繋がる。

せわしないなぁとじぶんでも思うけれど、きのう用事で広島の実家に戻り、1泊だけしてきょう神戸に戻ってきた。 弾丸里帰り。 途中、1時間半だけ福山市(広島県)の図書館に立ち寄って、すごい勢いで資料調査。 ありがたいことに「本を探します」コーナーがあったので、司書さんにも助けてもらって、資料を探す。アラームをかけて新幹線の時間ギリギリまで調べもの。 ほんまにせわしない。 でもすごくいい資料があって、しかも、今までいろんなところで調べてきたことが、全部繋がるようなパチパチし

流れぬ彗星〜第二部(1)「雪叩き」【歴史小説】

この小説について  あの畠山次郎が帰ってくる! 「天昇る火柱」第二部の終幕から、少しだけ時を戻して…  天王寺の陣で、主君・足利義尹の来援を待ち続けていた畠山尚慶。  しかし願いは叶わず、細川京兆家の若き猛将・薬師寺元一によってその軍勢は打ち砕かれてしまう。  再び紀伊へ逃れようとした尚慶は、一体どのようにして生き延びたのか。  どのようにして再起を果たしたのか?  そして京兆家を揺るがした内訌「薬師寺元一の乱」に、どこまで関わっていたのか……?  失われた断片を埋め、畠

大和朝廷の全国統一は「疫病」から始まった?!

大和朝廷の全国統一 第一話 第十代 崇神天皇 ①  「崇神天皇」の名は、「神に祟られた」とも、「神を崇めた」ともとれますが、あなたはどちらだと思いますか?  「崇神」というのは、『日本書紀』奏上から数十年後に淡海三船によってつけられた漢風諡号ですが、なぜ「崇神」と名付けたかは記されていませんので彼の意図はわかりません。解釈は人によって違いますね。 ちなみに『日本書紀』には、和風諡号で「御間城入彦五十瓊殖天皇」と記され、『古事記』は同じ読みで「御真木入日子印恵天皇」という

朋とまたこの地に生きむふきのとう 昨日所用のために二本松へ足を運び、ついでに立ち寄った蓮華寺でふきのとうを見つけました。 蓮華寺では、少年隊の戦死者である岡山篤次郎の墓前で手を合わせてきたのですが、そのお墓の近くに出ていたふきのとうです。

時代小説 | 元禄の冬

(1)   元禄16年、冬のことである。尿意を覚えて、丑三つ時に厠に向かった。そのとき、月明かりに照らされた男を見た。夜盗か?  咄嗟に私は物陰に隠れ、不審者の動静を固唾を飲んで見守っていた。男はピクリとも動かない。膠着状態が続いた。これではこちらも、動くに動けない。しかも尿意を我慢するのも限界に近付いていた。思わず地団駄を踏んでしまった。予想以上に大きな物音を立ててしまった。その音に反応した男はこちらを見た。目と目が合ってしまった。 「はい、はうあぁゆぅ、近松殿?」  

流れぬ彗星〜第二部(2)「天下会盟の計」【歴史小説】

この小説について  あの畠山次郎が帰ってくる! 「天昇る火柱」第二部の終幕から、少しだけ時を戻して…  天王寺の陣で、主君・足利義尹の来援を待ち続けていた畠山尚慶。  しかし願いは叶わず、細川京兆家の若き猛将・薬師寺元一によってその軍勢は打ち砕かれてしまう。  再び紀伊へ逃れようとした尚慶は、一体どのようにして生き延びたのか。  どのようにして再起を果たしたのか?  そして京兆家を揺るがした内訌「薬師寺元一の乱」に、どこまで関わっていたのか……?  失われた断片を埋め、畠

流れぬ彗星〜第二部(4)「腐りゆく鉄」【歴史小説】

この小説について  あの畠山次郎が帰ってくる! 「天昇る火柱」第二部の終幕から、少しだけ時を戻して…  天王寺の陣で、主君・足利義尹の来援を待ち続けていた畠山尚慶。  しかし願いは叶わず、細川京兆家の若き猛将・薬師寺元一によってその軍勢は打ち砕かれてしまう。  再び紀伊へ逃れようとした尚慶は、一体どのようにして生き延びたのか。  どのようにして再起を果たしたのか?  そして京兆家を揺るがした内訌「薬師寺元一の乱」に、どこまで関わっていたのか……?  失われた断片を埋め、畠

短編 | ゆく河の流れ

 生まれた人間がこの世に滞在するとは、河の流れに浮かぶ泡のようなもの。魂が宿る人間の体は、仮の住まいに過ぎない。地位や名誉を求めてなんになろうか?  私は余生を自分の思索のために費やすために都を離れて、一人狭い庵に住むことにした。人の往来はほとんどない。  日記ではないが、日々思ったこと、感じたことを紙にしたためる生活を送っている。  人と比べない生活とは実に清々しいものである。心を乱されることは少ない。心が乱れることがあるとすれば、それは己の心に残りし邪心によるものだろう

歴史学習のヒント

歴史学習の落とし穴は幾つか存在する。そしてこれはよく陥る話であって珍しい話ではない。ゆえにここは必ず留意するところである。 1つ目は年号と人物と事象を暗記する事が歴史学習だと考えている事だ。年号と事象は単なる情報や記号である。それ自体を大量にインプットした所で 歴史素養のネットワークはまるで形成されない。 1192年に鎌倉幕府が開かれました 1789年にバスティーユ監獄が襲撃されました 坂本龍馬は当時としては革新的な人でした という文章の暗記は歴史学習とは云えない。 2

もう初出版⁉速い展開に心配もある

「吉原細見」の制作本屋「鱗の旦那」と呼ばれる鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)は蔦重(横浜流星)の味方で協力者だと思っていましたが、最後に不穏な表情を浮かべていました。 え?もしかして蔦重を妬んでいる?? 江戸出版界の大物・鱗形屋 大衆本の企画・制作・販売をした地本問屋で、この当時は江戸ではトップ企業、「吉原細見」も独占販売していました。 「吉原細見」の内容の更新もせずに古い情報のまま出版していたのは、商売に胡坐をかいていたようです。 その改訂を素人同然の蔦重に任せたのは、き

大晦日に読みたい2冊

樋口一葉 「大つごもり」 井原西鶴「世間胸算用」 Ihara Saikaku, "This Scheming World" Geminiによる「あらすじ」樋口一葉「大つごもり」あらすじ

流れぬ彗星〜第二部(3)「宿敵、邂逅」【歴史小説】

この小説について  あの畠山次郎が帰ってくる! 「天昇る火柱」第二部の終幕から、少しだけ時を戻して…  天王寺の陣で、主君・足利義尹の来援を待ち続けていた畠山尚慶。  しかし願いは叶わず、細川京兆家の若き猛将・薬師寺元一によってその軍勢は打ち砕かれてしまう。  再び紀伊へ逃れようとした尚慶は、一体どのようにして生き延びたのか。  どのようにして再起を果たしたのか?  そして京兆家を揺るがした内訌「薬師寺元一の乱」に、どこまで関わっていたのか……?  失われた断片を埋め、畠

心の雪景色

フォロワーさんの記事の感想。 213.   まゆは さん。 この note をお勧めする人(私見) ① いぬが すき。 ② つぶやきも すき。 ③ 空とか 雪を 眺めたい。 朝焼けや 雪景色がきれいな note。 ワンちゃんへの つぶやき いいですね。 雪を見ると 札幌での生活を 思い出すなぁ。 雪で探したら なるほど!な 言葉があった。 「欲深き 人の心と降る雪は     積もるにつれて 道を失う。 」     by 高橋 泥舟 さん(幕末の武人)。 何事も 欲ばり

べらぼうに夢を追った蔦屋重三郎、そのゆかりの地を歩く ─吉原周辺─

大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の舞台である吉原を訪ね、蔦屋重三郎ゆかりのスポットをめぐりました。 ▼関連書籍 江戸新吉原耕書堂はじめに訪れたのは、蔦屋重三郎が開いた耕書堂を模した観光拠点施設「江戸新吉原耕書堂」。1月18日に開業したばかりのこの施設は、東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅から南東に向かって13分ほど歩いたところにあります。蔦屋重三郎の版元印を染め抜いた藍色の暖簾が目印です。 入口の右手には、吉原の成り立ちや蔦重との関わりを記したパネルと「吉原今昔図」が

61.日本のクリスチャン偉人「内村鑑三:内村鑑三が現代の私たちに教えてくれること」

こんにちは^^ 私のノートをご覧になってくださる方、フォローしてくださった方、本当にありがとうございます。 皆さんのいいねやフォローが大きな励みとなっていますm( _)m! 今は聖書・キリスト教の出会いが人生の転機となって偉業を成した日本人を紹介してしますが、 今回は「内村鑑三」という人物について、最後の記事を書きます。 明治時代の激動の中を生きた内村鑑三は、イエス・キリストへの信仰と愛する祖国・日本への思いを胸に、数多くの困難に立ち向かいました。その生き方は、現代を生き

近江洲に大湖を開く

大和朝廷の全国統一 第四話 第十代 崇神天皇 ④ 『海東諸国紀』  今回は李氏朝鮮の知識人でハングル制定にも寄与した申叔舟が記した『海東諸国紀』「日本国紀」から崇神天皇を考えてみます。 ※「伊豆国船を献上ず」と書かれていますが、伊豆国から献上された船というのは、崇神紀では無く応神天皇紀に記される「枯野船」のことで、崇神天皇と応神天皇を間違えているのではないかと思いますが。。  『海東諸国紀』とは、申叔舟(1417-1475)が1471年に日本と琉球の歴史・地理・風俗・言

読切短編 | 南千住駅の友情

(1)   年の瀬が近づいていた。長年温めてきた夢が叶う。私は久しぶりに南千住駅にほど近い小塚原刑場跡地で、玄白と会う約束をした。  いまだに使い慣れぬ天国LINEで、天国1番街に住む彼に連絡した。 「おお、良沢か。懐かしいなぁ。元気にしていたか?お互いに死んでしまっているけどな。閻魔大王様の『下界滞在ビザ』を取得できたよ。君と同じ、2024年12月30日に滞在許可がおりてよかった。では、小塚原刑場跡地で会おう」  現世で莫大な資産を築いた玄白は、『あの世ヒルズ』のタ

【漫画】「望月の歌」ってどんな意味? ー 藤原道長は傲慢な歌を詠んだわけではなかった!?

平安時代の有名人、藤原道長の和歌 ー この世をば 我が世とぞ思ふ望月の かけたることもなしと思へば ー。 摂関政治の絶頂を極めた彼が、「この世は自分のものである。望月に欠けたところがないように私にも欠けたところがないのだから…」と自らの栄華を誇りに詠んだ傲慢な歌と言われてきましたが、果たしてそうなのでしょうか? 近年この和歌に新しい解釈がなされ、私たちにこれまでと異なる道長像を見せてくれています。 この「望月の歌」の新釈は、当時の政治状況とそこに関わるキーパーソン・藤原実

天賦の純金

フォロワーさんの記事の感想。 224.   ダノシジン さん。 この note をお勧めする人(私見) ① 詩を 読むのが すき。 ② ただ隣人を愛して平和を、望む。 ③ リテラート= 在野学者で ありたいな。 元パフォーマーさんの 素敵な詩の note。 リテラートって響きが 格好いいなぁ。 へぇ~ 吉田松陰さんが詩人… 愛が切ない! その吉田松陰さん、名言が 多いですね。 「人間は みな なにほどかの 純金を持って  生まれている。聖人の純金も われわれの  純金も

流れぬ彗星〜第二部(5)「仇同士」【歴史小説】

この小説について  あの畠山次郎が帰ってくる! 「天昇る火柱」第二部の終幕から、少しだけ時を戻して…  天王寺の陣で、主君・足利義尹の来援を待ち続けていた畠山尚慶。  しかし願いは叶わず、細川京兆家の若き猛将・薬師寺元一によってその軍勢は打ち砕かれてしまう。  再び紀伊へ逃れようとした尚慶は、一体どのようにして生き延びたのか。  どのようにして再起を果たしたのか?  そして京兆家を揺るがした内訌「薬師寺元一の乱」に、どこまで関わっていたのか……?  失われた断片を埋め、畠

65.日本のクリスチャン偉人「新渡戸稲造:平和の架け橋――新渡戸稲造が現代に教えること」

こんにちは^^ 私のノートをご覧になってくださる方、フォローしてくださった方、本当にありがとうございます。 皆さんのいいねやフォローが大きな励みとなっていますm( _)m! 今は聖書・キリスト教の出会いが人生の転機となって偉業を成した日本人を紹介してします。 今日は「新渡戸稲造」に関する記事の最終回となります。 <平和の架け橋――新渡戸稲造が現代に教えること> 新渡戸稲造は、国際社会で活躍した日本人として、平和のために尽力した先駆者の一人です。彼は国際連盟の事務次長とし

四道将軍と稲荷山鉄剣で思うこと

大和朝廷の全国統一 第三話 第十代 崇神天皇 ③ 四道将軍、『古事記』と『日本書紀』の違い  『日本書紀』崇神天皇紀には、北陸・東海・西道・丹波の四つの地域に「四道将軍」を派遣したことが記されます。一方『古事記』は少し違っていて、整理すると、 『日本書紀』が記す四道将軍 北陸道  大彦命 東海道  武淳川別 西道道  吉備津彦 丹波   丹波道主命 『古事記』は三道 高志道     大毗古命 東の十二道   武沼河別命 旦波      日子坐王 ※『古事記』は、吉

【最終回】流れぬ彗星〜第二部(6)「帰らざる者」【歴史小説】

この小説について  あの畠山次郎が帰ってくる! 「天昇る火柱」第二部の終幕から、少しだけ時を戻して…  天王寺の陣で、主君・足利義尹の来援を待ち続けていた畠山尚慶。  しかし願いは叶わず、細川京兆家の若き猛将・薬師寺元一によってその軍勢は打ち砕かれてしまう。  再び紀伊へ逃れようとした尚慶は、一体どのようにして生き延びたのか。  どのようにして再起を果たしたのか?  そして京兆家を揺るがした内訌「薬師寺元一の乱」に、どこまで関わっていたのか……?  失われた断片を埋め、畠

福島にとっての戊辰戦争

3年前に、下記の記事を書きました。 そう、「直違の紋に誓って」を連載していた頃の話です。 元々「直違の紋~」は、あるきっかけで、二本松少年隊最後の生き残りである、武谷剛介を知ったことから生まれた作品でした。 戊辰戦争モノとしては珍しく、「戊辰の悲劇」で終わらせずに、彼の西南戦争への従軍を経て人間としての成長を描くことで、薩摩の人にも受け入れて頂いた作品となりました。 実情は複雑だった「戊辰戦争」上記の記事でも書いたように、戊辰戦争の実情は複雑でした。「裏切者」として扱わ

59.日本のクリスチャン偉人「内村鑑三:武士の子とキリストの出会い」

こんにちは^^ 私のノートをご覧になってくださる方、フォローしてくださった方、本当にありがとうございます。 皆さんのいいねやフォローが大きな励みとなっていますm( _)m! 今回は聖書・キリスト教の出会いが人生の転機となって偉業を成した日本人を紹介してします。 最初に「内村鑑三」という人物について、3回に分けて紹介します。 <内村鑑三という人物> 彼は明治時代を代表するキリスト教思想家であり、無教会主義の提唱者として知られています。その人生は、武士の家系に生まれながらも

天昇る火柱~第二部(4)「追放」【歴史小説】

この小説について  この小説は、赤沢新兵衛長経という武将を主人公として、15世紀末~の戦国時代初期を描く『天昇る火柱』の第二部です。  第一部では、赤沢党の属する細川京兆家は、南北から京を挟撃しようとする前将軍足利義尹、そしてその忠臣畠山尚慶を、からくも退けることに成功しました。  最大のライバルが消え、畿内をほぼ制圧した京兆家が次に目指すのは、さらなる拡大への道「日本国惣知行」。  そして新兵衛にとってはさらにその先、唐船の船団を仕立てて鄭和の夢を追うこと。  しかし

62.日本のクリスチャン偉人「内村鑑三が残した名言」

こんにちは^^ 私のノートをご覧になってくださる方、フォローしてくださった方、本当にありがとうございます。 皆さんのいいねやフォローが大きな励みとなっていますm( _)m! 今は聖書・キリスト教の出会いが人生の転機となって偉業を成した日本人を紹介してします。 前回までで日本で聖書に出会い大きな人生の転換を果たした偉人である「内村鑑三」について3回に分けて記事を書きました。 今日は「内村鑑三シリーズ」の最後として、内村鑑三が残した名言を10個紹介します。 1.「我、キリス

写真集 |江戸時代を体感してみよう!

 「古河公方」の跡地は、現在、公園になっています。  「古河公方公園」を散策してみました。江戸時代の農機具を見学したり、野鳥を観察することができます😆。  ホントは春に見学したほうが花がきれいなんですけどね。

kindle『長崎マイナー人物伝』出版しました!

こんばんは。肥前歴史研究家(自称)のひとみです。 この度初めての単著(kindle)『長崎マイナー人物伝』を出版しましたので、ご案内申し上げます。 *購入価格800円ですが、kindle Unlimitedなら無料で読めます。 出版の切っ掛けとなったのは、昨年10月初めに「好きを仕事にするかさこ塾塾長」のかさこさんへ、今後の活動についてオンラインで相談したことです。その時にkindle出版を勧められ、ちょうど11月にかさこさんがオンラインのkindle出版講座で話をされた

下見の「春日大社」~東大寺とその近傍をめぐる②

前回はこちら 浄瑠璃寺で国宝の仏像に酔いしれたあと、ちょこっと下見がてらに「春日大社」へ立ち寄りました。 いきなり驚いたのが境内の駐車場が1,500円だったことです。 こんなに高かったっけ? いやいや~絶対に1,000円以内だったはずだと思ったら、やはり昨年の9月に一気に500円も値上がりしたようです。 それにしてもオーバーツーリズムの影響は奈良も大きく受けているとは思っていましたが、こういう強気の金額設定は、地元の近畿圏内に住む日本人にはたまらない。 拝観料の値上げだ

【キンキンとは】 大河ドラマ 『べらぼう』 第6話

漫画の出版社で繰り広げられている(であろう)編集会議が伺える回でした。 青本がつまらないとはどういうことか、とは、最近売り上げが振るわない漫画雑誌をどう立て直すかを話し合っているようです。 このつまらないと言われている月刊誌をまた面白いものにするにはどうしたらいいか。一目千本のような遊戯もの(?)で、ドッカンドッカン当たるものにするにはどんなお話を集めればいいのか。 その物語に「髪をキンキンに決めた人たち」を出すってことは、あれですね、『ろくでなしBLUES』とか『ビー

江戸文化が花開く時代と吉原の実情との対比が見もの

昨年とはいえ、ほんのちょっと前まで京都・朝廷貴族の様子を描いていたのが、一変して700年先の江戸時代中期のお話です。 ひとつ安心したのは、またいつものように子供時代からチンタラと始まるのかと思ってたのが、今回はいきなり主人公の蔦屋重三郎(横浜流星)が22歳から始まりました。 以降、蔦屋重三郎は「蔦重」と表記します。 こういうテンポの良さはいかにも江戸っ子とよく合っていて、私は好きです。 明和9年(1772)の「明和の大火」から始まり、しかも火の見櫓で火事を知らせる半鐘を

家に伝わるオオサンショウウオ伝説、その真実に迫る

今回は歴史研究家の雲です。 ふとした事から過去の出来事の真偽を考察することになりました。 元々は岡山県に等身大Zガンダムがあるという情報があり、ガンオタのReiさんが、見ておく必要があるというので同行することになりました。 そのためだけに、遠方まで出向くのはもったいないので、周辺地図を見ました。 鳥取県と岡山県の県境近くに射撃場があります。 湯原国際クレー射撃場といいます。 この射撃場には何度も行ってます。 銃を持って移動するときは、基本的にお店などには入れません。 (車

歴史ミステリー:「宝塚」は小林というおっさんが創ったというのは本当か検証してみました

今回は歴史研究家の雲です。 ※表現で小林さんの語尾に「おっさん」を敬称としてつけてます。兵庫県では古来から親愛を込めて熟年男性に敬称としてつけます。 今回の記事では。親愛をこめて「おっさん」を使わせて頂きます 先日、登山師匠と山ガールMIZUHOさんと宝塚市の廃線跡をウォーキングしてました。 廃線跡を歩く途中に師匠が不意に言います。 師匠:「宝塚ってな、小林というおっさんがひと儲けしようと作った」 雲:「昔、聞いたことあります」(小林さんとう名前は知らない) MIZU

「信長の野望」で自分の小説の登場人物をさがしてみた⑤~足利義尹

『信長の野望』と勝手にコラボシリーズ第五弾! (しかも22年前の「蒼天録」限定です) 今回ピックアップするのは、『流れぬ彗星』『天昇る火柱』を通じてのキーパーソン、不屈の大将軍こと足利義尹様です! この方の「奪われた将軍位を取り戻す」という執念、コケの一念で時代が動いて(周りが掻き回されて)きたと言っても過言ではない。 義尹、といっても、高校日本史をやられた方はかえってわかりにくいかもしれません。 「そんなのいたっけ?」と。 それもそのはず、この方は少なくとも生涯に二度

【藤原道長⑦】道長の権力すごろくッ 娘を天皇に嫁がせ進撃じゃー!!

歴史のオモシロさ、深淵な味わいを「人物相関図」を用いて できるだけ分かりやすくご紹介しているnoteです。 今回のシリーズは藤原道長。記事をまとめたマガジンはコチラからどうぞッ 前回の記事では道長のいとこであり最大のライバル・藤原伊周(これちか)がヤラカシ事件を起こし、政治の中心から退場してしまった様を描きました。記事はコチラになりますッ⇓ 今回は道長が自身の権力を盤石にするために自身の娘を天皇に嫁がせるお話。道長による「権力すごろくゲーム」が進んでいくカンジです。

源頼朝&源義経 の一生【人物相関図】で分かりやすく総覧

歴史の楽しさを「人物相関図」でエンタメ的にご紹介しているnoteです! 全15回の記事でつづってきた源頼朝&源義経ブラザーズの物語(まとめマガジンはコチラから↓) 今回の記事では頼朝と義経の一生を「人物相関図」を使って一気にまとめてみたいと思います! ちょっと長いですけど、2人の兄弟の人生を流れでつかめるかと思います。 平清盛が源氏をフルボッコ!京都で起こった「平治の乱」という権力争いの戦いで、平氏のボス・平清盛によって、源氏が討伐されます。 源頼朝&義経の父・源義朝

ブラタモリ・東海道五十七次の感想文

三夜連続放送のブラタモリ観ました。テーマは東海道五十七次ということでわたくしのバリバリ地元です。 はじめに 番組が好きな方はもしかしたらお気に触るかもしれません。辛口論評が苦手な人は『第一夜』『第二夜』を飛ばして『第三夜』の感想だけをご覧ください。 NHKはスポンサーを集める民放とは違って、税金と同じような強制的集金制度になっています。これまでわたしは多方面の配慮をしてきました。しかしNHKだけはハッキリと物を申します。受信料を払わないという権利が行使できませんので文句