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「七歳までは神のうち」と胎内記憶(中)

【スキ御礼】「七歳までは神のうち」と胎内記憶(前)

思い当たることがひとつあります。
幼児自身が喋る胎内記憶です。

胎内記憶研究の第一人者とされる池川明氏の著書によれば、胎内記憶のうち、おなかに宿る前の記憶を話す子もいるらしく、次のような証言が紹介されています。

雲の上には、数えきれないくらい赤ちゃんがいっぱいいて、天使みたいに羽がついているの。それで、リーダーみたいな天使がいて、その人は赤ちゃんにはならない人なんだけど、その天使がお母さんを選んでいいとか教えてくれるの

池川明『ママを守るために生まれてきたよ!』学研パブリッシング 2010年

この証言のとおりであれば、「リーダーみたいな天使」が神であって、生まれてくる子どもは「神の子」のように思われます。

幼児が「神の子」であることは、証明はできないけれども、胎内記憶の積み重ねが、信憑性をもって語られる根拠になっているのではないかと思うのです。

 また、胎内記憶を持つ子供の割合は、2~3歳から5~6歳までは30%、小学生は約10%なのだそうです。
その先、中学生は2~3%、大人だと1%くらいになるそうです。
 神の子であるのが7歳まで、と言われるのは、医学的には、医学が発達していない昔は幼児の死亡率が高かったことと、法的には、古代から7歳くらいまでは法的責任が問われなかったという境界の年齢であったことと結びついたことが第一かと思います。
 ただ、それだけでなく幼児期には胎内記憶が残っている確率が高いこともその要因ではないかと思うのです。
(続く)

(岡田 耕)


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