我が家の怒り方改革! ダメだけじゃ伝わらない
最近、自宅で仕事をしていても、どこか気が休まらない。パソコンの画面に映るメール本文よりも、リビングにいる小学一年生の息子・蓮(れん)のほうが気になって仕方がないのだ。
僕は三十代の在宅ワーカーだ。外資系の企業に勤めているので、パソコンとネットがあれば都会のオフィスに行かずとも仕事が回ってしまう。地方暮らしの我が家は、朝から晩まで忙しなくバスに乗って出社する妻と、在宅でほぼ家にいる僕とで、働き方のギャップが大きい。おかげで、平日の夕方に家にいるのは僕と蓮の二人きり――つまり、