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#振り返りnote | 歴史の好きな人同士が仲が悪いのはなぜか?

 noteはどんなテーマで書いてもよいものだ。一般的に、自分が好きなことと同じことが好きな人とは話が合う。
 数学が好きな人と数学が好きな人なら、互いの理解が早いから心地よい交流ができる。
 英語が好きな同士なら、英語の話をするのは楽しい。

 しかし、私の個人的な偏見かもしれないが、なぜか日本史が好きな人同士は仲が悪いようだ。

 誰とは言わないが、日本史が好きで色々な史跡や神社仏閣を探訪している人と、日本史を専門に研究している人同士はフォローすらしていないことが多い。これは、三年半、私がnoteを続けていて何度も目撃してきたことだ。

 たとえば、趣味として史跡を探訪して記事を書いてる人の記述に、学術的に不正確なところがあることを専門に研究している人が指摘すると、不機嫌になりもっともな指摘をした方をブロックする。そういう方がいた。

 日本史の場合はとくに、史料や論文を読み込んだり学術的な研究をしている「専門家」と、司馬遼太郎のような小説やエッセイを読むことで日本史が好きだと自称する「歴史オタク」とは肌が合わないようである。当然と言えば当然のことなのだが。

 その点では、数学が好きな人と研究者との間に仲違いは少ない。というのは、考え方やアプローチの仕方の相違はあるにしても、正しいものは正しいからだ。

 歴史好きがエッセイを書くのは自由だが、一次史料にあたることもなく、小説を読むだけで、さもそれが歴史であるかのように語るのはやめてほしい。

 自説を述べるのは結構だが、参考文献に研究書をあげることもなく記事を書くのは、単なる散歩日記に過ぎない。

 日本史オタクが書く記事は、ファクトチェックの手間がかかるだけなので、私は嫌いだ。歴史が好きで歴史について語るなら、史料はきちんと読め!、と思う。
 小説・エッセイを読み、大河ドラマを見ただけで、ブラブラ散歩して記事を書くならただの「散歩日記」。

 素人を集めてチヤホヤされると喜び、研究者がまともな指摘をすると即ブロックする。変な人だな、とつくづく思う。

 しっかりした歴史ネタを書くために、毎日投稿を断念しているといいながら、やたらと「note持論」の記事が多い。
 持論のnote論を書く暇があるなら、もう少しまともな「歴史研究」を書いてほしい。
 大河ドラマや時代小説を楽しむことと、ファクトに基づく歴史研究をすることは似て非なるものだ。

 歴史をついて掘り下げた記事を書きたいのなら、note論を書くな!


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